7日間セミナー・第1日・13の月の暦



時間の法則に関する「7日間セミナー」の内容から抜粋しています。
◎転載元:パン・ジャパン・ライブラリー

当ブログ管理人の音読もあります。
よろしければ合わせてお読みください。

◎音読
https://anchor.fm/to13moon/episodes/ep-e1fvg40/a-a7ju8bq




7日間セミナー・第1日・13の月の暦
時間の科学、周期性秩序


「時間の法則」というものは、これまで無意識だったものを意識化させる働きを持っています。 

<13の月の暦>は、28日周期に基づいてできています。
これは人間の生物学的な周期です。
人間存在として私たちはみな「いま、ここ」という瞬間に生きています。 

<13の月の暦>の目的である宇宙の周期に合わせて、調和の取れた人間存在として私たち自身を回復していくという目的がありました。このような目的を持って、妻と私は1989年の時点から活動をしています。 

それ以前の35年間は、私はマヤ暦を研究する学者であり、また生徒にしか過ぎませんでした。
マヤ暦を研究していく中で、私は暦に内在している数学に焦点をあてていきました。
マヤ暦の背後にある数学を追求していった結果、現在私たちが「時間の法則」と呼んでいるものに突き当たりました。 

世界中のどこの大学でも、物理学の研究を行ない、講座を開いています。物理学は空間の力学に基づいた学問で、それを応用して宇宙にロケットを飛ばすこともできます。ところが、そのような物理学に較べると、「時間の科学」というものを扱っている大学はほとんどありません。時間の授業を持つ大学は、少なくともこの惑星地球上においてはほとんどないわけです。従って、私たちは空間(宇宙/Space)に関しては知識があっても、時間に関してはほとんど何も知らないわけです。
子供に時間について教えるとき、私たちは時計の読み方を教えます。子供が時計の読み方を覚えると、それでもう時間についての学習は終わりになります。なぜこういう状況なのでしょうか?なぜ私たちはこれまで「時間の法則」というものを知らなかったのでしょうか?

時間は時計だけではなく、カレンダーによっても計られます。先ほども話しましたが、時計やカレンダーの読み方を知ってしまえば、それで時間について知ったように感じます。それがすべてなのです。そのような観点からすると、時間は一種の独裁者のようなものかもしれません。毎朝9時に会社にいかなければいけないとしたら、その理由がわかると思います。また、一般的に時間はとても大切なものだということになっています。時間が現代社会を支配しているという考え方もあります。それは「時は金なり(Time is Money.)」という考え方です。私たちは時間について3つのことを知っています。それは時は時計である、時はカレンダーである、時はお金であるという、以上3つです。 

私たちは現代人として非常に複雑な知性を持っているように思っていますが、時間についてはほとんど何も知らないわけです。それを、たった2つの道具に置き換えて、それをひとつの教義としているわけです。その2つが時計とカレンダーです。時計とカレンダーに教義を集約してしまったために、それ以外の時間とは何なのかという可能性については考えなくなっています。 

私自身も、決して最初から「時間の法則」から生じた様々な研究をするようになるとは思ってもいませんでした。しかし、先ほど話しましたように、マヤの暦や文明について研究するうちに、時間そのものについて考えるようになってきたのです。そして、時間をどのように捉えたらいいのかと考えるようになりました。なぜマヤの人たちは17種類もの暦を使っていたのだろうかとか、彼らは時間についてまったく別の考え方をしていたのではないだろうかとか。また、現在私たちが見失っていることがあるのではないのだろうかということを考えたのです。 

この7日間にわたるセミナーの目的は、「時間の法則」の様々な側面、様々な次元について探求していくことです。「時間の法則」について話しをするときは、実際にはあるひとつの公式について話していることになります。それは「T(E)=ART」、つまり「時間によって因数分解されるエネルギーは芸術に等しい」という公式です。これは、アインシュタインのE=MCの2乗とは違うものですが、それ以上のことを教えてくれるものです。 
本当の時間は何かということを考えるまでは、時計が時間を表していると思っていたわけです。時間は時計ではありません。時計はただの機械です。時計はトランジスタなどで動いてるだけのもので、本来、時間とはまったく関係のないものです。 

私たちが使っているカレンダーには二種類あるわけですが、ひとつは伝統的な太陰暦、もうひとつは一般的に世界中で使われ、また世界を支配しているグレゴリオ暦です。太陰暦は月の暦ですから、月の満ち欠けに従った形でできています。それは理にかなっています。ではグレゴリオ暦はいったい何を計っているのでしょうか?太陰暦は、新月から次の新月までの時間を計っています。では31日ある現在の暦は何を計っているのでしょうか? 31、28、31、30、31、30日….というリズム・パターンはいったい何なのでしょうか?自然界にはそのようなパターンに従っているものは何ひとつありません。それは単なる、不規則で人工的なパターンにしか過ぎないのです。もし私たちが自然と全く無関係なパターンに従い続けているとしたら、また、文明化された社会が、完全にそれに乗って動いているとしたら、私たち自身が自然と切り離されてしまうのも当然のことと言えるかもしれません。そんなカレンダーに従っている社会が、自然を破壊しているとしても不思議はありません。 

私たちはここでもう一度「時間の法則」を通して、時間とはいったい何なのか、そして私たちは惑星地球に対して何ができるのかということを理解しなければなりません。私たちの知性を引き上げて、精神的なレベルを高めていくということです。 

先ほど妻がチリで7週間に渡って行われたセミナーについて少しお話しましたが、「時間の法則」というのは非常に広大なものなので、それをカバーするためにはそれくらいの時間が必要だったのです。それをできるだけシンプルにして、できるだけわかかりやすいものにして、そして、この「時間の法則」の全体像を伝えるために、私たちは日本にいかなければいけないと思っていました。私たちは日本人と日本の文化というものが、非常に重要な役割を果たすと信じています。人類全体が自然のサイクルを取り戻して、それによって人間自体を回復する手助けをする役割という意味においてです。明治以前の中世文化から、急速に現代文化に変化した日本人ですから、そのことを「時間の法則」にあてはめると、「時間の法則」を急速に理解し、それを日本人以外の人類に伝えるということです。 


「時間の法則」について語る際、私たちは次の3つの側面について語ります。 

1) 時間の科学(Science of Time)は、周期性秩序(Cyclic Order)と共時性秩序(Synchronic Order)というものです。
2) 道徳の科学(Science of Morality)は、時間と預言(Time and Prophecy)というものと時間と生物圏(Time and Biosphere)というものです。
3) テレパシーの科学(Science of Telepathy)という3番目のものは、有機的なもの(Organic Telepathy)と知覚的なもの(Perceptual Telepathy)というものです。有機的なものというのは、生物学的なレベルに対応したもので、一方、知覚的なものというのは、我々の精神的あるいは心的レベルでの知覚に関係したものです。
以上が6つのテーマになりますが、もうひとつ「プラスワン」の要素があります。なぜならセミナーは7日間あるからです。プラスワンは「虹の橋に関する地球の魔法使いの術」です。 

私たちが最初に「時間の法則」を発見したのが1989年でした。そのとき、私たちは計時周波数というものを発見しました。言い換えれば、時間というものは心のレベルにおける一種の周波数だということを発見したのです。人工的な時間というものは、加速していく周波数だということにも気がつきました。その人工的な周波数を、私たちは数学的に「12:60の計時周波数」と呼んでいます。それは12ヶ月の不規則な尺度に基づいていて、1時間60分という機械的な時計と組み合わされています。私たちはこの周波数に対して無意識です。しかしその人工的な周波数によって私たちは動かされ続けています。ですから、その事実に意識的になることが第一のステップです。
私たちはこれまでマヤの暦を研究し、またマヤの暦の周期に従って生きてきました。だからこそ、自然時間の計時周波数が13:20だということがわかったのです。2つの異なった計時周波数を区別するやいなや、二人がわかったこと、それはまずはカレンダーを替えなければならないということです。現代世界に生きる私たちが従っているカレンダーはグレゴリオ暦というものです。そのグレゴリオ暦に従って生きてきた人類は、カレンダーそのものに閉じ込められてしまって、人類自身を破壊するようになってしまいました。
私たちは、グレゴリオ暦に代わる正しいカレンダーは28日が13ヶ月ある<13の月の暦>だとわかりました。この発見は1989年後半だったのですが、そのときの私たちは自分たちがどういう状況に入り込んだのか、まったくわかりませんでした。これはとても単純明解、かつ論理的なことなのですが、グレゴリオ暦を基にした時間の性質が、先ほど述べたようなものなので、グレゴリオ暦で計られる時間こそが唯一の時間だと信じて疑おうともしないわけです。つまり、それ以外の枠組みについては、まったく想像も及ばないのです。

1993年のことですが、私たちの改暦という問題に関して劇的な変化がありました。詳しくは「時間と預言」についての講義の際にまたお話しますが、私たちが改暦の必要性について訴え続けてきたことによって「13の月の暦に替える平和の運動」というものが生じたことです。つまりこの問題が地球上の多くの人々の関心を引きつけたのです。そして私たちは改暦を進める運動をしなければならないと思いました。
これを私たちは「平和のための運動」と呼んでいます。なぜなら、いま人間は平和の状態にないからです。人間は自然と戦っています。また人間同士も戦っています。自分自身にも戦いを挑んでいます。世界全体には調和がほとんどみられません。人間は生物圏を破壊する方向でなく、自然周期に基づいて生きるという方向に進むこともできるのです。しかし人工的な時間の中に生き続ける限りは、生物圏を破壊し続けざるを得ないでしょう。平和を取り戻すためには、人間の意識を自然と調和のとれた方向に向かわせる必要があります。自然周期に応じた調和のとれたカレンダーを使うことが、自然周期に戻るという単純な鍵となります。 

カレンダーを替えるということについてお話してきましたが、これは実際には非常に大きな問題です。いまとなっては、それほど驚くことでもないのですが、この問題に人々の関心を集めるのは、当時の私たちにとってそれは非常に難しいものでした。 

公式的な改暦が行なわれようと行なわれまいと、大切なのは人間が改暦の要点をきちんと理解しているかどうかということなのです。そのことを理解している人は、惑星地球上ではまだ非常に少ないかもしれませんが、これからの13年間で、さらにこの運動を進めることによって、正しい共同体を形成することができます。つまり、地球と調和して生きることの重要性を理解している惑星共同体です。 

「時間の法則」は、現在では非常に大きな知識体系となっています。新しい共同体は、この知識を使って地球の回復をするという方向を目指すことができます。新しい知識を理解するのは容易なことではありません。それは伝統的、慣習的なものと戦わなければならないからです。また新しい知識は、人々を分割してしまうことも考えられます。愛と善意でそれを受け入れたとしても、ある人は恐れを抱いたり、またある人は私利私欲のためにそれを使ったりしようとします。知識そのものを純粋に受けとめ、理解するということは容易なことではないのです。ここにいらっしゃるみなさんが、7日間にわたる全プログラムに参加したとして、これが何なのか、そのごく一部でも受けとめて、私たちが銀河の夢時間(ドリームタイム)へと戻った後も、継続して学ぶことができれば、真の調和の振動を発する人間の原子となって、多くの人々に影響を与えるようになると思います。
みなさんにお会いできたことを、私は誇りに思っています。グレゴリオ暦に染まった東京に暮らしていると、7日間に渡ってこのような話題のために時間をつくることはとても大変なこと、とても勇気の要ることだと思います。ですから、私たちはみなさんを誇りに思うのです。 


もう一度、本題に戻りますが、まず第一に理解しなければいけないことは、グレゴリオ暦を使って生きてきたことによって、どれほど私たちの時間が歪んでしまったかということです。矢のように一方向にだけ進む時間(arrow of time)などというものはありません。また、機械時計やデジタル時計は何かを計測しているものではないのです。
たとえば、グレゴリオ暦という物差しを使って家を建てたとしたら、床は凸凹になったり、階段が変なところにいったりして、まともな家は建ちません。それはなぜかというと、物差しが一定ではないからです。たとえば、物差しのある部分の1センチはこのくらいの長さで、別の部分の1センチはまた違った長さをしている、そんな物差しを使うでしょうか? そんなものがいったい何の役にたつでしょう?これはひとつの比喩ですが、グレゴリオ暦は実際にそういうものなのです。
このような尺度というものは、無意識に私たちの心に深い影響を与えます。なぜ<13の月の暦>に向かう必要があるのかということをきちんと理解するためには、まず暦の本質とは何なのか、また現在使われている間違った暦を使うことがどういうことなのかを、しっかりと理解しなければなりません。
ほとんどの人は太陰暦については知っています。日本でいうと聖徳太子の時代から明治天皇の時代まで、日本人が知っていた唯一の暦は太陰暦でした。中国人や日本人、朝鮮人が使っていた太陰暦は、インド人やユダヤ人、イスラム人にも使われていました。様々な暦がありますが、それらはすべてひとつの太陰暦です。空にはいったいいくつ月がありますか?本質的にそれらは同じひとつの太陰暦なのです。
中国人は、自分たちの使っている太陰暦が4697年前に始まったといいます。アラブ人は、1420年前に自分たちのカレンダーが始まったといいます。また、ユダヤ人は五千年以上前から自分たちの暦を使っているといいます。これらは大した違いではありません。なぜなら、空には月はひとつしかないのですから….。
たとえば、アラブ人がモハダム(ムハッラム)と呼ぶものを、ユダヤ人がティシャレブ(ティシュリ)と呼ぶように、毎月の月名には、各国で違った呼び名がついています。でも月はそんなことは気にしません。同じひとつの月なのです。太陰暦はそれでいいのです。月の満ち欠けで種蒔きの時期を計ったりするので、太陰暦自体は価値を持っています。ではそんな太陰暦を差しおいてまで、私たちがグレゴリオ暦を使っているのはどうしてなのでしょうか?
太陰暦は月の会合周期(朔望周期)を計っています。それは新月から次の新月までの期間で、29.5日という周期を持っています。また太陰年というものがありますが、これは月の満ち欠け12回分の期間で、354日に相当します。これは太陽年の365日とは異なっています。地球全体、また地球の歴史、とりわけ人類の歴史全体を振り返ってみたときに、とても興味深い事実があります。それは旧世界と呼ばれるアジアとヨーロッパなどは、400年ほど前まで太陰暦を使っていました。しかしひとつだけ例外があります。それがグレゴリオ暦なのです。グレゴリオ暦は太陰暦ではありません。
面白いことに、中国人や日本人は一度も太陽暦を使ったことはありませんでした。
太陽暦というのは1年365日で計られる暦のことです。太陽年というのは、地球が太陽のまわりを一周するのにかかる期間のことです。興味深いことに、アジア人たちは太陰暦は採用したものの、太陽暦は採用しなかったのです。それによって、ヨーロッパと中国では異なった文明が発達したのではないかと私は考えています。明治天皇がグレゴリオ暦を採用して、文明が急速に変化したのです。グレゴリオ暦は偽りの太陽暦なのです。それは、あたかも太陽年を計っているように見せかけているカレンダーです。また閏年というとても賢明かつ悪魔的なシステムを採用していて、その結果、唯一正しい周期を持っていた2月を、四年ごとに28日ではなく29日にしています。
グレゴリオ暦を制定したグレゴリウス13世が、1572年に即位して改暦するまで10年かかりました。面白いことに、カソリックのディエゴ・デ・ランダ司教が『ユカタン事物記』という本を同年に出版しています。これがマヤ暦について書かれた最初の書物です。ランダ司教はマヤの書庫や書物を破壊してしまった張本人です。ランダ司教がマヤの書庫を破壊したのは、それより10年前の1562年のことでした。書庫の破壊を完了したのが1562年で、その後、ヨーロッパに帰還しました。ランダ司教は、そこで見たことや発見したもの、また行なったことについて尋ねられました。そして1572年に『ユカタン事物記』が出版されたというわけです。ランダ司教は再びマヤに戻り、破壊した地に彼の名前がつけられました。
そのとき同時にグレゴリウス13世が選ばれて、彼が行なった最大の仕事がユリウス暦の改暦だったのです。彼は天文学者や数学者を召集して、ユリウス暦を改良しなければならないと言いました。その結果、閏年というシステムができ上がったのです。そして10年後の1582年に改暦の準備が整いました。その年の10月5日の夜、眠りについて、翌朝、目が覚めてみると10月16日になっていたということになります。これがグレゴリオ暦への改暦ですが、これはユリウス暦を踏襲したものでした。
ユリウス暦は、その名の通り「ユリウス・カエサル(ジュリアス・シーザー)」から取ったものです。それが後にカトリック教会に採用されました。ユリウス暦は元々バビロニアの暦から生じたものなのです。大昔にはエジプトとバビロニアでは太陽暦が使われていました。しかしキリストの時代になって、エジプト文明は崩壊したり忘れ去られたりしたため、ジュリアス・シーザーがもう一度カレンダーをまとめあげて最終的にユリウス暦になったのです。
グレゴリオ暦が偽りの太陽暦だという理由は、365日という日数こそ太陽年の尺度になっていますが、毎月の日数は実際の自然周期とは何の関係もないからです。またもう一点、毎月の名前にもまったく意味がありません。たとえば、1月(January)はローマ神話の門の神様の名前です。それでグレゴリウス法王は、新年はその神様のところから始めなければいけないと言いました。ユリウス暦では、いまでいう4月が新年になっていました。日本でどれほど「エイプリル・フール」が知られているかわかりませんが、エイプリル・フールの始まりは、グレゴリオ暦への改暦後、1月1日が新年と制定されたにも関わらず、まだ4月1日を新年だと信じている人のことを「エイプリル・フール」と呼ぶようになったことです。これが無意味なコンセプトの意味なのです。
たとえば4月(April)と5月(May)は、少し変わった神様の名前に由来しています。3月(March)は、惑星の火星と戦争の神様(Mars)から取られています。7月(July)と8月(August)はジュリアス・シーザーとアウグストゥスの二人からつけられています。9月(September)から12月(December)までの最後の4ヶ月には不適切な名前がつけられています。9月は7番目の月という意味であり、同様に10月は8番目の月、11月は9番目の月、12月は10番目の月という名前がつけられています。このようなことを考え併せてみると、グレゴリオ暦には何の論理性もなく、不規則で頭を混乱させるだけのものだということがわかります。ここで少々伸びでもしてリラックスしてましょう。
さて、そろそろ締めくくらなければならない時間ですね。
私の大好きなテーマは「時間を外した時間(Out of Time)」なのです。いま私は時間の外に生きています。時間の外にいると、多くの情報を受けとることができます。しかし時間の中にいると、時間についての情報を受け取るのに十分な時間がなくなってしまうのです。今日はウォーミング・アップに過ぎません。
先ほど、少し歴史的なことをお話しました。そして「時間の法則」の知識についてもお話しました。これでグレゴリオ暦と、調和の取れた暦の違いについて理解していただけのではないかと思います。
みなさんの中で<13の月の暦>のカレンダーを使ってない方はいらっしゃいますか?もう使っていらっしゃるのでしたら、それに関してあまり細かく話す必要はありませんね。このカレンダーがどれほど普遍的なものかということについては、他にも様々な詳細がありますが、まずドルイドの<13の月の暦>、南アメリカの「パチャクティ」と呼ばれる<13の月の暦>、エジプトの「ソティス暦」と呼ばれる<13の月の暦>、そして死海文書も<13の月の暦>に基づいているものでした。イエス・キリストもおそらく<13の月の暦>を使っていたと思われます。また150年前から現在にいたるまでの改暦は、常に<13の月の暦>に関連したものでした。
以上が今日の講義の補足ですが、詳細について話すときりがありません。今日はとても楽しい時間を過ごすことができました。話すべきことをすべて話して、ちょうど時間がきました。これはいい兆候です。もうよくなるしかないのですから。いいウォーミングアップになりました。明日はもっと暖かくなるでしょう。そして7日目になる頃には暑くて暑くてたまらなくなりますよ。
今日はこれ以上お話はしませんが、まとめますと、今日は太陽暦と太陰暦の両方について話しました。太陽と月の両方とバランスを取る必要があるということです。<13の月の暦>は、正確には「太陽太陰暦」と呼べるものです。なぜなら<13の月の暦>には、太陽年の尺度が取り入れられていることと、その一単位(毎月)が28日になっているからです。これは女性の生理周期とも関係があって、月の朔望周期と公転周期の平均ともほぼ一致します。
太陽と月というのは、たとえば男性と女性や、私たちの右脳と左脳、また身体の右半分と左半分と同じようなものです。<13の月の暦>を使うことで、私たちは自分自身の中にある男性的なものと女性的なもの、身体の右側と左側など、それぞれのバランスを取ります。
私はみなさんに何かを説き伏せようとしているわけではありません。そうしない方が私も楽しいですし….。すでにある程度みなさんが知っていることをお話した理由は、大きな文脈の中で「時間の法則」というものを提示したかっかたからです。
できれば明日は7時ちょうどに始めたいと思います。明日のテーマの「共時性秩序」もとても面白いですよ。明日の夜まで、もう一昼夜、自分自身を循環させて、準備を整えて下さい。今日はお話ができて本当によかったです。そしてみなさんに会えてよかったです。ありがとうございました。


講演者:ホゼ&ロイディーン・アグエイアス
通訳:高橋 徹、滝元 隆伸
監訳:滝元 隆伸
編集・文責:7Days Seminar 実行委員会
Copyright (c) 2000 by Jose & Lloydine Arguelles



◎転載元:パン・ジャパン・ライブラリー
https://panlibrary.org/contents/7days_index/7days_day1/
 
◎音読backmusic:singosign
https://fukuyamashingo.bandcamp.com/

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