ランデヴ

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カムサハムニダ 山手線 前篇

登場人物 私     大学生時代2年ぶりの韓国にワクワク けいちゃん 私と幼馴染おっちょこちょいな憎めない奴 本文 これは私とけいちゃんが2人で初めて韓国に行った時の話 けいちゃんと海外に行くのは初めてだった 韓国の話をする前にちょっとけいちゃんの話をしよう けいちゃんは、少しおっちょこちょいである。 財布や携帯をよくお店に忘れる。 でも、どこかしっかりしてるとこもあるし憎めない人柄でもある 彼は隠し事をしない。 旅行先の服屋で買い物をした時、お店から出て大体15分経っ

    • 母は強し

      先日母の日だったので、母にちなんだ話をひとつ わたしの従兄弟は代々家業を営んでいる その日は正月、年に一度親戚が大爺ちゃんの家に集まる日だった。 (細田守監督作品「サマーウォーズ」を連想してもらえれば良いだろう。あそこまで大層なものではないが。) 私たち、子どもたちの年齢も20代後半にさしかかってきている。 そんな私たちに親戚がする会話は、結婚、子どもなどなどである。これはお決まりのパターンだ。私たちの両親はそんなこと聞くのやめなさいと親戚に注意するも暖簾に腕押し。

      • 予約 後編

        当時から美容室予約サイトは多くあった。しかし、わたしは大学生で初めて自分の携帯を持ったこと。今まで美容室の予約は電話でしていたこと。 このことから、「SKY」への予約も電話で行った。 ちなみに鈴木も境遇は似ていたため、電話予約について特に意見はなかった。 私たちは食堂から移動し、人が少ないところで美容室に電話をかけた SKY姉「こちら美容室SKYです、、、、、、」 私たちは携帯のスピーカーを使いSKY姉の声を聞いていた SKY姉「お客さまお2人のお名前をお伺いして

        • 予約 前編

          登場人物私  ほやほや大学生。慣れない土地で美容室を探す 鈴木 同じく美容室を探す大学の友人 これは私が大学生のころ、新しい土地で美容室探しをしていた頃の話。 私と友人の鈴木は、出身から遠い地で大学生活を過ごしていた。慣れない土地のため、美容室はもちろんのこと、周りに何のお店があるかも分かっていなかった。そんな2人の髪型は、清潔と不潔のグレーゾーンに片足を突っ込んでいたのだ。 (友人の鈴木との出会いや鈴木という人間については 今後紹介する。) 大学生の春からそれはまず

        カムサハムニダ 山手線 前篇

          F

          登場人物 私 コールセンターで働く。20代   翁からシリアルコードを聞きたい 翁 お客さん たまに滑舌が調子悪い 本文これは私がコールセンターで働いていた時のとある翁とのやりとりの話。 私は翁から、とあるシリアルコードを電話で確認していた。 私「お客様、すみません 『えむ』ですか?『える』ですか?」 翁「えにゅ!えーにゅ!えひゅ!えふゅ ……確証がもてない。 電話回線も悪いせいあってか、N M L F と候補はあるものの決め手に欠けていた。 私「すみません!もう一

          【こんちは】日常を綴ります

          初めまして、ランデヴです 自己紹介の記事を開いたものの何を書くか決まっていません とりあえず、私のnoteに関するテーマでも話します どんな感じでやっていくか的な、、、 ノートのテーマ思わず見出し機能使ってしまいました さて、、 このnoteでは私が今まで経験したり話を聞いた印象的なエピソードを綴っていきます 私のことは、今後綴っていくエピソードからどんな人間かを連想してみてください。 と、いうことで早速次回から綴ります 第1回目のタイトルは『F』です お楽

          【こんちは】日常を綴ります