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アメリカの寄付習慣から学べること

まさにこの時期、アメリカに住んでいて感じることの一つとして寄付文化があります。宗教や、税金対策などいろんな理由があるとは思いますが、この時期いろんなところで寄付の場面に出逢います。

寄付を簡単に行える環境を作ることが上手なアメリカ、自己主張の強い国で社会保障に一種の抵抗を示す人たちでも何かしらの寄付に携わっていることを見受けるのは驚きですが、珍しいことではありません。

そんなアメリカに住んでいて、これは他の国でも広まって良いのではないかと思う場面ベスト3を共有させていただきます。

会社が寄付をマッチング
会社のシステムを通して寄付すると、一定額まで会社がマッチングしてくれるシステムです。例えばコロナで国が大打撃を受けた時、自然災害が起こった時、気にしている寄付機関から連絡を受けた時など、自分の寄付金額を二倍にできるのは嬉しいですよね。会社としても税金対策になるのでwin-winのシチュエーションです。

スーパーで必要な家庭に食品袋を寄付
買い物に行った時、食料袋(2千円程度)などを追加購入することで、必要な家庭にご飯を購入することのできるシステムです。日本でいう年末年始におせちを購入できない家庭(こちらではクリスマスディナーを賄えない家庭など)に、温かい食事をサポートできるのは、それだけで満たされる寄付です。

寄付機関を査定
寄付したお金がちゃんとしたところに行っているのか、そのうちのどの位が実際にその目的に使われているのかを知りたいと思うのは、自然な気持ちだと思います。アメリカではそんな情報がすぐわかるオンラインシステムが充実している気がします。自分のお金の行き先がわかるのは安心ですよね。

お腹の空いた川辺の住人に魚をあげるのではなく、魚釣りの仕方を教えた方が長期的にはためになる。といった旨の表現を聞いてから、確かにお金を寄付するだけではダメなんだよなとも思いますが、身近に、手軽に寄付を始めれる一歩を作るのはそれはそれで大事なのではないでしょうか。

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