【ポケカ】「ファミリーポケモンカードゲーム」を教育的観点から深掘りしてみた
ごきげんよう。トンピーです。
昨今のニュースでは「ポケカ=金(買占め・転売)」として取り扱う話題が多く、ネガティブな印象を持たれる方も多いのではないでしょうか。これは、我々プレイヤーにとっては非常に悲しいことです。本来のカードゲームとしての面白さ・奥深さを是非とも知ってほしい!
また、ポケカ(ならびにその他のTCG)には人間の論理的思考力や想像力を鍛える側面もあると考えます。この辺の話は「ポケカ 知育」などのキーワードで検索していただければ多くの方の記事がヒットしますので、単なる私の妄言ではないはずですw
本記事は、これから親子でポケカを始めてみようと思っている親御さんに向けて執筆しました。お子さんの年齢は未就学児~小学校低学年くらいをイメージしています。ポケカに興味はあるけど、あと一歩が踏み出せないそこの親御さん!駄文ではありますが、この記事が「親子ポケカ」のひとつの指針として参考になればと思っています。
今回紹介(深掘り)するのは「ポケカデビューにピッタリ」と公式に記載されている「ポケモンカードゲーム ソード&シールド ファミリーポケモンカードゲーム」です。我が家では息子が年中さんの頃にこちらの商品を購入して、①子供に合うか、②親子でプレイできそうか、について見極めました。定価2,400円ポッキリですのでお財布にも優しいです。
■デッキ概要
この商品には3種類のデッキの他、必要となる対戦グッズも一式同梱されているので、買ったらすぐに対戦を始められます。また、3種類のデッキはそれぞれ2つの異なるタイプ(2色)で構成されているため、対戦ではポケカで重要となる「タイプ相性」をスムーズに学ぶことができます。タイプ相性は「草は火で燃える」「火は水で消える」「水は電気をよく通す」といった自然の理と結びついており、さらに弱点を突いたときのダメージ計算は掛け算の入門にも!ほら、教育に良さそうに聞こえてきた!!
※ 悪タイプの弱点だけはうまく説明できませんでしたw どなたか納得のいく説明の仕方があれば教えてください。そもそも悪タイプって何やねん。
◆エースバーンVデッキ(炎・草)
説明文にあるとおり、エースバーンVの大火力が目玉のひとつ。一方で、こちらのワザはエネルギーのトラッシュが要求されるため、他のデッキと比べてエネルギー事情がシビアになります。ポケカにおける「エネルギー管理」の重要性を学べるのはこちらのデッキです。
また、タルップルVは、ワザが2つとも超優秀。個人的には、ファミリーポケカ界隈で最強のポケモンと考えます。タルップルVデッキに改名すべき。
◆ピカチュウVデッキ(雷・水)
ピカチュウVは、ワザの威力は控えめですが、着目すべきはワザの要求エネルギーの薄さです。「色の縛りが薄い=汎用性が高い」と捉えれば、色んなデッキに入れやすい。つまり、実際にオリジナルデッキを作るときの想像力を掻き立てます(こじつけw)。また、雷・水どちらのエネルギーをつけても動き出せるのは、プレイに安定感を与えてくれます。さらに、「にげる」ためのエネルギーが少ないという利点も見逃せませんね。
ゲッコウガVは、最大240ダメージが狙えます!!…が、世の大人たちは良く知っています。それは「コイントスの不確実性」です。対戦ポケモンの残りHPに対してどちらのワザを出すのが最善手なのか(運要素をどう捉えるか)を話しながらプレイすると、お子さんにとって学びになると思います。
また、3種類のデッキの中で唯一「ボスの指令」が入っているのも特筆すべき点と言えます。倒したいポケモンを確実に倒す手段は、非常に貴重かつ重要です!
◆バンギラスVデッキ(悪・闘)
バンギラスVとルカリオVそのものから学べることはありません(直球)。愚直にエネルギーを貼って、良きタイミングで殴る!実にシンプル。
このデッキの特徴は「クラッシュハンマー」によるエネルギー破壊といった搦め手のいやらしさでしょうか。ファミリーポケカ内では唯一無二の武器です。「自分がされて嫌なことを友達にしてはいけません。ただし、TCGはその限りではない」というのは我が家の家訓です。ポケカにおけるトレーナーズカードの重要性を体感できるデッキでしょう。
■プレイのポイント
ここで初めてプレイする人が陥りがちな落とし穴を紹介します。それは「トラッシュ恐怖症」です。私の家族は全員が発症しましたw
例えば、トレーナーズカードに「博士の研究」というカードがあります。このカードのテキストを読んで、あなたはどう評価しますか?
ファミリーポケカにおいて、トラッシュしたカードはほぼ回収できません。ですが、対戦では手札が多いほど戦略の幅が広がります。手札が悪いとき、手札では現状を打破できないときに、思い切ってこのカードを使うことが出来るかがどうかが上達への第一歩と考えます。
※ ここではトラッシュのデメリットを強調していますが、あくまでファミリーポケカ内での話です。トラッシュを利用するカード・デッキは多数ありますので、いずれ紹介できたらと思います。
■次ステップのご案内
ファミリーポケカをプレイしてみて「ポケカ面白いじゃん」と思えた方、これをきっかけに本格的に始めてみませんか?
この商品を買うと、手元には60枚×3デッキ=180枚のカードが手に入ります。その中には、現行のスタンダードレギュレーションで使うことができる「汎用性の高いカード」がいくつか入っていますので、最後にご紹介します。デッキの主役は「ポケモン」カードですが、デッキの基盤となるのは汎用性の高い「トレーナーズ」カードなのです!
レベルボール(E)×6枚
スーパーボール(G)×6枚
ポケモンいれかえ(G)×6枚
クラッシュハンマー(G)×2枚
博士の研究(G)×6枚
ジャッジマン(G)×6枚
ボスの指令(G)×1枚
サナ(E)×3枚
炎・草・水・雷・悪・闘タイプのエネルギーカード9枚ずつ
※ カッコ書きの中の英字は、レギュレーションマークです。
※ 本リストはコスト面も考慮しています。「スーパーボール」「クラッシュハンマー」「サナ」は、カード資産が少ない時期において貴重なトレーナーズカードと考えます。
これらのカードを駆使して、次はオリジナルデッキを構築してみましょう!
え、どうやって作ればいいかわからない?
近日中に「デッキ構築論」の記事を書きたいと思いますので、あまり期待せずにお待ちください!
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