かすみがうらマラソンを走り終えて(泥のように眠る快感)

昨日(4月21日)かすみがうらマラソンを走った。キロ6分ペースを維持するという計画は完遂できなかったが、最低限の目標であった4時間半切りはなんとか達成できた。

マラソンのスタートもスムーズ。さいたまマラソンのように走り始めるまでに15分もかかるということはない。トイレは小用と大小兼用とをわけており混雑緩和に役立っている。前半はアップダウンがあるが、後半はほぼフラット。エイドステーションも充実しており、給水は完璧。ただ、給食はバナナばかりで、後半は手がでなかった(ゴール後もバナナを配っていた。1本もらったが、おばちゃんがもっともってきなというのでもう1本頂いた)。

そんななかで私設エイドはありがたかった。漬物におにぎりにパンに天ぷらもあった。28キロ近辺で頂いた稲荷鮨はとても美味しく力が沸いた。また、途中、コーラを飲ませてくれる方がいて、少し列にならんだが、飲むと生き返った気がした。うちわをあおいで応援してくれる沿道のおばちゃんにも癒された。

ゴール後は、全身筋肉痛で預けた荷物を取りに行くのに難儀した。階段の昇り降りにも一苦労。ウッと声が出る。宿泊予定の宿に辿り着き、チェックインして大浴場に浸かった。地下水を汲み上げたという湯がじんわりと体を包んでくれる。

早めの夕飯は宿近くの「やきとんパンチ」というお店で食べた。ポテサラが美味しかった。

部屋にもどり、コンビニで購入したプッチンプリンとカップラーメンを食べて締めとした。歯を磨き、いつでも寝れる体勢を整える。静止した体を動かすにはちょっとした気合いが必要。

堂場瞬一の「宴の前」を少し読みかけたが、20時ごろに部屋の明かりを消し、早々と布団に潜り込んだ。枕は低めでちょうどよいなとおもっている内に眠りに落ちた。

睡眠中。全身の筋肉痛と疲労で体が熱をもっており、何度も何度も寝返りを打った。左に右に何度も何度も。その度に目覚めているのを自覚しながらも眠っているという不思議な状態。数えているわけではないが15回以上も寝返りを繰り返している。体の熱りで喉の渇きも感じるが、起き上がる気力はない。

夜中、一度トイレに立ちスマホで時間を確認すると0時20分だった。水を飲みたかったが、そのまま布団に倒れ込んでまた眠った。ここからはまさに泥のように眠った。今年2月のさいたまマラソンを走った夜も朝まで深く眠り続けることができた。実は、今回も密かにこの感覚を期待していた。体をギリギリまで酷使し泥のように眠る、なんと心地よいことか。

翌朝、目覚めると7時半だった。約7時間眠り続けた。熟睡だった。ベッドから恐る恐る立ち上がってみると昨日酷かった筋肉痛は峠を越していた。足の筋肉がバージョンアップされたようでむしろ心地よい。参加賞でもらったポカリスエットをゴクゴクと飲む。体に染みわたっていく。

部屋のタオルをもって、大浴場に向かう。ゆっくり湯船に浸かる。熱めの湯で目が覚める。じわじわと身も心もリフレッシュしてくる。

湯に浸かりながら昨日のレースを振り返る。後半もっと追い込めたんじゃないか、まだまだ出し切ったとはいえないんじゃないか、との思いに耽っていると、体の内側から疲労が確実に回復してくるのがわかる。このじわじわ回復してくる感じがとてもいい。

今回、レース途中でアップルウオッチがバッテリー切れとなった。だいぶ古いので4時間持たないのだ。そろそろ買い換えどきかもしれない。新しいのを買って次の大会にのぞもう。大会選びも楽しみの一つだ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?