漫画等の表現規制に対する軽度の聴覚障害者の一意見

はじめに

令和3年12月18日土曜日。TwitterのTLで、表現規制についてにぎわってるので少々自身の経験的な意見をだらだら書き綴っていきたいと思います。
私は、過度な表現規制には反対します。そこは、感情的な部分もありますが、なによりこの人生。自分自身がこうして人間らしく?行動できているのは、幼少のころから多くの漫画をはじめとする本を自由に読ませてもらえた部分もあるからです。
ネットの海に漂う一葉かもしれませんが、誰かに何かを感じてもらえたらと思います。

耳聞こえが悪い子どもと漫画による表現、認識の広がり。

タイトルで触れていますが、私は聴覚障害があります。等級こそ6級と全く聞こえないわけではないけど大きな音が必要になります。聴覚が幼少の発達に及ぼす影響については、たぶんTwitterで何人もいる先生方の方が詳しいものと思われます。そんな私が今現在仕事して、友人と遊んだり出来てこういう風に文章を入力してと普通に見えるかもしれません。それは、幼少期に母親が特に寛容であったことです。
絵本が、好きでした。カラスのパン屋さん、今でも覚えています。
ジャンプ、サンデー、マガジン、ギャグ王、コロコロ、ガンガン、ボンボン。
色々読ませてもらってました。
そのどれかで掲載された芋虫とか出てくるリアルなホラー嫌いでした。ぬ~べ~の怖い回も読み飛ばしました。
子ども心に、嫌いと思ったり怖いと思ったのは避けました。親が心配しなくても、子どもは避けると思います。
ジョジョの奇妙な冒険、男塾。
憧れましたし、少し信じました。まぁ、中二病が治るように。夢から覚めるように。自然と架空と現実なんて区別付きました。
中華一番。
料理に興味湧いて自炊の切っ掛けにもなりました。
ラブひなやネギま。オヤマ!菊之助。
ちょっぴりエッチな表現にワクワクしました。でも、それでエッチなことや何がしていけないか。キャラがお仕置きで吹き飛ばされることで、イケないことと学びました。
漫画や小説等で、動作や言葉、多くの表現がどういう状況かを学べました。
親兄弟、友人の関係も人格形成や道徳教育に影響あったでしょう。本当に危ない、イケないときに優しく声をかける準備だけで良いと思います。
でも、私には漫画をはじめとする本が大きかったです。
アニメやドラマはほとんどと言うか全く観ませんでした。今でも、アニメ好きの友人とは話に入り込めません。聞こえにくい。だから、それを楽しいと思いにくかったです。アニメやドラマとかも、知る方法ではあるでしょう。私には、それではなかっただけです。耳が聞こえにくい。そこで得にくい情報を漫画が補ってくれました。
それは、あくまでも私だけと言う意見もあるでしょう。
そういうものですよね。みんな、それぞれの方法。合った手段がそこにあるかですよね。私にとって、それが漫画でした。
成長の可能性の一路。それを歪にしたり塞ぎぎってしまうのだけは、良くないこと思います。

逃げ道にもなった。オアシスにもなった。漫画、ライトノベルや掲示板。

補聴器、嫌いでした。耳に異物を入れっぱなしにする感覚が苦手でした。
中学時代ほとんどつけてませんでした。でも、成績は極端に悪いわけではありませんでした。そこは、本を、文字を読む習慣が漫画で培うことが出来てた側面があると思います。中学時代、漫画は読み続けました。嫌なことあっても、逃げ道になりましたし、週刊誌の続きが楽しみでした。ちっぽけな理由ですがそれのおかげで命の投げ出しとか、考えなかった。不登校も、少ししました。そこは、親がそっとしておいてくれました。
地道に、歩いて行けるならどんな道もありだよねって。こうして今は思えます。
高校時代は、活字中毒気味にライトノベル等を読んだりしました。それも、逃げ道でしたし、趣味の合う友人とも出会えました。
大学時代からは、ネット掲示板系で色々うろうろしました。昔よくいた、東亜板というところで自分は「自分はどうせ狂ってる」って言葉に、「誰もが狂ってるところある」みたいな言葉でたぶんどこか救われてます。
どんだけ、逃げてもいい。楽しみな場所、たくさんあっていい。
してはいけないことだけは、しっかりと守って。やらないといけないことは、なんとか立ち向かって。
そう、自分で言い聞かせてる部分あります。
誰かにとっての、癒し、憩い、逃げ道、止まり木。漫画とか、サブカル系は、そういうものだと思います。
過去の作品についてそぐわないからや今の時代の文化風習に準じて判断するのやめませんか?今の価値観と昔の価値観。違うのは当たり前なことで、それなのに排除すると歴史的な文化を自ら抹消していくことになりますし、悲しく、楽しみが減ることになりますから。もったいないと思うのですよね。

感情的に乱文になりましたが、最後に。

これまで、多くの作品を作ってきた漫画家、小説家、出版社らに感謝。
世の中に、多くの作品が出回りやすい環境であるこの国にも感謝。
こうして一意見を投げられるほどに、生きいけるこの環境に感謝。
乱文でしたが、読んでいただいた方に感謝。


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