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蹴球生観戦記~ルヴァン杯A組最終節~

こんばんは。消化試合になってしまったルヴァンカップグループリーグ最終節。
4-1で勝利しました。突破できなかったのは残念ですが、この試合でベンチに回ってしまっている選手や復帰明けの選手の出来を確認できたのは良かったのではないかと思います。
福岡県の緊急事態宣言の影響もあり、千人にもいかない観客でしたが、熱気は変わらないものと感じました。
城後が二得点、石津とファンマが得点と素晴らしいゴールラッシュもあり思い切って用心しながら現地行って良かったです。
では、振り返って見ますね。


出場選手

スタメン
GK永石
RSB湯澤
CBグティエレス・宮
LSB輪湖(キャプテン)
DHカウエ・重廣
RSH吉岡
LSH石津
FWファンマ・城後
ベンチ
GK山ノ井DFグローリ・森山・桑原MF北島FW山岸・渡

前半

前半は立ち上がりは鳥栖がサイドから鋭く攻めるといった場面がありましたが、鳥栖がレギュラーと控えの差と言うのかちぐはぐな場面が多く感じました。それに対し、アビスパは戦術の共有・浸透が良くリーグ戦にこの試合にスタメンの誰が出ても準備できていると感じるほど安心して見られました。
早い時間の城後の得点は、輪湖が石津に相手DFの後ろへ要求し、そこからクロスを上げての綺麗なクロスからの素晴らしいヘディングゴールでした。
相手外国籍選手の裏抜けで危ない場面もありましたが、グティエレス・宮がよく見ており危ない場面は少ない前半でした。

後半

まさか、こんなゴールラッシュになると思いもしなかった後半。
城後が再びゴール。今度は右サイドからと城後のクロスに合わせる能力すごくないですか?この試合、通して選手誰もが良かったですがその中でも吉岡は屈指でした。前線からの寄せ、インターセプトしてからの持ち上がりや競り合った後のボールへの反応。リーグ戦で再びスタメンの座を得るかもしれません。そんな吉岡が送ったペナルティエリア付近の混雑からのクロスを城後が左サイドゴール脇からヘディングで叩き込みました。あれは、ペナルティエリア付近にいた選手皆が良かったです。
そして、勢いに乗るように中盤でボールを奪うとカウエから石津。その時に走り込んで相手DFを釣ったFW陣の働きも素晴らしかったです。
ファンマのゴールも、同じように連動したゴール。空からも地からもと得点のバリエーションが素晴らしかったです。
この試合、得点全部流れの中と言うのもすごいですね。
鳥栖が4-0の劣勢から林ら主力を投入。
林、ほんと凄かったです。すごく捕まえにくそうにしてましたし、小屋松のドリブルも切れてました。林らが入って鳥栖の攻撃陣が息を吹き返しましたが、結果的には手遅れでした。
林のゴールで一点返されると鳥栖の攻撃の圧力が高くなりました。そこは、凌いでいくもCKからの被カウンターで輪湖が小屋松へのファールで2枚目のイエローで退場になりました。
この場面、得点差だけで見るなら無理に止めなくてもと思う場面でしたが、輪湖選手が退場になってまで止める価値は私はあったと思います。あのまま、抜けさせていたら数的不利は無かったでしょうがそれ以上に鳥栖への勢いを与えてしまうし、その姿勢がチームとして波及してしまわないかと考えると結果としては輪湖選手の選択は良かったのではないかと思います。ところで、このレッドはどこで消化されるのですかね?
輪湖選手が退場し、数的不利のなかアディショナルタイム含め残り10分というところで監督は北島と桑原を入れました。LSBの本職でしっかり穴を塞ぐのとプレスの強度補強もあってでしょうがこの采配に二人は見事答えたと思います。
北島選手はボールを持つと前への姿勢を見せ、被ファールを受けるなど一方的な攻めを防ぐ場面ありましたし、桑原選手は緩いボールへのインターセプトと守備で光る場面がありました。
結果、鳥栖へ追加点を与えず4-1で勝利となりました。

印象的だった選手、場面

この試合では、ほんと選手全員素晴らしかったです。
永石は、失点しましたがあれは林が素晴らしかった。ゴールキックの軌道や距離は、結構好きです。セーブも良かったですしね。
湯澤は、場面場面で攻守に効いていて吉岡と一緒に右サイドを制圧する場面も。
輪湖は、退場もありましたが先制点のアシストやサイドでの守備強度とほんと良かったです。キャプテンマークで気負い過ぎるのか、頼もしくもあり、抱え込み過ぎないでと思ってしまいますね。個人的に、MOM候補でもあります。
グティエレスと宮は、相手外国籍FWをしっかり見て対処し、放り込みに対してしっかり弾いてました。裏抜けに対しては危ない場面があったので、そこは修正でしょうか。
カウエと重廣は、フル出場でコンディションの確認が出来たのと守備の良さ、カウエはアシスト含め良いパス。重廣は後半も前線で追い回すコンディション確認とボランチの競争が嬉しい悩みになりそうです。
石津は、この試合ほんと輝いてました。輪湖とコンビネーションが良いのか中に入っての捌きもよく。攻守に輝いてました。志知選手を休ませる時は、石津輪湖コンビの左サイドがいいかもしれませんね。
吉岡も、この試合素晴らしすぎでした。攻守にわたり素晴らしい場面をいくつも作ってました。ほんと、縦横無尽に走っては抜け目ないというか、インターセプトや攻めあがりと読みやボールへの嗅覚が凄い。出場する度に磨かれ引き込まれる小太刀的な強さがありますわ。
ファンマ、競り合いの強さは言うまでもなく巧みさもあるので頼もしい。相手DFもファール上等で守りに行ってるような感じで、昨季よく見た光景が見れました。イエローカードの場面も、山岸が削られてとお馴染みでした。ほんと、色々と頼もしくもあるけど抑えても欲しくもある悩ましさ。
城後、本日2得点。両方クロスをヘディングでと嗅覚が凄い。コンディションしっかり整えればまだまだやれると証明してくれてる頼もしさであり、準備しているという安心感。城後がゴール決めると、やはりうれしい。ヒーローやね。
交代で入った選手で山岸・グローリ・渡は安定と言うことで特段いうこともないかな?って感じで流させてもらって。
北島と桑原は、後半の所で述べた通り。

ルヴァンカップが予選敗退となり、リーグ戦と天皇杯が残りますがこのメンバーなら良いところまで行けそうかなと思います。
戦術の浸透と同じ方向を向いてる状態の良さ。
監督とスタッフの手腕もあってでしょうが、ほんと素晴らしいチームです。
長くなりましたが、久しぶりに書きました。
少しでもこの試合の雰囲気を感じ、楽しんでもらえたら幸いです。

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