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2024年7月19日相場情報まとめ&本日の先物予想

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本日、日本時間11時頃にトランプ前大統領がウィスコンシン州で指名受諾演説を行う予定です。

バイデン大統領が今週末にも大統領選挙から撤退すると一部メディアから報道がありました。マーケットは、不透明感を嫌う為、一気にリスクオフムードが拡がり、株が売られる展開になりました。ただ共和党関係者からはトランプ前大統領が選挙で圧勝することに意味があり、それにはバイデン大統領は選挙戦に留まった方が有利に運ぶ可能性があるとしています。仮にバイデン大統領が選挙戦から撤退するとなれば、民主党は混乱を極めています。

また、トランプ前大統領はTSMCが自国の半導体ビジネスを奪ったと嫌悪感を強調。そんな中で、日本時間14時40分に、台湾TSMCの決算発表がありました。4-6月期の決算は、AI人工知能ブームを追い風に、過去最高益に。1年前と比べて売上高は40.1%、純利益は36.3%の増加で、二四半期連続の増収増益に。

魏CEOは通期の売上高を上方修正した上で、トランプの発言に対して臆する姿勢は無く、「引き続き、アメリカと日本で工場の拡大を積極的に行う」としています。

Bloombergは、パウエル議長が9月に利下げを行う姿勢を示したことを報道しています。アメリカ市場の小型株は業績を伴った動きではなく、指数に連動した動きであることからパウエル議長が利下げに踏み切ればそこで利益確定売りが出る可能性がありそうです。

FOMCがインフレ抑制を優先してきましたが、労働市場へのリスクが高まりつつある中で、物価安定が近づいているとの見方が強まっています。こういった背景からFOMCは9月の会合で利下げに踏み切る可能性が高いと報道が出ました。

パウエル議長は会合後に利下げを明確に表明する可能性があり、ウォラーFRB理事も政策金利の引き下げが近いと示唆しています。さらに、UBSグループのジョナサン・ピングル氏は、FOMC内に9月の利下げを実施しようという強い勢いがあると述べ、労働市場の冷え込みを指摘しています。

これらの利下げの動きや労働市場の冷え込みは、日経平均株価にも影響を与える可能性があります。特に、アメリカ経済の動向やFRBの金融政策は、世界の金融市場に大きな影響を与えるため、日本市場もその影響を受けやすいと思います。利下げが実施される場合、円安ドル高が進みやすく、輸出関連企業の業績が改善する期待が高まる一方で、利下げの背景にある経済の不確実性が市場の不安材料となる可能性もあります。

日経平均先物への影響

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