サムアパのライブレポート的なやつ。

こんばんは、無計画プロジェクトの壮大です。
昨日のキネマティカにて、二度目の『有り、触れた、未来』
そして、初のSAMURAI APARTMENTサムアパのLIVEを観て参りました!!!

興奮冷めやらぬという状態で、このLIVEのパッションを『マジでよかった!』の一言で終わらせぬよう、
ラジオの前にいろいろと書き出しておりましたので、それらをここに残しておきたいと思います。
ライブレポートは初めてなので、読みづらい箇所がたくさんあると思いますが、最後まで楽しんでいただければ幸いです。


SAMURAI APARTMENTとは?

和太鼓&トラックメイカーKYODJ&Rap CLIMB和製VOICE SHIMOによるありそうでなかった異色の邦楽トラックメイクユニット
SAMURAI APARTMENTサムライアパートメント

http://samuraiapartment.moon.bindcloud.jp/

こちらの楽曲は2023.3.10全国ロードショー『有り、触れた、未来』のED曲
『船を出せ。未来へ!!』

メチャメチャ熱くないですか!?
映画内で流れる太鼓の楽曲も
KYOさんが作っていて、深い太鼓の響きが魂の火のゆらめきを感じさせます。

最近ではにじさんじVtuberの長尾 景ながお けいさんのオリジナル曲『螺旋』にて、
KYOさんが和太鼓・チャッパを演奏しています。
二番に入る前の間奏93秒あたりから

この間奏の和の空気感、侘び寂びを感じますね。

ライブレポート的なやつ。

ステージの真ん中には椅子とマイク、左側にはMacBookとDJ、右側には太鼓。

一曲目は切ない単音の響きから始まり、電子的な音のディレイから、マラカス?の音が16ビートで入ってきて、徐々に身体がノリはじめる。

SHIMO「みなさん、こんにちは~サムライアパートメントで~す」
   「ここからは私たちといっしょに楽しんで行きましょう!!」
   「では私たちといっしょに踊りましょう~!」

OPでいきなり踊り!?
SHIMOちゃんの手振りに合わせて、お客さんも動き出す。
圧倒的一体感。これはプロのファン。
聞き覚えのあるラブソングのイントロが流れ始めると……

沈黙

SHIMO「なんだ?」KYO「なんだぁ!?」

「落ちちゃいました」「ライブだねぇ」
大家「じゃ、もっかい出てもらいましょ」

「「「笑」」」」

SHIMO「今のはリハーサル」

あったけぇライブ。

暗転し、もう一度イントロが流れ、サムアパが登場。

SHIMO「楽しんでいきましょ~う!!」
   「では私のまねをしてくださ~い」
   「みなさん知ってたかのように、上手ですねぇ笑」

SHIMO「I love you baby And if it's quite all right~」

『君の瞳に恋してる』Can't Take My Eyes Off You cover

やわらかな風が吹くような歌声に、花びらが舞い上がって、香りが空間に広がりわたるような、そんな春の始まり。

SHIMO「はい、またみんなで~!」
手振りに合わせて観客たちが踊りだし、
サビ前の太鼓が興奮を加速させて、心臓がワクワク、ドキドキしてきます

サビではハートの半分を片手で作ってリズムに合わせて手を振って行きます

SHIMO「では私といっしょにハートを作りましょ~!」
センターの椅子からSHIMOちゃんが立ち上がり観客席へダッシュ、SHIMOちゃんのハートの半分とみんなの半分で、ハートを作っていきます。

ファンサえぐくないか?
冒頭から楽しすぎるライブに興奮はすでにピークに近づき、のぼせてしまうんじゃないかと思いました。

アウトロは弦楽器のピチカートで上品に終りをつげ
今度はギターの音がアルペジオが入ってきます。

Find away/SAMURAI APARTMENT

太鼓の音、様々な音が一斉に咲きみだれ、満開の桜。
一気に和の空気が漂いはじめるとともに、ひらひらと桜が少しずつ散り落ちていくような切なさを覚えます。

SHIMOちゃんの声はやわらかさを残したまま、舞い落ちる花びらのように、はらはらと儚さを帯びていきます。

CLIMBさんのラップがその並木の中をしっかりと踏みしめて進んでいく。
春の出会いと別れの残酷さみたいな、身近だけど、目をらしてしまう現実リアルを感じました

KYOさんの太鼓からは広大な大地、自然を感じます。
特に後半のソロは必見。

諸行無常しょぎょうむじょうの美しさ。

MCコーナー

KYO「みなさん、こんにちは!」
「「「こんにちは」」」

KYO「最初ちょっといろいろありましたけど…」
  「なかったことに、お願いします!」

KYO「いいっすね、ペンライト実は昨日から発売しまして」
  「初回分即完ということで」

KYO「早速告知みたいになっちゃいますけど、」
  「8/5(土)に仙台のspaceZeroスペースゼロというライブハウスにて、ワンマンライブが決定しまして」

KYO「翌日8/6(日)は私の地元美里町みさとまちの『米cafe88』というところで、」
  「台湾夜市をイメージした、夏ならではのイベントを二日連続でやります」
  「今回50席くらいしか無いのであっという間、だと思います。」

「「「笑」」」

KYO「何笑ってるんですか!」
  「大丈夫かなコイツら、50人あっという間だって言っていいのかな、みたいなね」
  「是非みなさん、よろしくおねがいします」

Plastic Love/竹内まりや cover

この曲が始まる瞬間マジでKYOさんの太鼓がドラムに見える、幻覚?
なんでこんなに自然なのってくらいにマッチしてて、ビビる。

SHIMOちゃんの今風の都会的な歌いまわし、先程とは一変して大人の表情。

夜の街並をドライブしながら聴きたくなる一曲。

遥蕾麗輝 / SAMURAI APARTMENT

これは歌詞見ながら聴きましょう。

イントロの少し歪んだ感じのメロディーが、まだ少し曖昧なままの心を映し出すような気がした。

歌い出しの歌詞

遥か彼方鏡の中の あなた 
その姿 まだ若葉
涙乾く前に

https://linkco.re/EyhDybCU/songs/1455155/lyrics?lang=ja

若葉に滴る雨が、大地へこぼれ落ちていくような画が見えた。
それが養分となり、成長を、強く根が張っていくようにCLIMBさんのRapが時間の経過を歌っている気がした。

CLIMBさんのRapはその瞬間に確実に意味を持たせてくれる。
前に進む勇気と、それまでを肯定してくれるような大きさと強さ。

不安定な足どりでも、踏みしめて、だんだん花はひらいてく。
自分の中の光りに気づいてく。

応援というよりも、心を起こしてくれるような曲。太陽みたいな。

最後の転調の盛り上がりは強く強く響く。

MCコーナー2

KYO「ありがとうございます」
  「ペンライトの数増えた笑」
  「今日はアゲ曲はね、少ないんですけど」
  「やんわり、ゆる~くね、振って頂けるといいですね」

KYO「いっつも|Cafe'vitamin《カフェビタミン》はさ」
  「はじめましての人とかもいるじゃないですか」
CLIMB「カフェビタミンが何かを」
KYO「今日はちょっとその辺を初期に戻って話してみようかなって思って」

KYO「僕ら和太鼓とDJとボーカルということで」
  「太鼓もですね、今日は電子太鼓なんですけど」
  「なかなかこう、生の和太鼓だと、場所が制限されてしまうんですけども」
  「カフェとか、キネマティカさんみたいな」
  「みなさんとすごい近い距離で音楽を楽しむことができないかな、ということと」
  「震災のあとにですね、僕らも、」
  「自分たちのイケイケな曲だけじゃなくて」
  「各世代の泣き歌とかをピックアップしたり、カバー曲も入れながら」
  「今日だけは泣いてもいいですよ、という」
  「で、空っぽにしていただいて」
  「そこに僕らが音楽のビタミンを注入しますよ、っていう」
  「そういうコンセプトのライブを」
  「SHIMOちゃんが加入するちょい前くらいからやってるので」
  「結構長いですね」
  「今日はそれに近いかな、という感じで」

ここまで内心かなり燃え上がっていたので、
普段のライブはもっとイケイケなのか……唖然としました。

このあと自己紹介タイムなのですがめっちゃ楽しかったしか言えません。
書けません!

これはカフェビタミン言ったら見れるんじゃないでしょうか。
ちなみにこの日のKYOさんのお話の調子はSHIMOちゃん的には面白い日だそうです。

そんな面白いお話ちょっと聞いてみたい、というあなたにはこちら!!

なんと楽曲の製作秘話やプライベートなお話まで、幅広く面白いお話が聴けますので是非!

夏ゾーン

今回個人的に最も印象に残ったのがこの夏ゾーンでした。

帰ってきて一番最初にメモっているので、それをそのまま張っちゃいます。

夏ゾーンから感じる圧倒的な夏感、青い空とラムネのビー玉越しに映る透き通った世界が広がるような感覚。

金魚花火/大塚愛

イントロが夏のおとずれ
広大な空に入道雲が広がる夏の田園風景のような果てしない感覚、そこに響く深い太鼓の音色はまるで心臓の鼓動のようでもあり、夏という四季の中の季節のさかり、その始まりを感じさせる生命の躍動である。
夏の情景がただただ広がっていく。
青空の下、広がる田んぼ、あぜ道の中心にぽつりと佇む子どものような気持ち。
後半のBPMが上がるところが、夏のかけあしに終わるのに似ている。
ノスタルジーとかわきはじめた風の静けさ、九月頃の寂寥感せきりょうかん

真夏の空にひらく花/SAMURAI APARTMENT

祭りの夜、手をつなぎ歩く、まだ不安定なこのつながり、手の汗からにじむような密かな決意とその不安感
夏空のすこし湿気の残った空気とときどき吹きすぎていく夏の風
何か大切な何かが離れていくような切なさ、
心地よい風の涼しさがそのまま寂しさに変わっていく。
ラムネの後味がほんの少し苦い気がするのは夏が終わるからかもしれない。

MCコーナー3

SHIMO「うわぁ」
KYO「どした?」
SHIMO「おじぎしたら、ハウったの」
KYO「今日つまんないねぇ」
SHIMO「今日つまんないわ」

KYO「夏ゾーン、ちょっとでも涼しくなっていただけましたかね」

拍手。
涼しいけど淋しくなりました!

『有り、触れた、未来』の話

KYO「昨日、新利府の方でこどもの日の無料上映ということで」
  「7時の回に、鯉のぼりプロジェクト、祭りが終わったあとに行ってきました。」
  「子どもとかもね、来て、観た感想とかもね書いてくれてました」
  「今日お子さんはいらっしゃるんでしょうか?」

「います」「いらっしゃいます」

KYO「どうでした?よかった映画」
お子さん「うん!」
KYO「ありがとう!最高だった?」
お子さん「うん!」
KYO「サムアパの最高?」
お子さん「…うん!」
KYO「ちょっと間が空いたぞ!」
  「サムアパ大好き?」
お子さん「大好き!」
KYO「後で甘酒アイスもういっこ買ってあげるから」

KYO「次がラストのブロックかな」
「「「え~~~!!!(食い気味)」」」
KYO「食い気味のえ~ありがとうざいます」

KYO「やっぱりあの曲やらないといけないじゃないですか、映画の」
  「時間的にどうかなって言ってたら」
  「船を出せ。削りますか?ってSHIMOちゃんが」
SHIMO「言ってないです、KYOさんが言ってました、KYOさん!!」
KYO「すごい必死だねぇ」
SHIMO「ホントに!!!」

KYO「昨日ね、あの、鯉のぼり」

KYO「いい天気の中で、心地良い風の中で、今年もね、鯉のぼりをあげることができて」
  「しかも、監督とか、アンチェインのメンバーも、来てくれたんで」
  「まさに映画のEDのシーンそのものっていうかんじの雰囲気でした」
  「今日は外ではないんですけれども、やはり」
  「こうやってライブができるということなんで」
  「船を出せ未来は」
  「笑」
  「ちょっとごめんなさい、『未来』つく曲が結構多くて」
  「迷っちゃうんですよね」
  「申し訳ないです」

KYO「ちょっと久しぶりに今日やるんですけども」
  「もしも…という曲があってですね」
  「震災のことを歌った曲なんですが」
  「この二曲をやりたいと思います」
  「もしも…という曲は」
  「鎮魂の思いをいつまでも忘れないという、想い」
  「そして、そこから大きく同じ船に乗って、出航して」
  「未来に向けてね、進んでいこうという」
  「二つの想いを込めて演奏したいな、と思っております」

もしも…/SAMURAI APARTMENT

イントロから鳴り続ける音が波のようでもあり、繰り返される苦しみのようで、胸が締め付けられる。
しっかりと刻まれていく太鼓の音は、それでも時が過ぎていく現実の重さのようで
そこに取り残され佇む少女。

クライマックスに向けてのCLIMBさんのRapもKYOさんの太鼓も力強く
外側と内側から何かを訴えかけるようで、それが少し痛いのだけど、
生きる実感を与えてくれる。

ラジオの方でも言いましたが、
CLIMBさんが秒針、KYOさんが心臓で、SHIMOちゃんが自然、とか人間みたいな感じがします。

船を出せ。未来へ!!/SAMURAI APARTMENT

この楽曲はLIVEで聴いたほうがいいですね。絶対に。
荒波を越えていく船の情景が見えてきます。

届け、届け、届け!!
強く、シンプルな想いが、ただまっすぐに突き刺さってくるような。

これは何かを語るよりも、絶対に聴いた方がわかります。
曲のラストは、水平線の夜明けが見える気がする。

アンコール&MCコーナ4

KYO「SHIMOちゃん喋って、水飲ませて」
SHIMO「ダメ」
水を飲むSHIMOちゃん。
KYO「お前が飲むんかい」
SHIMO「疲れたから」
KYO「疲れたからねぇ」
  「いや、俺も結構疲れたから」

SHIMO「あっつい!」
この時マジで熱かったです。一体感というか。
全員の熱量が完全にピークに来てた気がします。

マジでここまで書き続けて熱が再来中です。

KYO「今日は本当にありがとうございました!!」

Go ahead/SAMURAI APARTMENT

イントロのシンプルなんだけど、ワクワクする感じ、本当にすごい。
(語彙の筋肉がなくなってきました)

サビはみんなで手をあげて、歌って、最高でした!!
LIVEの一体感。幸福感に満ちたステージ。

身体が自然と前へ乗り出す。
未来へ踏み出したくなる一曲。

『マジでよかった!!』
ん?


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