かっこいい話。

難しいあの文章はかっこいい。
難しいあの絵画はかっこいい。
難しいあの動画はかっこいい。
"難しい"は"かっこいい"

本当に?

難しいことはかっこいいことじゃなかった。
だって難しい本を読んでもすごいとは思わなかった。
そのとき感じたことは、何がしたいんだろうということだけ。

Z世代向けのための物語。
読んでほしいのはまだ世界を知らない子供たちで。
それなのに多用する比喩表現。
ストレートに表記しない言葉のニュアンス。
未知の言葉は偉大でかっこよく、見えるだけ。

伝えたい思いがもっと正確に伝わる言葉は他にもあるはずなのに。
その言葉を使わない、選べないのはかっこよくなんかないと思った。

本当にかっこいいものは簡単なものだと思う。
至ってシンプルでこねくり回さずとも伝えたいことが伝えたい人に届くこと。
それは本当にかっこいい。


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