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【2019・4・25 ヌュアンスO-EAST公演「はじめまして、ヌュアンスです」】

覚えているうちに昨日の感想をつらつらと。

・グッズが椅子推しで、多量の椅子なんじゃないかって思ったら、そうだった。ステージ上にはバンドセットと、乱雑に並ぶ椅子。

・鹿殺しの二人(ヌュビゲーター)が出て、小芝居を始める。バンドメンバーも出てきて小芝居。
・バンドがセットして、前振りが終わって本編。たしかいろいろな街だったり、ストーリーが見える、みたいなことを言ってた。
・townから、白い布を広げてメンバーが出てくる。そして布がどけられると、そこには制服みたいな新衣装のヌュが。
・2曲目はラブチョコ。学校イスでのパフォーマンス。
・3曲目、tomodachi。ごきげんなドラムのUさんを観察。余談だけど物販で
NIHONGO DANCE のCD売ってたけど、あれ名盤だから見つけたら保護したほうがいいよ。手をふるところの一体感がいい。
・4曲目、byebye。記憶が曖昧なんだけど、ここで衣装早着替え(はや脱ぎ)で黒になったのかな?
・5曲目、白昼。いつもやる曲だからこそ、違った感じで見えた。人生を旅だとするのならそれはやはり、Hello,Hello,Hello & good-byeなんだろうな。
・この後小芝居、布をうまく使って、色んなシーンが出てくる。ヌュって演技できるだ、と関心した次第。ミサキサンとわかたん、が飲んでる感じのシーンが良かったな。
・6曲目、久々のゆれてみて。各人それぞれ違う動きで、大きいところでやるとどこをみたら良いのか目移りしちゃう。後半の怒ってるシーンで、ミサキサン迫真の演技で、ヒールのドンって音がちょい強めだった(だがそれがいい)。
あとは、わかたんがここでもラーメン(?)食べてる。もしかして話がリンクしてるのか?
・7曲目、サーカスの来ない街。townってアルバムがなくても、ヌュって街テーマの曲が多い。この歌は廃退した街で希望の歌を歌う、ポジティブなものだと思ってる。
この辺りから「いつものヌュ」な感じが出てくる。
・8曲目、セツナのイントロで一気に高まる。そして、途中でぜわすさん登場。これは「ぜっな」だった。
登場したのがサブステージだったので、最初声はするけど姿が見えず、そういうSEかと思ったぐらい。
この盛り上がり曲線がすごかった。そしていつもと変わらぬ、ぜわすTな彼らの自然体がまた良かった。旅する中で出会った友達、なんだろうな。
・そして、ぜわすさんがはけるタイミングでミサキサンが「ぜわすさんでした」と紹介して送り出す。
盛り上がりで次の曲のイントロを聞くのが遅れたが、聞こえてきたのはsanzan。
・sanzanの時に思ったのが、ステージが広くても狭くても、ヌュは「魅せ方」を知っているって部分。
バンドで演奏されるsanzanも素敵。
・一旦はけて、ダンスパフォーマンス。何かと戦って、敗れた感じ。死なないでー。
・10曲目はcosmo。パフォーマンスするのは初めて見たけど、タオル回し曲になるのかな。
この変は詩を思い出しながら、カフーさんをチラチラ見てた。
背もたれが長いイスが、ステージ最前にセットされ、その上にメンバーが立ってのパフォーマンス。
もう劇団椅子まみれでいいじゃないの。
・11曲目、ヒューマナイズド・ヒューマノイド。曲の世界観も好きだけど、この曲のフリのロボット感?がとっても良い。ラップ部分も盛り上がる。
・12曲目、envY。お、これやるんだって驚き。いつもの曲がその日の出来のバロメータになるものだけど今日のenvYは、今までで一番いい出来だった。
・13曲目。グッズにもなった、「正調」白イスがセットされ、ミライサーカス。最近ミライサーカスが来ると、「ああ終盤なんだなぁ」って寂しくなる。
・14曲目、サーカス→タイムマ、っていう最近安定の流れ。思えば年末のこの曲のリリースから勢いがどんどん増してきた。みんなステージの出来で忘れがちだけど、この奇祭のテーマみたいな神曲が生バンドで演奏されたって言うのはとても「頭おかしい」(褒め言葉)ことですよ。
史上最大人数のタイムマクラップは地鳴りのような響きだった。
・15曲目、位置にセットしたところで曲がわかる「wish」。
ただでさえエモいのに、「君しかいないと思った」ところで眼の前にいたわかたんが、涙を隠すようにかがんだのを見て、隣のミサキサンも泣きそう(泣いてた)なのをみて、もらい泣き。
終わりのほうで、4人が集まるところがあって、そこでわかたんに「頑張れ」みたいな感じで、ポーンと叩いたみおちゃんにまた、もらい泣き。
・ここで本編終了。いつもの挨拶が「はじめましてヌュアンスです」で終わり。
・そして、鹿殺しの二人が白い布をイスにかけていく、できあがったのが「town」のジャケ写の町並みのようなフォルム。なるほど、ここに着地するのかぁ、って感動。

・アンコール、Keyの斎藤さんが出てきてセット。再び制服姿の4人が出てきて、一列にならぶ。
「からくれない」のイントロが流れてきて、また涙が。
・みおちゃんがずっと顔を隠して泣かないようにしてたのがエモかった。
・最後ちょっとピッチが早くなって、珠理ちゃんが「え、大丈夫なの?」って心配そうだったけど、Keyのうまい合わせで、もとにもどって、演奏終了。これもかなりのエモ曲。卒業シーズンにいいね。
・最後メンバーが出てきて、大団円。ミサキサンの言い間違いにツッコミ入ってたけど、やりきった後だし、そういうキャラなんだからいじめないでほしいわ。
・去り際にカフーさんが手を振ってくれた。ガン見しておいてよかったわw。
・最後「ブリキの街」をバックにエンドロール。そして大阪ワンマンの告知。with白バンドですって。
・このムービーの時に、ファイル操作するとことか、Finderの画面が見れて、その場では笑ってたけど、藤崎さんなら「わざと」やってそうな気がする。
・最後は全員が出てきて、記念撮影で無事終了。

その他
・ヌュビゲーターのお二人の胸元にもkissmiさんのアクセサリがついてた。多分桜かな。
・終始珠理ちゃんがごきげんだった。何より。
・みおちゃんのダンスがいつも以上にキレキレ。長い時間頑張った。
・わかちゃんスマイル全開で癒やされた。
・ミサキサンは喜怒哀楽の表現が上手にできるなぁ、って改めて。役者も行けるんちゃうん。
・黒バンド白バンドが今回はさらにシームレスになって、ずっと全員で演奏してるのかなって勘違いした。
・曲中に立ち上がったり、パーカッションのところに言っちゃう自由なUさんが好き。

・チェキ券は今回囲みだけで当日限りのもので、回収されるのもったいないなぁって思ってたら、パンチングだけで、「おみやげにどうぞ」って言われて、とても嬉しかった。こういう心遣いがありがたい。

【まとめ のようなもの】

今回大箱での開催でやはり動員の方に目がいってしまうが、インタビューで藤Pが言っていた、O-EASTでないとできないこと、っていうのがいっぱい詰まった公演だったと思う。

イスの遷移も含めて、ヌュがさまよいながら、最後にスタートラインに立って終わるという内容が公演タイトルの「はじめまして」の意味だったのかもしれない。

最近気づいたのは、世の総合プロデューサーが「全部決める」タイプなのに比べ、藤崎さんは配置まではするのだけど、あとはそれぞれの化学反応に任せるっていうタイプなのかなって。
だから、一見丸投げにも思えるんだけど、自分が触ってしまうことで失われてしまうものを、極力作りたくないんだろうなって。

「観測者が観測したそのときに、初めて観測対象の形や性質が決まる」ということがあるが、これって決めずに実際に行われたところで、オーディエンスが見聞きしたものが、全てっていう世界を作る。それが「ふじぴサーカス」なのかもしれない。

今回、動員(結果的には人来てたけど)よりも、圧倒的な作品としてのライブを見せたことがO-EAST公演の結果だったのではないだろうか?
ヌュ、運営、スタッフ、白黒バンド、観客、気にかけてくれた人々、それぞれが作った漠然としたもの。
それが「town」なのかもしれない。

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