【回顧】小倉記念2019 メールドグラース他

勝ちタイム: 1:58.8

ラップ:12.0 - 11.5 - 12.0 - 12.9 - 12.0 - 11.5 - 11.5 - 11.6 - 11.6 - 12.2

60.4-58.4 ペース判定:SS

好スタートをきったストロングタイタンがそのままハナへ。大方の予想とおりペースはゆったりと流れスローとなった。向こう上面からは早くもペースがあがり究極のロングスパート戦。ラストは12.2かかったようにロングスパート持続力戦となった。


1着:メールドグラース

川田騎手「ゲートが開く直前に変な格好をしたので、いいスタートを切れませんでしたが、人気馬を前に見ながらスムーズに運べました。馬群が密集していたので、最後は大外へ。以前は能力を出すのが難しかったのですが、今は連勝していて、馬も本当に自信をつけています。それで、より力を発揮できるようになっているように思います。楽なレースではなかったですが、よく勝ち切ってくれましたね。」

ゲート内でちゃかついて出負け。後方から無理なくすすみアイスストームの後ろからすすむ。向こう上面では外にアドマイヤアルバがいて動けないが臆せずじっくり進み直線。外に出して追い出すといっきに馬群をのみこんで5連勝、重賞3連勝となった。 馬群が縦長にならなかったことが大きいと思うが、ここでは能力が抜けていた。おそらくタイム的にも時計ランクは低くなるだろうが、前にいった組は大渋滞、後方組はコーナー加速地点で外をまわさないといけず、どの進路をとってもロスがおおきくなる。メールドグラースもコーナー外を回しての勝利でロスが大きく、能力だけで勝ちきれた印象。着差以上の完勝だと思う。トップハンデだしね。とにかく弱点が少ない馬で、一線級との対戦でもそこそこやれると思う。ただ、今週の小倉も高速だったわけではないので、秋の東京の馬場に耐えられるかはまだ疑問である。


2着:カデナ

北村友騎手「1~2角で楽できましたね。以前、乗せてもらった時と違って、馬が凄く良くなっていました。溜めれば溜めた分だけ、脚を使ってくれるのがこの馬のいいところだと思います。」

いつもどおり後方。追い出しも我慢して最後の直線にかける。前が垂れたことで馬群が凝縮した状態からの脚比べで、上がり最速で追い込むも最後は惜しくも2着となった。 うーん。近走もそうだがとにかく展開が向いていた。対して早くないペースのなか直線に向いたときに馬群が凝縮して脚くらべなら上位にくるのは当たり前。まぁそれにしても以前より安定して脚が使えるようになったのは事実で、馬が変わってきたのは間違いないかな。調教みてても最近は非常に動けているしね。ただ、馬券的には手をだしにくいのよねぁ。これで次走は確実に人気するだろうしね。ある程度展開が向かないと今後も頭は厳しいという意見は変わらない。


3着:ノーブルマーズ

高倉騎手「メールドグラースの末脚が凄いのは分かっていましたので、少しでも前、前で流れに乗りたかったんです。3番手で運べましたし、脚は使って力は出し切ってくれました。久々にこういう競馬ができたのは収穫です。」

スタート後すこしおして先行。近走は差しにまわることもおおかったがメンバー的にも前は早くなく好位につける。道中もスピードを求められることない展開で外から押し上げていき直線。最後は粘り込むかという所で勝ち馬にかわされ3着となった。 マーズはどちらかというとトップスピードの質ではあきらかに劣ってしまうので高速馬場+Sペースになったときにどうかなと思っていた。しかし今週の小倉は例年とはうってかわって高速とは言えない馬場であった。また、L5からのロングスパートでトップスピードの質は求められず、L1は12.2とかかっているようにスタミナも求められた。そんな中、前2頭がおちてきた渋滞にも巻き込まれずスムーズに競馬ができたことはよかったかな。そのため同馬もかなり向いた印象を受ける。基本的には2000mはすこし短いという意見はかわらない。まだまだ馬も走れるので延長時は再度狙いたい。


以下、気になる馬をピックアップ

タニノフランケル→逃げれず番手も無理のないペース。直線最後の最後まで粘るも4着。やはり久々に楽なペースであればこのくらいやれる。ラップも文句ないし、これでこれないのが今の実力だと思う。重賞だと差し勢もある程度の基礎スピードがあるのでついてきちゃうし、最後は差されちゃう感じかな。正直ここで4着は能力的に完敗感があるので、今後買うとしたらおもいっきり展開が向きそうなときか内有利な馬場のときだけかと。


クリノヤマトノオー→スタートでつまづいたのが痛い。これがもう少しまともにゲート出てアイスストームの位置をとれたら圏内はあったかも。ペースもこんくらいがいい。加速しなければいけないところで前の馬の渋滞の影響を受けてしまったし、重賞でもまだやれる馬だと思う。見捨てない。


アウトライヤーズ→追走力ないマンだからね、こんなもん


アイスバブル→福永さんらしい競馬で本当に好き。馬は基礎スピードに限界あるみたいなことがわかったのでやはり距離のびてなんぼ


アイスストーム→ラップから考えればこの馬的にそこまできついペースではなかったはずなんだけどね。右周りの脚フラは影響しているかも。小回りは買いたくない。あと、今までの調教映像みてないけど、今回は調教動いてなかった。次走は調教に注目して変わり身あるか期待したい。


ストロングタイタン→うーん・・・わからない。コメントからも精神面じゃなさそう。さすがに落ち目か。

いつもご覧いただきありがとうございます。皆様からのサポートのお陰でモチベーションを保てています。これからも優良な情報を提供できるようより一層努力しますので、応援のほど宜しくお願いいたします。