見出し画像

ただいまシステム導入中!

私の会社では2022年1月より会計・給与システムの入れ替え導入に着手した。10月本番予定なので4月にはシステムをセットアップするサーバ本体を購入する必要があるが、おりからの半導体不足により苦戦中だ。

昨今の業務遂行にはサーバは欠かせないが、5年前に全営業店が利用する勤怠・データ集信サーバはAWS(クラウド)上に移設を行った。ただし、今回のように本部社屋内でしか利用しない会計・給与システムについては一律にクラウド上とせず、オンプレミスを選択することになる。

今までの会計システムはRAID2(ミラーリング)構成のサーバ2台(会計・給与1台つづ)とRAID5のバックアップサーバから構成されていたが、今回は見直しをかけて会計・給与を1つのサーバに集約して、コールドスタンバイ方式で同じサーバを予備として通常は電源を入れずに用意する方法をとることにする。

何かサーバに障害が起こったときのダウンタイム(復旧までの停止時間)を24時間程度と想定する会計・給与システムではこのようなコールドスタンバイ方式を取るが、これとは別にファイルサーバのようなダウンタイムを1時間程度と想定するサーバでは図のようなホットスタンバイ方式をとって、何かあればすぐに予備機に切り替えられるようにしている。
昨今はランサムウェアなどの被害が急増しており、クライアントPCだけでなくサーバ側が標的になる場合が想定される。そうした場合に備えてデータの差分バックアップなどの方法も併せて採用する必要があるだろう。

サーバは全て隔離されたネットワーク上に配置しインターネットから直接のアクセスを遮断してウイルスからの攻撃に備えているが、いざ標的型攻撃を受ければ是非もなく破られてしまうだろうから、復旧の手段を複数用意しておかないと枕を高くして寝られない。中小企業でもこれだけ色々と気を遣うのに、大企業の情報システム部門の大変さを思うと気が遠くなる思いだ。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?