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沢山の経験をしたいと言う気持ちと、Peopleが珍しくフェスに出演するのでそのライブを観たいと邪な気持ちから4/13、4/14に開催された
SYNCHRONICITY’24のボランティアスタッフを直前に申し込んだ。

即日ボランティアスタッフの仕事内容が書かれた資料が送られ、面接等もなく当日までスムーズに話が進んだので逆に不安になったが、なぜ即採用だったのか後々分かった。(人手不足でした。)


朝から夜までのロングシフトで常時立ちっぱなしだったので脚が大根と化し、ガタついている。それと引き換えにスタッフの特権で色んなアーティストと挨拶を交わせたりライブを観賞できたのだから脚には耐え抜いてもらおう。ほーら、メディキュットだよ。

しかしスタッフとして働いたものの、知っているアーティストが4つくらいしかなく、アーティストを楽屋に案内するのに手こずったり、お客さんに次のアーティストは誰かと聞かれても即答できないなど、「なぜスタッフとして採用されたのか」と聞かれかねないほど無知すぎて実際は冷や汗タラタラだった。ステージ前で「撮影禁止」のラミネートされた紙を掲げながら黙々と左右に移動することだけが唯一しっかりと業務をこなせていたと思う。あの腕の伸び具合はプロそのもの。


少しの空き時間は一般の方と混ざってずっと気になっていたART-SCHOOLを端の隅で観た。聴いたことない楽曲でもノリノリ踊り、自分の大きなタスクが一つ達成できたようで、とても嬉しかった。
他にTHE NOVEMBERSやDEDE MOUSE、諭吉佳作/menも観たかったけれど断腸の思いで諦めてPeople In The Boxを観るのに時間を配分した。


以下はセットリスト

サウンドチェック.スマート製品
1.DPPLGNGR
2.螺旋をほどく話
3.旧市街
4.潜水
5.泥棒
6.アメリカ     (なにぃ!?)
7.聖者たち
8水晶体に漂う世界

今回のライブは前2列目で、端の隅とは違う視界でとても楽しませていただいた。こうして近くで観るのはとても久しぶりだったので(6年、いやそれ以上経つかも)ピープルメンバーも私たちと同じ地にいるんだなあ…と実感した。目を開いて演奏する姿を見てニヤニヤしたり、目を閉じて音の振動に集中してニヤニヤしたりと、やっぱり最高で最強。犠牲にして観る価値が十二分すぎる。

People鑑賞後の感情はこちら

「春の航海」ツアー中のため神戸→奈良→東京と連続でライブだったので、相当な疲労が溜まっていると思う。それでも最高のライブをかましてくれたことにただただ感謝。ユーラクのチョコケーキを箱で贈呈したい。本当にありがとうございます。

渋谷クラブクアトロのトリのPeopleを観てシンクロニシティは終了。これほど充実時間を味わったのは私の人生の中であまり無かったのでとても良い思い出になった。同じ箱に配属された方々も親しみやすく、割とコミュ障気味の私でも沢山話せた。(普段の生活は職場で3言くらい言葉を発し、スーパーで店員さんに挨拶するだけ。本当に。)人と交わっていくのが恐ろしいときもあるけど大切だね。もっと交わっていけ!

さて、朝から夜まで音楽に塗れていたこの二日間は絵を意識する暇も気持ちも全く起きなかったのですが、その焦燥感がじわじわ湧いてきてる。うんざりするほど馴染みのある疑問「何のために描くのか」「描かなくても幸福でいられるのではないか」「絵の役目はすでに終わった」が強さを増している。

絵を描く人間全員に聞きたい。正解のない答えにあなたは何と答えて、人生を豊かにしようとしてるのだろう、と。(でもやっぱりこうして絵のことを思ってしまうんだなあ…あーやだやだ)