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情報システム課のメンバーその3

管理する店舗数が200を超えると4名目の人員が必要になってきます。役割としては店舗の食材発注を行うASP(アプリケーション・サービス・プロバイダ)を導入して食材マスタや店舗情報の更新を行う人員が必要になってきたのです。こうなるとスキルはプログラマーやメンテナンスからデスクワークを主に考えて採用を行いました。SEとしての職歴を問いませんので、育てるのに時間はかかります。概ね3年程度はかかりましたが、採用時に考慮すべきは業務をマスターした後にさらにスキルアップ出来るかどうかです。これは難しい問題で、プログラミングをさせたりしてみたものの上手くはいきませんでした。事務処理能力が高くて地頭が強くてもプログラム出来るかどうかはまったく分りません。このプログラムセンスがどこで身につくのか分かりませんが、昨今公教育に取り入れられているプログラミングの授業も、このセンスを見極めるためには案外必要なのかも知れないと思います。はっきり言えるのは誰でも学べばプログラム出来るというのは幻想だということです。4名体制で情報システム課は処理能力のピークも迎え、店舗数もピーク越えて減少局面に入ります。こうなると、他部署の事務方職員の就職先として情報システム課が使われることになります。1名を外部に転出して代わりに事務員を受け入れる形での4名体制に移行し、この事務1名枠は余剰人員受け入れ、不足人員への補充と社員やパート採用での補充など毎年入れ替わるような状態になります。その後、次世代を育てるために1名増員して5名体制を組みますが、採用した新人も1年で退職し定着せず、業務委託契約に時短勤務での1名と育児休暇後の時短勤務1名の2名と合わせて5名体制にすることで現在に至ります。育児や介護などで時短勤務が必要な場合も往々にして出てくるので、時短社員2名で、フルタイムの1名分に相当させているのが今の状況でしょうか。

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