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【ナナ日記】フェリーで行く北海道旅行~移動経路編~

今年の夏に我が家のゴールデンレトリバー(ナナ3歳♀)との北海道旅行を実現することができました。車で行くのか、飛行機で行くのかいろいろ調べて結果としてはとても充実して楽しい旅行だったのですが、意外と情報がまとまっていない印象もあったのでnoteに残しておこうと思います。
同じように北海道に旅行したいとお考えのゴールデンレトリバーや大型犬、犬と生活する誰かのお役に立つと嬉しいです。

■飛行機、高速道路、フェリーどんな経路で行くか?

神奈川から北海道までのルートとして考えられるのは大きく3つ、空路を選ぶか、陸路を選ぶか、水路を選ぶか。

空路を選べば羽田からわずか1時間30分で北海道に到着。こんなに簡単に行けるルートはありません。ただし、以下の理由で我が家は空路を選びませんでした。

各航空会社調べてみると、ペットとの旅行を大事にし、サポートしてくださっているのがわかりました。想像していた以上に良心的な印象も持ちました。

ANAのページ

https://www.ana.co.jp/ja/jp/serviceinfo/domestic/support/pets/

JALのページ

https://www.jal.co.jp/jp/ja/dom/support/pet/

ただし、いずれのサービスにおいても犬は、貨物扱いになってしまうというのが最も気になり、注意書きをよく見るとちょっと怖いことも書いてあります。また、移動時間だけでなく搭乗時間等を含めると3時間以上ナナは私たちと離れ離れになってしまい、その間、揺れたり、気温・気圧が変わる環境に一人ぼっちになってしまいます。ナナのストレスを考えると飛行機での移動は選択しづらいなというのが我が家の結論でした。

そして、我が家は、行きはフェリー中心、帰りは高速中心というルートを選択することにしました。

具体的には、行きは大洗港から苫小牧のフェリー。帰りは津軽海峡のみフェリーで後は高速をひた走るというルートです。行きと帰りを逆にするという考えもありましたが北海道に着いた時に疲れ果てているを恐れました。そして行きも帰りもフェリーというもありだと思いましたが、折角なので東北に1泊して、という計画でした。

■さんふらわあ さっぽろ ふらの
大洗港から苫小牧港の船旅

今回の旅行で我が家の誰もが楽しめたさんふらわあなのですが、ゴールデンレトリバーと利用するにはいくつかのポイントがあります。


夕方便と深夜便

大洗港と苫小牧港を結ぶさんふらわあには、夕方便と深夜便があります。
ただし、大洗港発の深夜便は苫小牧港着が19:45着になりますのでそこから宿泊地への移動を考えると、夕方便を選択する事になると思います。

どの部屋にするか

ペット同伴で乗船するには、ペットルームか、ウィズペットルームの利用が必須となります。ペットルームは、ペットのみがケージに入って泊まれるスペースになります。基本的に家族とは離れてしまうのでそれでも大丈夫なワンちゃんでないといけません。ナナは、可否でいえばペットルームで静かに待ててしまう可能性大なのですが、一人ぼっちはかわいそうなのでペットルームは選択肢に入りませんでした。
ウィズペットルームは、その名の通り、ペットとともに入れる部屋になります。さんふらわあ1便につき5部屋が割り当てられているので、予約を取るのが大変という話をインターネット上でもよく見ました。発売日(乗船日の一ヶ月前)当日の朝9時ちょうどに電話して予約したのですが、その時も1度目は通話中になってしまいかなり焦りました。ついでにいうと、1ヶ月前は、当然宿泊施設もすべて抑えていたのでここで予約が取れない場合、すべての予定の見直しが入る可能性があり、大変リスキーだと思いました。

乗船中の行動

さんふらわあの夕方便は、所要時間17時間45分という長旅ですが、夜を挟んでいるので夕飯、お風呂、就寝、起床(日の出)、朝食、(2度目のお風呂)などをしているとすぐに時間が経ってしまいました。
この間、何度かドッグランにも移動して遊んだのでナナにとってもストレスはあまりない移動だったのではないかと思います。

大型犬の留意事項

艦内は、ゲージかバギーでの移動のみが認められており、ドッグルーム、ウィズドッグルーム、ドッグラン以外の施設には、たとえバギーに入っていたとしても認められません。バギーの貸し出し(30kgまで利用可能)があるので、我が家は、これをお借りしてウィズペットルームに移動していました。
ドッグランは、決して広いスペースではありませんし、犬用に走りやすくなっているわけでもないですが、ちょっとでも自由に動けるスペースがあるというのは犬にとってありがたいスペースだと思いました。

ナナは、基本的にウィズペットルームにずっといて、他の家族がかわるがわる食事や、大浴場に行っていました。犬は艦内の移動に制限がありますよ‥っていうのが留意事項になります。

■津軽海峡フェリー

函館から青森の移動で、津軽海峡フェリーを使いましたが、こちらにもゴールデンレトリバーと利用するにはいくつかのポイントがあります。

青森ルートと大間ルート

津軽海峡フェリーには、函館港と青森港、函館港と大間港の2ルートがあります。
ただし、後述する通りゴールデンレトリバーが利用するには、函館港と青森港のルートを選択する事になると思います。

どの部屋にするか

ペット同伴で乗船するには、ドッグルームか、プライベートドッグルームの利用か、車内残留を選択することになります。
ドッグルームは、ペットのみがケージに入って泊まれるスペースになりますが、体重20kgまでの犬が対象なので、ナナや、ゴールデンレトリバーは対象外になるかと思います。
プライベートドッグルームは、ペットとともに入れる部屋になり、1便につき2部屋が割り当てられています。ただし、体重30㎏までの犬が対象なので、大きいゴールデンレトリバーは気を付けないといけません。(ナナは、27㎏なので大丈夫でした)
そして、このプライベートドッグルームは、函館港と青森港ルートのみに設定されています。
車内残留は、車にペットを残して・・ということになります。積み込みの位置の指定ができない、乗船中・航海中は車からペットを出せない、航海中は、人間は車には戻れず犬のみになる、車のエンジンは切らなければいけない等々の条件がございます。函館港と大間港のルートで90分、函館港と青森港のルートで3時間40分この時間をどのように考えるかだと思います。

我が家は、プライベートドッグルーム(函館港と青森港のルート)を選択いたしました。


乗船中の行動

我が家は、深夜12時30分発のフェリーに乗船したため3時間40分の間に仮眠を取るのみ・・という感じでした。なお、プライベートドッグルームには、各部屋に大きめのゲージ程度のバルコニー(4.8m2)が、ございます。昼間の移動であればそこで気分転換もできると思います。(ナナは、人間同様寝てました)

■北海道への移動経路まとめ

犬連れで車で行く北海道旅行。ゴールデンレトリバーとの生活で、一度はやってみたくてこの夏実践したのですが、最大のネックは北海道と神奈川の距離でした。我が家は、車のみの移動(往復1500㎞以上)に恐れを感じて大洗港と苫小牧港を結ぶさんふらわあを利用いたしました。
ただし、その分費用は掛かっていて(家族4名+1匹で片道15万弱)そこをどのように感じるかだとは思います。費用に問題が無いのであれば、往復さんふらわあですととても快適な旅行になると思います。個人的には、さんふらわあ超絶おすすめです!

(最後まで読んでいただき、ありがとうございました。感想や質問もいただけると嬉しいです)






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