見出し画像

(期間限定)NDI HX Camera/Captureが無料で入手可能!(2020年5月末まで)

この記事は、ライブ配信を行っている方やiOS用ウェブカメラアプリを探している方にお勧め情報です。

(2020/5/28追記)
プレスリリースによると2020/6/1までとなっていますが、6/1に無料で入手可能かどうかは不明なので早めの入手をお勧めします

Both apps are available to download, free of charge until 1st June 2020 and require an updated version of the free to download NDI® Tools to be installed on the user’s PC. NDI® Tools can be downloaded from here: https://www.ndi.tv/tools/#download-tools

概要

2020年4月2日より、Newtek社のiOSアプリ「NDI HX Camera」と「NDI HX Capture」が期間限定で無料で入手可能となっています。

各アプリの製品サイトはこちら

手元の環境で試してみて非常に性能が良かったので、多くの方にこの機会に導入することをお勧めします。

細かい使い方などは今後も投稿する予定なので、使い方はよく分からんという方もとりあえず無料の間にゲットしておいて損はないです。以下ではアプリの簡単な使い方やNDIの利用方法について紹介します。

なぜこれらのアプリを入手するのか?

理由は大きく2つ。

- 4Kの高品質なウェブカメラとして利用可能
- OBSと組み合わせてマルチカム環境を構築可能

NDI HX Cameraのウェブカメラとしての利用

利用方法は簡単。iOS機器でNDI HX Cameraアプリを起動。次に同一LAN上のMacまたはWindows上でNDI Virtual Inputを起動。NDI Virtual InputにiOS機器が表示されるので選択するだけ。

画像1

これでZoomなどのアプリでカメラ入力をNDI Inputを選択すると、NDI HX Cameraアプリで映している映像が表示される。

画像2

アプリ上で4K→FHD→SDとサイズの変更が可能。SDとそれ以外では画角が若干違うので要確認。下記は4Kで配信、MacとWindowsのOBSで受信の様子。

画像3

NDIをソースとしたマルチカム環境

OBSにOBS-NDIプラグインを入れることでNDIをソースとして利用可能になります。NDI HX Cameraのカメラ映像だけでなく、NDI HX CaptureでiOS機器の画面を写すことも可能。

さらに、OBS-NDIプラグインを利用するとOBSのメイン出力だけでなく、各ソース(テキストなど)のフィルタに「Dedicated NDI™ output」を追加でき、個別のソースをNDI出力することが可能です。

単純な2台PC配信だけでなく、バラバラのソースを別の端末上でミックスしたり、2つ以上のPC上で異なる絵作りをしてバックアップにする、などアイデア次第で様々に応用が可能です。

(Tips)iOS機器のネットワーク接続方法

NDIの要件として受信する機器と同一LANで稼働する必要があります。一般的にはiOS機器はWi-Fi接続で利用しますが、画質と画像の安定性を考えるとWi-Fiではなく有線LANで接続することが望ましいです。

しかしながら、Lightning-USB→USB-有線LANやUSB-C→有線LANのアダプターを持っていることは少ないかと思います。その場合はiOS機器とMac/WinをUSB接続することでP2Pのネットワーク接続が可能です。この構成でNDI接続できることを確認しました。

この方法を利用するとUSBケーブルの届く範囲であれば、充電の心配をせずかつ安定した接続が可能となります。

(2020/5/28追記)
USBで直結する場合、iOS機器側でインターネット共有が有効であることが必須です。インターネット共有を有効にしてMac/Winと接続することにより、機器同士が直接通信できるようになります(双方にIPアドレスが割り振られる)。そのため、この状態を利用してUSB接続によるNDI通信が可能となります。

有線/無線LAN利用時にインターネット共有経由での外部との通信を止めたい場合、
- Mac:ネットワークのサービスの順序を入れ替える
- Win:ネットワークアダプターのメトリック値を変える
といった方法でUSB接続によるNDI通信は行いつつ、インターネット接続は別経路で行うことができます。

まとめ

NDI HX Camera」と「NDI HX Capture」の簡単な紹介を行いました。手元にiOS機器がありライブ配信などを行っている方には便利なツールだと思います。また、4K画質の高品質なカメラ映像を利用できる点もポイントです。他のウェブカメラ化アプリを使っている方も乗り換える価値はあると思います。

OBS-NDIの詳しい使い方などはまた別記事で紹介します。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?