谷川

落書きと雑念の置き場所

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最近の記事

エントロピーってなんやねん

ついこの間、洗濯物を干しながら考えたことがあって、 「エントロピーってなんやねん」って。 エントロピー?まず何語? ギリシャ語だってさ。 日本語では「乱雑さ」とか「無秩序さ」なんて訳されたりしてる。 珈琲に牛乳を入れると徐々に混じって珈琲牛乳になるけど、 珈琲牛乳が自然に珈琲と牛乳に分離することはない、っていうね、 時間の経過とともに物事はどんどん乱雑さを増して無秩序になっていく自然原理のこと。 なんで洗濯物は乾くのかところでこの前洗濯物を早く乾かしたくて、どうやったら

    • 胸を焦がす90年代香港と広東語 『恋する惑星』

      現在、ウォン・カーウァイ映画が劇場で公開されていることはご存知だろうか。 私は先週知って、知った5秒後にはチケットを入手して翌日には劇場に足を運んだ。 観たのはウォン・カーウァイ映画の中でも一番好きな『恋する惑星』 94年の映画だ。 原題は『重慶森林』 高校生くらいの時にビデオで何度も観た。 何度も観て、90年代の香港の雰囲気と、金城武と、彼の話す広東語の響きに恋をした。 あの頃の熱情が劇場の大画面で蘇った。 私が危うく「胸キュン映画」とかいう何の趣も無い表現で感想を言い

      • イマ、ココに無いモノ。暗示と心理。

        長期で東京に滞在しなければならず、宿泊費節約のために現在Airbnbに滞在している。 滞在先に一歩足を踏み入れた途端、私は察してしまった。 「あ、ここは出る」 そう、玄関先で見つけてしまったのだ。ゴキジェットとブラックキャップを。 字面を見るのも嫌なので以下ヤツとする。 以降、まだヤツの実体は目にしていないが、常にヤツの気配に怯えながら暮らしている。 暗示で人の心理を操るなぜまだ実体を目にしていないものにこんなに怯えなきゃいけないんだ。 壁の黒いシミや黒い影が全てヤツに

        • 進撃の巨人と虐殺器官で考える選択と自由

          『進撃の巨人』読んだことor観たことないやついるの? いねえよなあ!! かつてこれほどまでに興奮と驚きと共感を持って鑑賞できた作品はあっただろうか、否!というくらい、私にとって『進撃の巨人』は大好きで特別で大優勝な作品だ。 そして先日、伊藤計劃の『虐殺器官』を読みながらふと、『進撃の巨人』と通底するものを感じた。 どちらの作品も、選択と自由について語っているような気がした。 自由とは何か?って聞かれたらなんて答えるだろうか。 『虐殺器官』に以下のような記述がある。 ま

        エントロピーってなんやねん