![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/39129392/rectangle_large_type_2_82ab7d2cc8382448fc29916d08ee0c2d.jpg?width=1200)
【2022年最新版】騎手の先行意識調査
騎手にとって大事なことは
— とうけいば (@to_keiba) July 5, 2020
騎手にとって大事な能力の一つが「先行意識」です。
競馬において最初のコーナーまでのポジションが非常に大事であり、ダービーを連勝した福永騎手も「スタートから1コーナーまでのポジションが大事」と明言しています。
そこで今回は騎手の先行意識について調べてみました。
※2022年10月19日 データを最新のものに更新しました。
1、定義と集計ルール
定義は以下の通りです。
![先行意識 定義](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/73917721/picture_pc_29996bc7bf51360bf28c1ffc6c30aef4.jpg?width=1200)
上記の通り、今回の調査では「乗り変わりによって、前走よりポジションが前になれば先行意識あり」としました。
これにより馬質による先行力の差をなくすことができ、純粋な騎手の先行意識のみを数値化することが可能です。
![②調査ルール](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/89289054/picture_pc_01cb9941277c8e74c94d0fa508a5e1e4.jpg?width=1200)
正確には「出走頭数」や「距離の延長、短縮」また「陣営の指示」などの要因を受けるので、ある程度のブレが生じています。
そのため、先行意識の「%」は参考程度に考えてください。
分類としてはざっくりと
60%以上→先行意識 強い!
55~60%→やや強い
45〜55%→普通
45%以下→弱い!
としています。
なお、今回の調査では以下の82騎手を対象としました。
![③調査した騎手](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/89289152/picture_pc_69849688a19cef23f425023c87df5787.jpg?width=1200)
2、結果
早速ですが結果を以下に載せていきます。
![1_強い](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/89289184/picture_pc_a71e8c5fafea19c4a101a3a39494ee4a.jpg)
![2_やや強い](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/89289195/picture_pc_c2554d448fce09c22176206c697e3400.jpg?width=1200)
![3_普通](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/89289197/picture_pc_4d92dadca57786521a2aac420a4c3bae.jpg?width=1200)
![4_弱い](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/89289198/picture_pc_68de1977bee4dba6cc982a816f49debf.jpg)
※先行意識が弱い騎手が少ないのは、サンプル的に除外になった騎手の大半が「先行意識弱い」に該当するためと考えられます。
3、感想
やや抜けて1位にランクインした酒井学騎手は、半年前に行った前回の先行意識調査でもランクインしており、今回はさらに先行意識を上げてきました。ここ最近で先行意識が強くなった騎手の一人と言えます。
2021年は単勝40倍以下の馬に222頭騎乗し、単勝回収率104%、複勝回収率86%と高水準。今年も141頭に単勝回収率72%、複勝回収率85%と悪くありません。あまり目立たない騎手でもあるので、注目してみると美味しい馬券にありつけるかもしれません。
他にもユニコーンライオンでおなじみ坂井瑠星騎手や、リーディング上位のルメール騎手がランクイン。
ルメール騎手に関しては最近、折り合うくらいなら行かせてしまおうという騎乗も目立つため、その分数値として高く出ているのも要因かと思います。
他、福永騎手や松山騎手、横山武史騎手、川田騎手といったリーディング上位騎手も上位にランクインしていますね。
スタートが上手い松若風馬騎手などもいることから、参考になる指標かと思います。
なお例年、減量を活かして先行意識が高くなりやすい新人騎手ですが、今年は川端騎手、土田騎手、鷲頭騎手と先行意識「弱い」にランクイン。現時点で成績もさえていませんし、積極的な騎乗になればなぁと思いました。
![④新人騎手の先行意識](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/89289518/picture_pc_f02fa32521e574f48178ce2b610ea12c.jpg)
前回、公表した出遅れ率調査の結果と比較すると、上位は被っている騎手も多いので納得感ある結果ですね。
予想の参考になりましたら幸いです。
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