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NIUを買ってみた&先週比+18.37%と大きく上昇|投資記録(52週目)

こんにちは、たぬきです。今週(11月2日〜11月5日)は、大統領選も保有銘柄の決算もあり、不安な心境で迎えたのですが、結果的に先週比+18.37%と大きく上昇しました。特に良い決算を出したROKU、MELI、SQが20%以上も戻し、いずれも上場来高値を更新。投資額に対する損益率も3桁台を取り戻し、YHまではあと5%ほどになりました。

20201106_損益

今回の大統領選で学んだこと

必ずしも毎回同じ株価の推移をするわけではないと思いますが、今回の大統領選で学んだことを記録しておきます。

①大統領選への懸念や、機関投資家が10月末でパフォーマンスを締めるためにポートフォリオを整理することにより、10月後半は大きく調整する。
②大統領選のある前週の金曜日か翌週月曜日(大統領選の前日)に底打ちする傾向にある。
③どの大統領になろうとも投資家は投資する理由を見つけ、大統領選の結果の見通しが見え始めると買い始める。

今回僕は特にポジションを減らさずに大統領選を迎えました。一時は20%ほど調整したものの、今週は15%ほど戻してほぼトントンの状況です。保有銘柄が好決算を出したことも大きいですが、悪くはない結果だったかなと思います。ただ、10月2週目あたりに少しポジションを減らしながら、大統領選のある前々日か前日に買うことができたら、リターンはより良いものでした。4年後の次回の大統領選では試してみたいです(退場せず生き延びなければいけませんが)

NIUを買いました

20%超の含み損を抱えたNVTAを損切りし、NIUのお試しポジションを買いました。NIU(小牛)は動画のようなEVスクーターを販売している中国企業です。都市部で暮らす人たちの、生活圏内(数キロ範囲)のモビリティをより快適なものに変えることをビジョンにしています。

NIUのEVスクーターはスタイリッシュなデザインで、他のEVスクーターと比較し高価格帯ながら、アプリとの連携や、航続距離・速度、車体・バッテリーの軽さなども強みとして挙げられます。走行データも収集され、安全性を高めることに利用されています。

もともとNIUは2014年に李一男氏によって創業されました。天才と呼ばれた彼はわずか15歳で大学へ進学し、27歳でファーウェイの副総裁に就任。バイドゥのCTOなども努め、2014年にNIUを起業。しかし、2015年に初のEVスクーターを発表した2日後にインサイダー取引の疑いで逮捕されます。後任としてCTOだったYan LiがCEOに就任し、現在も努めています。新しいCEOはあまり露出がなく手腕はいまいちわかりません。創業者CEOでないのは懸念のひとつでしょうか。

販売台数を見てみると、第3四半期は250,889台で+67.9%と成長しています。特に中国市場ではG0やMQi2、MQiSなど新製品の販売が牽引。G0モデルは中国での販売台数の27.6%を占めますが、既存モデルと比較して低価格帯であり、売上額やグロスマージンに影響があるとしています。

一方で、販売台数もコロナの影響を受け、特に国外での売上が大幅に減少。7月と8月に徐々に回復したものの、9月には欧米諸国でコロナが再燃していることで、再び販売台数は減少傾向にあります。Q3の決算発表は11月23日ですが、このあたりの影響でどの程度売上を伸ばせているかが懸念材料です。

どのくらい成長余地があるでしょうか。日本ですとEVスクーターはあまり見ませんが、中国では政府がEVへの転換を後押ししており、EVスクーターも広く浸透しているようです。中国のEVスクーター市場は2017年の77億ドルから年に6%成長し、2025年には122億ドルに達する見込みです。欧米諸国でもEVへの転換を進めており、中国市場のシェアをどのくらい獲得できるか、海外での販売台数をどの程度増やせるかがポイントになりそうです。

もうひとつ気になる点は、EVスクーターにはどの程度の技術的な伸びしろがあるか、コモディティ化せず競合とどれだけ差別化ができるのかという疑問です。NIUのEVスクーターはクローズコントロールやセキュリティ機能があったり、アプリでメンテナンスやバッテリー管理ができますが、それらの機能はそこまで高度とは言えず、技術的な優位性は小さいように思います。バイクですと自動運転も難しいでしょうし。

以上のようにいくつか懸念があるのですが、堅調に販売台数を伸ばしていることを評価してお試しポジションを買ってみました。ただ、まだ中長期で保有できる自信はありませんので、すぐ別の銘柄に乗り換えてしまうかもしれません…。

ROKUが保有率トップに

NIU以外の保有銘柄の売買はないのですが、ROKUが大きく上昇したため、保有率トップになりました。CRWDとNIU以外はすべてQ3決算を無事にクリアし、今後もホールドを継続する予定です。CRWDの決算発表は12月2日に控えていますが、現在のパフォーマンスよりも大きく上げるか下げるかは、CRWDによって左右されそうです。

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2016年の大統領選では、大統領選の翌週も堅調な相場でしたが、今回はどんな動きをするでしょうか。再び1,000万円達成も見えてきたので、保有銘柄には頑張ってほしいところです。

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