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秋華賞 枠前展望

秋華賞はマイルが主戦場の牝馬が多く出走するため、ペースが流れやすくなります。
よって例年「差し馬を狙うのがセオリー」と言われる重賞です。

例えば2021年の秋華賞は桜花賞を勝利し、その後もマイル路線で活躍したソダシが出走しました。
しかしマイル路線のスピードタイプが多く出走したことペースは流れ、結果は差し決着になり10着敗戦。

このような秋華賞における「差し有利の傾向」は舞台が京都であっても阪神であっても大きく変わりません。

ただし、今年は一転して前残りに期待できるのではないかと考えています。

まず今年の上位人気を見てみると、リバティアイランド、マスクトディーヴァ、モリアーナとどれも差し馬ばかり。

それもそのはずで、今年の牝馬クラシック路線を振り返るとどのレースもハイペースの差し決着になりました。

<2023年牝馬クラシック路線>
●ローズS

前半1000mは57.3秒と強烈に速く、過去10年の阪神芝1800mでは1位タイの超Hペース。

●紫苑S
前半1000mが58.1秒と強烈に速く、過去10年の中山芝2000mで最速の超Hペース。

●優駿牝馬(オークス)
前総崩れの差し、追い込み決着

●桜花賞
45.9 - 46.2 と平均ラップ

桜花賞こそ平均的な競馬になりましたが、その後のオークス、紫苑S、ローズSはすべて差し馬有利の競馬
そこで勝利した馬が秋華賞でも人気するため、上位人気が差し馬なのは至極当然といえます。

一方で、牝馬クラシック路線で逃げ、もしくは先行していた馬は賞金を加算できていません。
賞金が加算できていない馬は秋華賞にも出走できないことから、今年のメンバーは逃げ、先行馬が少ない想定となっています。

実際に今年の出走想定馬の中で、前走:初角3番手以内で競馬をしたのは
フェステスバント
ピピオラ
ソレイユヴィータ

の3頭だけ。

しかもその3頭とも賞金が足りず抽選対象なので、実際に出走できるかすらわかりません。

以上からも今年の秋華賞はハイペースの差し決着になるとは考えにくく、例年の傾向とは異なり前で競馬をした馬が穴を空けるのではないかと考えています。

その中でも先行した忘れな草賞で強烈なパフォーマンスを残したグランベルナデットは一発逆転に期待できる穴馬になるでしょう。


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