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ドラマ「不適切にもほどがある!」を観終えて

クドカンさんのドラマってけっこう観てきてるつもりでいたんだけど、初回から最終回までちゃんと観た記憶があるのは「流星の絆」「うぬぼれ刑事」「ごめんね青春!」「ゆとりですがなにか」「監獄のお姫さま」の5本でしたね。
今回の「不適切にもほどがある!」で6本になる。
群を抜いて好きだった「ゆとりですがなにか」と並ぶくらい「不適切にもほどがある!」、好きですね。

最終回の感想の前に、つぶやき機能で書いてあったここまでの感想をば。
(途中からなのはnoteを始めたのが2月だから)


おそらくこのドラマの主題であった「寛容」、私もいまの世の中に対して少なからず思っていることなので納得感あります。

とはいえ、怒るべきところは怒らなきゃいけない。
嫌なことは嫌って言わなきゃいけない。
サカエさんのお言葉を借りるなら「寛容と甘えは違う」。

誰かが意図的に嫌なことをしてきたら、それなりの対応をする必要がある。
でも、意図せず起こしてしまった誰かのミスを責め立てるのは違う。
意図があるのかどうかを見極めるのは難しいけど、いい人そうな顔で近づいてくる悪意のある人も世の中にはいるから気をつけねば。

純子ちゃんにはずっとスケバンでいてほしかったなー。
ムッチ先輩も、ずっとムッチ先輩でいてほしかった。
でもあの世代の子は周りの影響を強く受けるので、変わってしまうのは仕方ないんだよな。

渚さんと秋津くんはあるかもな~、と思ってたし、まあ、よい組み合わせなのではないでしょうか。

最期についても描かないだろうと思っていたので、ふわっとしたラストでよかった。

一番好きな登場人物はゆずるくんです。
だんだん古田新太さんが錦戸亮さんに見えてくる不思議。
古田新太さんと阿部サダヲさんのお芝居、贅沢だったなぁ。
安心感、半端なかった。

こんなことを言うと怒られそうなんだけど、クドカンさんのドラマって回想シーンが多いじゃないですか。
私はそこがちょっと苦手なんですね。
でも、昭和と令和を行き交うことで回想シーンではない形での時間移動ができる「タイムスリップもの」って、クドカンさんの脚本とめちゃくちゃ相性いいんじゃないかな、と思ったんですよ。
またこういうドラマ書いてほしいなぁ。

初回から最終回まで、ただ面白いだけでなく、たくさんの考えるきっかけを与えてくれる、よいドラマでした。
ありがとうございました!


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