彼の国への入口へ(CoC6版:短編)

概要

これは国渡りの始まり
この空間でのMPは異界へ取り込まれないようにする障壁である。
1になった瞬間異界の住人になってしまう。

始まり

あなたたちは友人たちと食事をして、帰る途中だ。
時間は夜の23時頃
夜も更け、帰り道は街頭のみが道を照らす。
~RP~
いつもの帰り道のはずが知らない道がある。
その道が気になり、あなたたちは足を踏み入れることになる。
すると視界が狭くなり、気が付くと見知らぬ道にいた。
【SANチェック】0/1
【POW×5】
成功:あなたは直感的に気が付く。何かの病にかかったことを。
(異界病発症)
失敗:体に異変を感じる。
※異界病とは、この空間特有の病気で空間に適用するための病気。
 異変病はMPとSANが徐々に減っていく。(体への異変は寒さがMP、SAN減少と共に寒さが薄れていく。
〈異界病発症〉MPー1、SANー1D4 「病が発症します。」
【目星】
成功:ここが現実ではないのではないかと直感的に気が付く。
失敗:先ほどよりも薄暗く感じる。
~探索開始~

異変1

しばらく歩いていると、視界に異様なものが映る。
それはあなたたちの見たことのあるネズミの形をしているが、大きさが人間大ほどもある。
【SUNチェック】1/2
見つからずに通り過ぎるには、忍び歩き等の技能を振る必要がある。
見つかった場合は戦闘開始

戦闘1

人間大のネズミ
HP:20 DEX:12
突進:60(1D3) 突進:45(1D4) 前歯:30(1D5)異界病発症
1R経過後、異界病発症した後に興味を失って去っていく。
〈異界病発症〉MPー1、SANー1D4 

異変2

ねずみが去っていくと同時に、暗闇の中から1人の女性が現れる。
女性「あなたたちもこの世界に入り込んでしまったの?」
女性「かわいそうに、1つ注意してほしいことがあるの。この世界には出口が存在するけれど、あなたたちの精神力が著しく低下すると私みたいに異界に閉じ込められてしまうの。」
女性「だからさぁ、この異界で私と友達になってほしいの。」
そう言って、あなたたちに襲い掛かります。
戦闘開始

戦闘2

異界に捕らわれた女性
HP:10 DEX:10(1R目は奇襲しているので1番早い)
瓶を投擲:60(1)異界病発症 
魔術:30(全員に2)全員異界病発症
戦闘終了後、異界病発症
〈異界病発症〉MPー1、SANー1D4

探索フェーズ

女性に襲われた後、しばらく歩いていると二股に分かれた道の前に出る。

二股の道1(先に選ばれた道)

道を曲がり、歩いている。
【聞き耳】
成功:足音が1つ増えていることに気づく。
失敗:特に何も聞こえない。
振り返ると、老人が立っている。
老人「もしかして、迷い込まれた方々かな?」
老人「出口については分からないが、もし困っていることがあるのならば反対側の道にあるバーに行くと何かわかるかもしれないよ。」
老人「あと、この先の道は行き止まりになっているよ。」
老人と別れて元の道に戻ろうとしたら異界病発症
〈異界病発症〉MPー1、SANー1D4

二股の道2

元の分かれ道に戻り、反対側の道に向かう。
すると、少し先で道の中央に不自然にある扉に入っていく男性を見かける。
その男性は、入る間際「これで彼の国へいけるぞ!」と叫んで扉に入っていく。男性が扉を閉めた直後扉は消えてしまう。
【SANチェック】0/1
不思議な光景を目にして唖然としていると、道の先に女性が歩いていることに気が付く。
その女性は、建物に入る。すると入った建物に灯りがつく。
〈異界病発症〉MPー1、SANー1D4

異変3

建物に近づくと、そこがおじいさんの言っていたバーだと分かる。

バー

中に入ると、そこは質素なバーでした。
マスター「いらっしゃいませ、あら見ない顔ですね。開店はもう少し先ですよ。」
マスター「ふふ、何か聞きたいことがあるよう顔をしてますね。せっかくですので飲みながらお話しを聞きましょうか。」
そういうと、メニュー表が渡されます。
《メニュー》
・イエローマリーゴールド
・コリウス
・カモミール
・サイネリア
・チューベローズ

カクテル

〈メニュー〉HP、MP、SAN、異界病が回復する。
・イエローマリーゴールド
 綺麗な黄色のカクテルが出てくる、味はさっぱりしていてレモン感を感じる。
・コリウス
 綺麗な赤色のカクテルが出てくる、味は濃厚でザクロのような感じがある
・カモミール
 綺麗なオレンジ色のカクテルが出てくる、味は青リンゴのような甘くさわやかな味わいがする
・サイネリア(SANチェック1D10)
 綺麗な紫色のカクテルがでてくる、味は複雑でブドウのように感じ、少し寒気を感じる
・チューベローズ(SANチェック2D5)
 綺麗な白色のカクテルが出てくる、少し舌がピリピリするが癖になる幸福感がある

マスターとの会話

・マスターは彼の国への案内人である。
・異界については探索者が知っている程度には知識がある。
・出口について詳しいことは知らないが、彼の国へだったら案内ができる。
 「そこの扉が彼の国へ繋がっています。」そう言って入口とは反対にある扉を指さす。
・カクテルの能力についてはマスターが魔力を少し注ぎながら作っている。
・これまで来た人について聞かれると「皆様何かを決意されたように彼の国へ行かれましたよ。」と答える。

彼の国への扉について

・扉は先ほど道の真ん中にあった扉と似た見た目をしている。
・マスターのみが開けられる。
(探索者が開けようとした場合は固く閉ざされている。)
・1歩踏み入れるとこちらへは戻れなくなる。

扉をくぐる選択をした場合

マスター「ではご案内いたします。」
マスターが扉を開けると、そこには花畑が広がっている。
あなたたちは扉をくぐる。
マスターが扉を閉める直前に「それでは楽しい異界旅行を」と言って
扉を閉める。

彼の国へ

果たして、探索者たちが目の当たりにするものとは一体…
これにてクトゥルフ神話TRPG《異界旅行》Ep.0「彼の国への入口」終了です。
お疲れさまでした。


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