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オークス 枠前展望

オークスは牝馬限定の芝重賞では最も距離の長いレースに設定されているレースです。

(参考:牝馬限定の芝重賞)
2000m 紫苑S、愛知杯、ローズS etc.
2200m エリザベス女王杯
2400m オークス

一般的に牝馬よりも牡馬のほうが距離適性が長くなるため、オークスが行われる東京芝2400mという舞台は3歳牝馬にとってみればかなりタフなコースです。。
言い換えると、3歳牝馬にとっては「長距離」と考えても良いコースになります。

今まで桜花賞などマイル路線で活躍してきた馬が一気に延長するローテとなるだけに、馬券的にも荒れやすいのが特徴です。

ただし、その穴馬にも共通点があります。
近10年、5番人気以下で馬券になった9頭は下記です。

2023年
ドゥーラ(15番人気)

2022年
スタニングローズ(10人気)

2021年
ハギノピリナ(16人気)

2020年
ウインマリリン(7人気)
ウインマイティー(13人気)

2019年
カレンブーケドール(12人気)

2017年
モズカッチャン(6人気)

2016年
ビッシュ(5人気)

2015年
クルミナル(6人気)

この9頭中、クルミナルを除く8頭が「芝1600m以上&レース上り3F35秒以上のレースにおいて、上り最速での勝利経験」があります。

言い換えると、上りのかかるタフなレースで最速の上りを出して勝ち切るスタミナを持っている馬です。

これはオークスが牝馬にとっては長距離であると考えられられるため、マイル戦などでスピードを見せてきた馬や、瞬発力に長けた馬よりも、上りのかかるレースで長く脚を使えるタフな馬が好走しているということの証明といえます。

今年の出走予定馬で「芝1600m以上&レース上り3F35秒以上のレースにおいて、上り最速での勝利経験」がある馬は

エセルフリーダ
コガネノソラ
スウィープフィート
ステレンボッシュ
タガノエルピーダ
ミアネーロ

今年は上位人気が想定されるステレンボッシュ、スウィープフィートがともにオークスでも好走するパターンに該当しており大荒れはなさそう。

桜花賞組以外からではタガノエルピーダに注目しています。


【各馬解説】

ステレンボッシュ
前走の桜花賞は中団後ろから差して勝利。レース中盤はしっかり緩んだし、距離を伸ばしても良い内容で完勝と強い競馬だった。
過去のレースからも折り合い面に不安がなく、血統的にも父エピファネイアであればオークスの舞台もなんら問題ない。桜花賞で2着だったアスコリピチェーノがNHKマイルでも強烈なパフォーマンスを示したように、現3歳牝馬世代は桜花賞のレベルが非常に高い。ここは人気でもまったく逆らえず。


スウィープフィート
前走の桜花賞は最後方からの競馬。直線は馬群の中を突く競馬で、進路確保に時間がかかるロスあり。ゴール前の脚は一番良く、上積みのある4着好走だった。
以前は折り合い面で難しいところもあったが、ここ2戦は武豊騎手が乗っているせいかかなり成長を見せる内容になっている。
相対的に上りがかかる競馬も得意で、ペースがあがったチューリップ賞の競馬ぶりからもタフなオークスは問題なさそう。人気でも逆らいにくい。


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