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2/7

2日すぎてしまったけれど2/7は代官山にある「晴れたら空に豆まいて」で波多野さんと成山さんの2マンライブ「流氷と工場」に行った。2月の寒さに相応しい題だと思う。

ライブに行く度に音楽の生々しさが胸にガツンとくる。音源化されたものはアーティストの所在がなくても成立するから何処か隔たりを感じてしまうのだけど、ライブは身体でその人の存在を感じるから嬉しさや喜びが格段に違う。直前まで行くか悩んでいたが、好きな人に会える機会がかなり限られているので労働でへばっていても行くしかないと思い、チケットを入手。曰く、音楽に平日も休日もないとのこと。

MCでも仰っていた通り、成山さんは眠り、波多野さんは目覚めを担っていた。出身地による特性が創作に反映されることは大いにある気がする。(全員が全員ではないですが)もし演奏する順番が逆だったら観客が眠りの中に留まったまま終演していたのではないかと思うと、その光景をちょっと見たかったかもしれない。笑

そして波多野さんのソロは2年9ヶ月ぶりだったことに驚愕。どこかで記憶が抜け落ちているような…でも振り返ってみると間違いはない。歳月が過ぎるのがどんどん早くなっていく。恐怖。

それでも美しいなあ、とか愛しいなあ、と言う気持ちは変わらないし寧ろ定着しているのだが、実は依存や執着であるのではないかと自分に質疑応答をしている。それ故にピープルのライブや波多野さんソロを網羅していない。(でもそれが彼らの収入に繋がるから良いことではないのは存じております…)自分は極端な性格だからアクセルを踏切って事故を起こし、そして周りに多大な迷惑をかける、と言う結末が易々と想像できるので、極力抑えている。黒歴史を生むのはもう充分だ。

そんな自分に嫌気がさす時が度々あるから正直一度離れてみたいとさえ思う。世の中の広さに打ちのめされて、自分の小ささに震えて歓喜したい。でも13年聴き続けられるほどピープルの音楽は美しくて、風が吹いていて、ユーモアで、誠実で、「音楽」そのもの。踊り出してしまう。この先も憧れずにはいられないだろうな。


と、その日の熱い想いを少し冷ましてから綴りました。来月はピープルのライブに行くのでそれを楽しみに過ごします。

People In The Boxを聴いたことがない方は是非聴いてみて下さい。(入門編と括られたプレイリストより自身の感性を信じて聴いてみるのがいいと思います!)

では。