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NHKマイルC 枠前展望

近年の春の東京芝コースは馬場状態が非常に良い状態で、かなりの高速馬場になるのが特徴です。

その結果、東京芝1600mで行われる古馬混合G1のヴィクトリアマイルや安田記念ではスタートから一貫したペースで走る高速馬場性能が問われ、結果として前半からスピードに乗れる1400m質のレースが多くなりました。

一方で3歳限定のNHKマイルCでは、東京芝1600mというコースを一貫ラップで走るのは3歳馬にはキツク、例え高速馬場だからと言っても中間で緩むのが一般的です。

(近5年、NHKマイルの平均ラップ)
12.22 - 10.42 - 11.38 - 11.78 - 11.9 - 11.42 - 11.38 - 12.02

このように中間で緩んだ上、ラスト3ハロンで再加速する競馬で問われるのは末脚の質です。

これは先行馬、差し馬と分けて考えるとわかりやすいのですが、差し馬のほうが加減速の負荷なく走れることが好走要因となります。

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A:先行馬
→ラップ通りの加減速ある走り&早めからのスパートでタフ

B:差し馬
→中間の緩みで馬群に取り付き加減速が少ない走り&直線も長く前が垂れるので末脚を活かしやすい
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この傾向はそもそも差し馬が優位になりやすいレース質であるのに加え、3年前から春の東京芝コースは差し馬有利の馬場であることが拍車をかけています。

以上から今年も好走するのは差し馬であると考えています。

中でも人気所ではアスコリピチェーノ、穴馬からはディスペランツァのような差し馬に注目しています。


【各馬解説】

アスコリピチェーノ
前走の桜花賞は内有利の馬場で外目を回すロスあり。直線入口では勝ち馬にアタックされ外に飛ばされるロスもあったし、ラストの脚色からも勝ちに等しい2着だった。
現3歳世代の牝馬、特にマイル路線はレベルが高く、中でも阪神JF→桜花賞と勢力図が変わっていないことからも本馬は最上位クラスのポテンシャル持ち。
中間で緩むマイル戦で高速馬場適性も十分となれば、ここも大崩れする未来は見えない。単体での妙味は少ないが、人気でもしっかりおさえなければならない馬。


ジャンタルマンタル
前走の皐月賞はやや速いペースを番手組から早め先頭と強烈な競馬で3着。道中は11秒台後半の一貫ラップで走り続けており、かなり強いパフォーマンスを示してきた。
皐月賞からNHKマイルのローテーションといえば2019年覇者のアドマイヤマーズや2015年覇者のクラリティスカイがいるが、そのどちらも皐月賞では先行していた馬。
2000mでHペース先行→マイル短縮は典型的な好走パターンの一つで、この皐月賞においてはメンバーレベルがかなり高いレースになる。ここも順当に好走する可能性が高いと判断。


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