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7.1.4

我が家では現在、こちらのAVアンプを使用している。

これまでは、7.1.2ch運用をしていた。
つまり、フロント左右、センター、サラウンド左右、サラウンドバック左右、トップスピーカー左右とサブウーファーというスピーカー構成だ。

これでも十分と言えば十分だが、トップスピーカー用の端子がもう一組空いている。つまり、天井に付けるスピーカーをあと2つ増やして4つ構成に出来るということだ。

物理的に天井に取り付けるのは難しそうだったので、既設のダクトレール(ライトレール)を利用してスピーカーを増設することを目論見た。
最初は普通の小さなスピーカーを、ダクトレール用の取り付け金具で吊るすことを考えて探していたが、なかなかちょうど良いものが見つけられずにいた。


そんなある時、こんな製品を見つけた。

もともとは、店舗用のもののようだが、ホームシアターの天井スピーカー用途で使っている人がいるようで、何と嬉しいことにダクトレール用のアタッチメントもある。

画像で見ると分からないが、このスピーカー、無茶苦茶小さい。
本当に掌サイズだ。
これなら重量的にもダクトレールに取り付けて全く問題なさそうだ。

ということで、スピーカーケーブルと併せて注文。


スピーカーが到着したので、まずはケーブルを敷設。それが終わったら、レールマウントアダプターにスピーカー付属の金物をねじ止めする。
このスピーカーは、ケーブルを直でスピーカーに取り付けるのではなく、ケーブルの端末にターミナル部品を取り付け、それをスピーカーに差し込むような仕組みになっている。
このターミナル部品は、ケーブルをスピーカー取り付け金具に通した後で取り付ける必要があるため、手順に注意が必要だ(私は、敷設したぶら下がっているケーブルにターミナル部品を取り付けてしまったため、スピーカーを取り付けようとした時に手順の誤りに気付いた)。


スピーカーの敷設が終わり、ケーブルをAVアンプに取り付けて音場調整をしようとした時にトラブルがあった。
新設したスピーカーからは音が出るが、これまで問題無かったサラウンドバックのスピーカーから音が出ないのだ。
何かの拍子にサラウンドバックスピーカーからケーブルが抜けたかと思って確認したが問題はなさそうだ。

何をどうしても治らず、その日は諦めた。


翌日、ネットで調べていると、同じようなことを経験した人が質問をしているのを見つけた。
結論から言うと、AVアンプのパワーアンプの数が足りないので、パワーアンプの増設が必要ということのようだ。

改めて取説を良く見ると、最初の方のページの注意書き(*7)に確かにそう書いてあった(私は設定ページを一生懸命読んでいたので気付かなかった)。

* 7: 本機は9 チャンネルのアンプ構成のため、この組み合わせの場合、PRE OUT SURR BACK 端子とパワーアンプをオーディオ用ピンケーブルで接続し、パワーアンプにサラウンドバックスピーカーを接続する必要があります。


つまりこういうことだ。
私の使っているAVアンプに搭載されたパワーアンプは9ch分。
私のやろうとしていたのは7.1.4ch構成。
2番目の.1はサブウーファーなのでパワーアンプは関係ない。
残るチャンネル数は 7ch + 4ch =11ch 。パワーアンプは9ch。
確かに2ch足りない。

スピーカー端子はあるものの、全てのスピーカー端子を同時には使えないという仕様の罠だった。


幸いAmazonには安いパワーアンプが沢山売られている。
私が選んだのはこちら。

これを選んだ理由は、ACアダプターが付いていることと、レビューで同じような使い方をしている人を見かけたから。

これ正確にはパワーアンプではないが、まあいいだろう。
ボリュームは不要なのだが、12時の位置に固定して使うことにした。

当たり前だが、このアンプを繋げたら、無事サラウンドバックからも音が出た。

こうして我が家も晴れて7.1.4ch構成となりました。
めでたし、めでたし。

おわり

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