筋肉を制御するミオスタチン

パーソナルトレーナー高橋哲仁が記載します。今回の記事では筋肉がなかなか成長しないときに体の中で起こっている事についてを簡単に解説していきます。
「ミオスタチンとは?」
ミオスタチンとは、筋肉量の増加と脂肪量の減少に関係しています。骨格筋量の負の調節因子として作用する分泌タンパク質です。ミオスタチンは筋節内および骨格筋の発達中の細胞によって発現され、血液中を循環し、筋肉繊維が過剰に成長、発達しないように制限するように作用します。そのためどんなにジムで筋トレを行っても血中ミオスタチン濃度が高い方は筋肉が付き難く、ミオスタチン濃度が低い方は筋肉が付き易いという特徴があります。このミオスタチンがあるおかげで人間や動物達は適度な筋肉と体の大きさを維持することができます。たまに画像で調べると筋肉ムキムキな牛をみたことがありますが、ミオスタチン濃度が低い牛だったのですね。
「筋肉が成長しにくい?!」
筋トレをすると、筋肉の細胞は成長しますが、同時にミオスタチンを放出して、増えすぎを抑えます。筋肉を発達させるには、このミオスタチンによるブレーキに打ち勝つほどに、頑張ってトレーニングをする必要があるのです。努力して鍛えても、いつの間にか筋肉が減ってしまうのはミオスタチンが働いているからなのです。筋肉が付きすぎるとどんどん体内のエネルギーを浪費してしまいますし、空腹にもなりやすく、その体を維持する為には通常の倍以上の摂食をしなければならないのです。そこで筋肉の細胞は、ミオスタチンを放出することで、筋肉が必要以上に増え過ぎるのを抑えているのです。実は筋肉ムキムキの人は空腹だったんですね。ボディーメイクの大会に出ている方は本当に大変な思いをしているんですね。

「筋肉を守る方法?!」
このミオスタチンの濃度は筋トレを行うことで減少させることが出来ますが、遺伝的要因が関係することが多いです。しかし筋トレをする我々にとってはなるべく筋肉をまもりたいですよね。そこでおすすめなのが

とにかくサボらず筋トレをする事。

テストステロン値を高める事。

大筋群を使う筋トレや亜鉛やたんぱく質、ビタミンなどをしっかりとる事。

良質な睡眠が取れているとテストステロン値が高くなりやすくなります。

テストステロンの働きは成長ホルモンの放出を促進させる。成長ホルモンの働きと相乗効果を持ちます。筋肉の増大作用(タンパク質同化作用)をもつ合成ホルモンです。筋肉や筋サイズに影響があるので筋肉を守るには必要不可欠なホルモンなのです。おすすめサプリメントクレアチンクレアチンは無酸素運動時のエネルギー供給をサポートする事で、高強度のトレーニングを可能にします。運動パフォーマンス向上、筋肉量増加、脳の機能改善など様々な所でサポートしてくれます。そしてクレアチンはミオスタチンの発生を抑える効果も期待できると言われていますが具体的にはわかっていません。
「最後に」
いかがでしたでしょうか今回の記事では筋肉の増加を抑えるミオスタチンついて簡単に解説していきました。人間の体は上手くバランス良くなるようになっていると感じました。2020東京オリンピックを観ていてスポーツによっていろんな筋肉の付き方があと感じました。ダイエットをしたくてもなかなか踏み出せない方は、できるところから少しずつかえていきましょう。そして運動能力を鍛えていきましょう。また引き続き体の中で健康についてや美容について記事にしていきます。パーソナルトレーナー高橋哲仁が記載しました。


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