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#622「公にならない罪」

よう実3期が放送されている。第5話で「運命は勇気ある者を助ける」という古代ローマの詩人ウェルギリウスの言葉が出てきた。

アニメでは、過去の罪を問われるシーンが登場する。万引きだ。
言わずもがな犯罪だが、閉鎖的環境だからこそ起きる断罪の場面だともいえる。(法の話を適切にはできないので、誤りは許してほしい)

そもそも潔白な人間は存在するのだろうか。何かしら公になっていない罪は誰しも一つぐらい身に覚えがあるはずだ(例えば、政治家の経歴の作為)。
罪は誰しもが通る道で、一括りに犯罪者と呼ぶことは不可能で、過ち無くして生きることはできない。そして、過ちは決して忘れることが出来ず、常に脳裏に、その人の一部として付きまとう。

罪の大小はあるが(そして客観的と言っても、全ての人間がそう思うわけではないが)、明らかに軽微な罪を裁くのに労力を割かないでほしい(それを利用する手もあるが)。

これは当然のことで、本来胸の内に閉まっておくべきもの。安易に口にはしないことだ。


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