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年末年始、書いてみませんか?あなたの「人生会議」の物語

2020年、これから「何かをはじめたい」という人は必見です。

2020年?2021年じゃないのかって?
違います。全然違います。2020年はまだ

3日

も残っているのですよ。3日ですよ、72時間ですよ、約26万秒もあるんですよ。はいそこ、「今からじゃもう72時間もありません」なんてツッコむのはやめてくださいね。そんな細かいこと言う子はろくな大人になれませんよ。

とにかく、3日を笑うものは3日に泣くのです。
2021年になってから
「さあ新しい年が始まる!1年の計は元旦にありだな!」
なんて大上段に構えているから、結局のところ「俺の1年間って、何?」ってなるのです。
あ、時を振り返るのはやめてください。悲しくなりますから。

今年は感染の影響もあって、年末は自宅で家族とのんびり・・・という方も多いはず。それであれば、

書いてみませんか?

人生会議をして、書いてみませんか?

「人生会議って、死ぬときのことを決めるアレでしょ?年の瀬に縁起でもない」
って思うでしょうか?
違うんです。僕たちの考える人生会議とは、「日々の会話の中に人生会議がある」ってことなんです。「あのときお父さんこんなこと言ってたな」「いつもお袋、こう言ってたっけ」なんていう些細な日常が、いざというときの助けになるのです。

例えば、年末ならテレビで『笑ってはいけない』とか楽しみにしているご家庭も多いですよね?

そこで人生会議です。

「わっはっはー!ウケるー!・・・そうそうお父さんの、最後に過ごしたい場所ってさ」

ダメです。
会話の流れが不自然です。
というか唐突すぎます。

仕方がないので、途中で『ゆく年くる年』にチャンネルを変えて、鐘の音を聞きながらしんみり話し出すというのはどうでしょう。

うん、ダメです。
間違いなく家族内でケンカが勃発します。
チャンネル奪い合いタイトルマッチです。

そういうことではないんです。
例として、ある家の会話を見てください。

 年越しそばやおせちなどの材料を買い込むために車を走らせる母と息子。
「このあたり、あなたが小さい頃はレストランがあったのにね~」
 母の見つめる先には、一見するとマンションのようにも見える、真新しいクリーム色の建物が並んでいた。
「あれは何?」
「老人ホームよ。最近はサ高住・・・?って言うんだっけ」
 母が寂しそうな顔で、ひっそりと佇むそれら建築群を眺める。
「・・・お母さんは、ああいうところには入りたくない?」
 息子がおずおずと尋ねると、母はハンドルを握りながら「うーん」と言って考えこんだ。
「そうね、まあお父さんが生きているうちは、もう少し二人で頑張ろうかな。今の家もだいぶボロになったけど、まだ住めるしね」
「もしお父さんに何かあったら?」
「そうね、そしたら考えようかな」
「僕らの家に来るかい?」
「いいわよー。あなたたちには、あなたたちの生活があるでしょ。迷惑はかけたくないの」
「そうか」
「そうよ」
 子供たちが幸せに暮らしているっていうのが、お母さんにとっての一番の幸せなのよ、と母は言った。
 寂れた道に、くたびれた実家をめざす一台のエンジン音だけが響いていった。

 っていう感じでしょうか?
 こういう、日常の会話の中に、例えば「母の大切にしていること」っていうのが幾重にも折りたたまれているんです。気づいていないだけで。
「大切な人の、大切な言葉」を聞き捨てしてるかもしれないんですよ!もったいない!この3日間をないがしろにするくらいもったいないことです。
 ということで、こんなかたちで、皆さんもあと3日、ぜひ「書き締め」にチャレンジしてみてください!
 こちら↓から応募すれば、賞金ももらえて本にも載るチャンスだってあります。

浅生鴨さん、幡野広志さんからの応援エッセイ

 今回の企画には、たくさんの応援してくれる方もついてくれています。
「わたしたちの人生会議」をテーマに応援してくれる方々がいらっしゃるんです。
 今日は、その方々をぜひご紹介させてください。

 まず一人目は、浅生鴨さん

図1

 そして二人目は、幡野広志さん

図4

 お二人には、「わたしたちの人生会議」をテーマにしたエッセイをお願いしています。楽しみですね!公開を待っていて下さい。

中山佑次郎先生ら「発信する医師団」によるリレー連載

 そして、「発信する医師団」の皆さん!
『泣くな研修医』などの作品で有名な医師・作家の中山祐次郎先生をはじめとした先生方にリレー形式で、自分たちの体験した「人生会議」のエピソードを綴っていただきました。

受賞作品発表は3/20!ゲストは作家の岸田奈美さん!

 そして、今回の応募作品の受賞作は、3/20にnote上で発表します!

 その発表に合わせて20時から、Webでのトークイベントを開催しますがゲストは作家の岸田奈美さんです!

図3

 このトークイベントはお申し込みも不要で、「暮らしの保健室」のYouTubeチャネルで誰でもご覧いただけます。

 ぜひチャンネル登録をいただき、ライブ放送にご参加いただければ嬉しいです。
 もう少し言えば、

 「人生会議の物語」を書いて、

 応援エッセイも読んで、

 noteでの受賞発表も見て、

 トークイベントにチャットで参加

 するまでが一連の流れです。
 3月のゴールまで、ぜひ楽しんで走り抜けて下さい!

※看護師をしながら動画作成を手掛ける江口さんに、企画の紹介動画も作成いただきました!こちらもぜひご覧ください!



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