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王(ジェネレイド)展開ルートまとめ

はじめに

初めまして。私は遊戯王MDでジェネレイド(以下:王)テーマを使ったデッキを作って動画を投稿しています。

X(旧Twitter)アカウント:https://twitter.com/tniReRe

しかし、動画数が増えすぎて検索性が悪くなっていることに気づきました。そこで、外部のギミックに頼らない王の展開ルートを文字でまとめることにしました。一応後攻展開も一部紹介していますが、リンク含めた採用カードや盤面状況の影響が大きすぎるため、あくまで一例としてください。
最低限のカード紹介はしますが、構築や立ち回りについては解説しませんのでご了承ください。


①前提

紹介する展開ルートの定義や使用カードについて、簡単に説明します。

今回紹介する王展開ルートの定義

本記事では、以下の条件を満たす動きを王展開ルートとして紹介しています。
①テーマ外カードをメインデッキに採用する場合は、単体で王に採用出来るカードのみを使用する。
例:
・ローンファイア・ブロッサム
 →単体で光の王マルデルを特殊召喚出来るからOK
・星遺物の胎導
 →単体では機能しないが、王を対象に発動して王を特殊召喚するカードなのでOK
・捕食植物 オフリス・スコーピオ
 →王の展開に繋げることが出来るカードだが、捕食植物 ダーリング・コブラや融合系のカードを入れる必要があるのでNG
・星遺物の星鎧
 →星遺物の胎導をサーチ出来るカードだが、逆に言うと星遺物の胎導の採用が前提で直接ジェネレイドに繋がるわけではないのでNG

②EXデッキに採用するカードは特に制限なし

サンプルレシピ

一応サンプルレシピも記載しておきます。
王カードと星遺物の胎導、ローンファイアブロッサム、汎用カードだけで組んだシンプルな構築です。

使用カードについて

展開ルート内でカードの効果を解説するのは無駄が大きいので、使用するカードを先に列挙します。一通りのカードを把握済みの場合は読み飛ばしてください。

王の影 ロプトル(以降ロプトルと記述)

任意のジェネレイドをデッキから特殊召喚することが出来る下級モンスターです。リクルート効果は相手メインフェイズにも使えるため、状況や構築にもよりますが盤面に残れば1妨害として活用出来ます。

王の舞台(以降舞台と記述)

1ターンに1度相手がデッキからカードを手札に加えた場合、任意の王をリクルートすることが出来るフィールド魔法です。相手ターンにはトークンを生成することで王のリリースコストを賄うことも出来ます。リクルート効果は自分ターンでも使用可能なため、相手にカードを引かせることさえ出来れば自分ターンでも起動できます。またリクルート効果には同名ターン1制限がないため、手札に複数枚持っている場合は1ターンに複数回発動させることも出来ます。
このリクルート効果はドローフェイズのドローでも発動するため、舞台が盤面に残る=1妨害になります。

光の王 マルデル(以降マルデルと記載)

場に出た場合にデッキから植物、または任意の王カードをサーチする効果を持っています。

王の呪 ヴァラ(以降ヴァラと記載)

手札から王カードを墓地に送り、自身を手札か墓地から特殊召喚する効果と、特殊召喚成功時に手札か墓地から王を特殊召喚する効果を持っています。自身の効果で特殊召喚されたヴァラは場を離れると除外されますが、エクシーズ素材にすることで効果がリセットされて問題なく墓地に送ることが出来ます。

轟の王 ハール(以降ハールと記載)

2枚リリースを要求する万能妨害と、ドローフェイズに相手がデッキからカードを手札に加えた場合に、モンスター1体の墓地送りを強制する効果を持っています。墓地送りは盤面からでも選べますが、先行など相手の場にモンスターが居ない状況で使えばハンデスとして機能します。舞台があればハールが盤面に残る状態=1妨害です。
ちなみにハンデス効果は相手ターンでも使えますが、能動的でないうえに有効な働きをするとは限らないため、今回の紹介では自分のターンに発動させた場合のみ妨害としてカウントします

虚の王 ウートガルザ(以降ウートガルザと記載)

2枚リリースを要求する対象を取る除外効果を持っています。舞台があればウートガルザが盤面に残る状態=1妨害です。

氷の王 ニードヘッグ(以降ニードヘッグと記載)

1枚リリースを要求する、チェーンブロックに乗らない特殊召喚を無効にする効果を持っています。チェーンブロックに乗る特殊召喚には無力なため相手を選ぶ効果ですが、貴重な単体で妨害として成立する王です。ニードヘッグが場に残る状態=1妨害です。

死の王 ヘル(以降ヘルと記載)

1枚リリースを要求する、墓地から王かアンデット族を守備表示で蘇生させる効果を持っています。展開パーツとして使用され、効果使用済みのオルムガンドをレベル9「王」に変換したり、舞台が無い場合の相手ターンや手札コストが無い場合にヴァラを起動するために使います。墓地に妨害になれる王がいる場合は1妨害です。展開への影響度が高いですが採用するかが分かれるカードなため、今回はヘルを採用するパターンと採用しないパターンに分けて紹介します。

影の王 レイヴァーテイン(以降レイヴァーテインと記載)

レベル9×2体以上で出せるランク9のエクシーズモンスターで、自身をリリースすることでEXデッキから後述するオルムガンドを特殊召喚し、持っていたX素材の数までお互いの場、墓地から選んでオルムガンドのエクシーズ素材にする効果を持っています。非常に優秀な除去であり、オルムガンドに繋がるため展開補助としての役割も持ちます。また何故かターン1制限がないため、1ターンに複数体出せれば複数回効果が使えます。(王には同名モンスターを複数出せない制約がある点に注意)当然1妨害です。

永の王 オルムガンド(以降オルムガンドと記載)

レベル9×2体以上、またはレイヴァーテインの効果で出せるランク9エクシーズモンスターで、お互いにカードをドローし、その後ドローしたプレイヤーは手札か場のカードを1枚オルムガンドのエクシーズ素材にする効果を持っています。先行など相手の盤面にカードが無い状態で使用すると相手の手札を増やさず相手にカードをドローさせることが出来るため、アドを取らせずに舞台やハールの効果を起動することが出来ます。
先攻展開例では省略しますが、レイヴァーテインから出せる性質上オルムガンドを出す展開=相手の場のカードを2枚除去出来る展開になります。
金満で謙虚な壺の制約などで「どちらか片方のプレイヤーが」ドロー出来ない状態だと効果の発動そのものが出来ないことに注意しましょう。
相手スタンバイフェイズに起動してハールの効果でハンデスすることも出来ますが、以下のような欠点があるため今回の記事では盤面に残っても妨害として扱いません。
1.相手がサーチ、ドロー効果を使えばどの道ハールの効果は起動する
2.速攻魔法などをチェーンされるとオルムガンドのエクシーズ素材を発動した速攻魔法で賄われてしまうため、相手に1枚ドローを献上することになる

幻子力空母 エンタープラズニル(以降プラズニルと記載)

レベル9モンスター×2で出せるランク9エクシーズモンスターで、場、手札、墓地、デッキトップの内1種類を選んで発動し、カードを1枚選んで(手札はランダムに選ぶ)除外する効果を持っています。主な役割は1ハンデスで、盤面に残っても妨害にはなりませんが、出してハンデスした時点で1妨害分の役割を果たしていると言えます。

神樹獣ハイペリュトン(以降ハイペリュトンと記載)

レベル9モンスター×2で出せるランク9エクシーズモンスターです
。自分のターンに発動したカードと同じ種類のカードを墓地からエクシーズ素材に追加する効果と、相手ターンに発動したカードと同じ種類のカードをエクシーズ素材から取り除いて発動したカードを無効にする効果を持っています。
一応魔法、罠、モンスター効果全てに対応していますが、効果の発動のためには同じ種類のエクシーズ素材を取り除く必要があるため、モンスター以外は安定して無効化できません。
また効果の性質上自分のターンには無効効果が使えないため、展開保護としては使えないので注意が必要です。

FNo.0 未来皇 ホープ(以降未来皇と記載)

No.モンスターでない同じランクのモンスター2体で出せるエクシーズモンスターです。先述したオルムガンドとプラズニルという盤面に残っても妨害にならないランク9を素材に召喚します。未来皇自体は妨害能力を持ちませんが、妨害能力を持った更なるモンスターの召喚に繋がります。

FNo.0 未来龍皇ホープ(以降未来龍皇と記載)

No.モンスターでない同じランクのモンスター3体か、未来皇に重ねて出せるエクシーズモンスターです。戦闘、効果で破壊されない効果と、相手のモンスター効果の発動を無効にし、それが場のモンスターならコントロールを奪う効果を持っています。
王ではよくある話ですが、コントロールを奪う際に場が埋まっている場合、そのモンスターは破壊されます(ルールによって破壊されるため破壊耐性では防げません)。当然1妨害です

ローンファイア・ブロッサム(以降ロンファと記載)

場の植物モンスターをリリースすることでデッキから植物族モンスターを特殊召喚することが出来ます。前述したマルデルは植物族なので、このカードから特殊召喚することが出来ます。

惑星探査車(以降探査車と記載)

自身をリリースすることでフィールド魔法をサーチすることが出来ます。つまり召喚権を消費して舞台をサーチするカードです。

おろかな埋葬

デッキからモンスターを墓地に送る汎用カードです。展開ルートにはわざわざ記載しませんが、素引きのヴァラはこのカードで代用することが出来ます。

星遺物の胎導(以降胎導と記載)

手札からレベル9モンスターを特殊召喚する効果と、場のレベル9モンスターを対象にし、属性と種族が異なるレベル9モンスター2体をデッキから特殊召喚する効果を持っていますこの効果でデッキから特殊召喚したモンスターは攻撃できず、ターン終了時に破壊される点には注意が必要です参照するのは「対象にしたモンスターの属性と種族」と「特殊召喚するモンスターの属性と種族」であり、特殊召喚する2体は同じ属性、種族でも大丈夫です

神碑の穂先(展開では共通効果を使うため、以降は統一してルーン魔法と記載)

EXデッキからルーンモンスターをEXモンスターゾーンに特殊召喚する共通効果と、汎用的な固有効果を持っています。展開で使用するのは共通効果なため、どのカードを使用しても構いません。
また、ルーン魔法には固有効果として妨害、除去効果を持っているカードが複数存在します。そのため、展開に使用せず余った場合でも1妨害として機能します。
ただし発動すると次のバトルフェイズをスキップしなくてはならないため注意が必要です。

神碑の鬣 スレイプニル(以降スレイプニルと記載)

レベル9、光属性、獣族のルーンモンスターです。ルーン魔法から出せるレベル9として展開に活用します。


②1枚初動1妨害ルート

外部ギミックを用いないジェネレイドの1枚初動は基本的に1妨害にしかなりません。ただし王の舞台が構えられれば毎ターン継続的に妨害を供給することが出来るため、可能な限りは舞台を出せるようにするのが良いです。

ロプトル1枚初動

パターン①
1.ロプトル通常召喚
2.ロプトル効果で自身をリリースしてマルデル特殊召喚
3.マルデルの効果で舞台をサーチして発動
[最終盤面: マルデル、王の舞台]

基本展開。ロンファでも同じ動きが可能です。

パターン②
1.ロプトル通常召喚
2.ロプトル効果で自身をリリースしてヴァラを特殊召喚
3.ヴァラの効果でロプトルを蘇生
--以下分岐--
4-A.ヴァラとロプトルでリンク2モンスターをリンク召喚
4-B.相手ターンにロプトルの効果でヴァラをリリースしてハールを特殊召喚
[最終盤面A:リンク2]
[最終盤面B:ロプトル、ヴァラ(相手ターンにロプトル、ハール)]

ドロール&ロックバードでサーチが封じられている場合などに。
4-Aを選ぶか4-Bを選ぶかは構築と状況に合わせましょう。

パターン③
1.ロプトル通常召喚
2.ロプトル効果で自身をリリースしてニードヘッグを特殊召喚
[最終盤面:ニードヘッグ]

増殖するGケア、かつ何らかの理由で舞台を構えられない場合にどうぞ。
ロプトル召喚前に増殖するGを使われていた場合は、相手ターンにロプトルの効果を使うことで0枚ドローに抑えることが出来ます。

探査車1枚初動

探査車1枚初動
1.探査車を通常召喚
2.探査車の効果で自身をリリースして王の舞台をサーチして発動
[最終盤面:王の舞台]

妨害数はロプトル初動、ロンファ初動と同等ですが、盤面にモンスターが残らないため発展性がなく、組み合わせで妨害が伸びづらいです。フィールド魔法が即座にアドバンテージに繋がるテーマ(クシャトリラなど)と組み合わせる場合に、両方にアクセス出来る橋渡し的なカードとして使います。

③2枚初動ルート

基本的に2枚初動時は2妨害を構えることになります。
妨害数は多くないですが、万能無効や対象を取らないX素材化など質の高い妨害が多いので見た目よりは強力です。
ここでは同じ最終盤面に辿り着く初動パターンが複数あるため、最終盤面ベースで解説します。

舞台+レイヴァーテイン ルート

最終盤面が、レイヴァーテイン(任意の他ランク9でも可)、舞台になります。
ジェネレイドの2枚初動の基本ルートです。
初動パターンは以下の3通りで、基本的にはロプトル、マルデル、ヴァラの内2種類が揃うことで展開可能です。
①ロプトル+マルデル
②ヴァラ+マルデル
③ロプトル+ヴァラ

①ロプトル+マルデル初動
1.ロプトルを通常召喚
2.ロプトルの効果で自身をリリースしてヴァラを特殊召喚
3.ヴァラの効果で手札からマルデルを特殊召喚
4.マルデルの効果で王の舞台をサーチして発動
5.マルデルとヴァラでランク9モンスターをエクシーズ召喚。

ヴァラ+マルデル初動
1.ヴァラの効果で手札のマルデルを墓地に送り、自身を特殊召喚
2.ヴァラの効果で墓地のマルデルを蘇生
3.マルデルの効果で王の舞台をサーチして発動
4.マルデルとヴァラでランク9モンスターをエクシーズ召喚。

ロプトル+ヴァラ初動
1.ヴァラの効果でロプトルを墓地に送り、自身を特殊召喚
2.ヴァラの効果で墓地のロプトルを蘇生
3.ロプトルの効果で自身をリリースしてマルデルを特殊召喚
4.マルデルの効果で王の舞台をサーチして発動
5.マルデルとヴァラでランク9モンスターをエクシーズ召喚。

全て最終盤面がレイヴァーテイン+舞台になります。
また、ルーン魔法の制約はかかりますが、ロプトルorロンファ+ルーン魔法でも以下の手順で同様の盤面が構築可能です。

ロプトルorロンファ+ルーン魔法初動
1.ロプトルorロンファを通常召喚
2.ロプトルorロンファの効果で自身をリリースしてマルデルを特殊召喚
3.マルデルの効果で舞台をサーチして発動
4.ルーン魔法でスレイプニルを特殊召喚
5.マルデルとスレイプニルでランク9モンスターをエクシーズ召喚。
※ルーン制約あり

またルーン魔法が絡まない後手の場合は、レイヴァーテイン+舞台の盤面から以下のような捲り展開が可能です。

後手展開例(ヘル採用なし)
1.(レイヴァーテイン + 舞台から)レイヴァーテインで攻撃
2.レイヴァーテインの効果で盤面を2枚吸収してオルムガンドを特殊召喚
3.オルムガンドの効果を発動して、お互いに1枚ドローして1枚をオルムガンドの素材にする(攻撃力が足りるならば先に攻撃しても良い)
4.舞台の効果で任意の王を特殊召喚
5.オルムガンドで攻撃
6.オルムガンドに重ねて4素材アーゼウスをエクシーズ召喚
[最終盤面:任意の王、4素材アーゼウス、舞台]

攻撃力2500(相手モンスターの攻守を1000下げる効果持ち)の攻撃、盤面2枚吸収、攻撃力3000の攻撃で盤面を4枚処理したのち、4素材アーゼウスを含めた3種の妨害を構えることが出来ます。
レイヴァーテイン→オルムガンド→4素材アーゼウスの動きは後攻でとても強力なので覚えておくと良いでしょう。
他の展開ルートでも同様の後攻展開は可能ですが、基本的にやることは全て同じため以降の説明は基本的に割愛します。
また、先攻展開で出すカードではないので今回は紹介していませんが、4素材アーゼウスを出して盤面を全処理するだけならばレイヴァーテインの代わりに無限起動アースシェイカーでも可能です。(戦闘破壊時効果でエクシーズ素材を増やすことが出来る)。オルムガンドから4素材アーゼウスを構える場合相手に1枚ドローさせてしまうという問題があるので、どのみちアーゼウスで全処理する場合はアースシェイカーがお得です。

レイヴァーテイン+その他王 ルート

最終盤面がレイヴァーテイン、その他王(展開ルートにより変化)になります。舞台を構えないで2妨害を作るルートです。
基本的に舞台+レイヴァーテインが構えられない初動パターンから展開します。舞台が構えられないため後続が残りにくい欠点がありますが、無理に舞台を構えても1妨害では止めきれずに舞台を破壊されても意味がないので使用頻度はそれなりに高いです。

ロプトル+ロンファ初動(ヘル採用なし)
1.ロンファを通常召喚
2.ロンファの効果で自身をリリースしてマルデルを特殊召喚
3.マルデルの効果でヴァラをサーチ
4.ヴァラの効果で手札のロプトルを捨てて自身を特殊召喚
5.ヴァラの効果で墓地のロプトルを蘇生
6.マルデルとヴァラでレイヴァーテインをエクシーズ召喚
7.相手ターンにロプトルの効果で妨害持ちジェネレイドを特殊召喚
[最終盤面:レイヴァーテイン、ロプトル]

墓穴の指名者でレイヴァーテインを除外されると0妨害になる欠点があります。また、ロプトルからハールやウートガルザを出した場合、妨害使用後に盤面が空になり墓地リソースしか残らないです。

ロプトル+ロンファ(ヘル採用あり)
1.ロンファを通常召喚
2.ロンファの効果で自身をリリースしてマルデルを特殊召喚
3.マルデルの効果でヴァラをサーチ
4.ヴァラの効果で手札のロプトルを捨てて自身を特殊召喚
5.ヴァラの効果で墓地のロプトルを蘇生
6.マルデルとヴァラでレイヴァーテインをエクシーズ召喚
7.ロプトルの効果で自身をリリースしてヘルを特殊召喚
8.相手ターンにレイヴァーテインの効果で妨害
9.ヘルの効果で墓地のヴァラを蘇生
10.ヴァラの効果で墓地のロプトルを蘇生
11.ロプトルの効果で妨害持ちジェネレイドを特殊召喚
[最終盤面:レイヴァーテイン、ヘル]

ヘルを採用している場合はヴァラを経由することで2妨害後でも場にモンスターを残すことが可能で、何を残すかはリリースコストによって選択可能です。また、ヘルをレイヴァーテインに墓穴を撃たれた場合のケアとして使うことも出来ます。

ロプトル+ハール(その他妨害持ち王)初動
1.ロプトルを通常召喚
2.ロプトルの効果で自身をリリースしてマルデルを特殊召喚
3.マルデルの効果でヴァラをサーチ
4.ヴァラの効果で手札のハールを捨てて自身を特殊召喚
5.ヴァラの効果で墓地のロプトルを蘇生
6.マルデルとヴァラでレイヴァーテインをエクシーズ召喚
7.相手ターンにロプトルの効果でヴァラを特殊召喚
8.ヴァラの効果で墓地からハールを蘇生
[最終盤面:レイヴァーテイン、ロプトル]

墓地に妨害持ちジェネレイドを落せる場合、相手ターンにロプトルからヴァラを経由して蘇生させることで2妨害後でも場にモンスターを残すことが可能です。また、この展開では蘇生したいモンスターがレイヴァーテインのエクシーズ素材にならないため、レイヴァーテインの効果を使う前にハールを出すことが出来ます。妨害持ちジェネレイドの代わりにヘルを使う場合、ロプトル+ロンファ(ヘル採用あり)ルートと合流することが出来ます。

ロンファ+ハール(その他妨害持ち王)初動
1.ロンファを通常召喚
2.ロンファの効果で自身をリリースしてマルデルを特殊召喚
3.マルデルの効果でヴァラをサーチ
4.ヴァラの効果で手札のハールを捨てて自身を特殊召喚
5.ヴァラの効果で墓地のハールを蘇生
6.マルデルとヴァラでレイヴァーテインをエクシーズ召喚
[最終盤面:レイヴァーテイン、ハール]

ロンファ初動の場合、墓地にロプトルがいないため妨害後に盤面が空になることを回避できません。

ロプトル + ルーン魔法初動
1.ロプトルを通常召喚
2.ロプトルの効果で自身をリリースしてヴァラを特殊召喚
3.ヴァラの効果で墓地からロプトルを特殊召喚
4.ルーン魔法を発動してスレイプニルを特殊召喚
5.スレイプニルとヴァラでレイヴァーテインをエクシーズ召喚
[最終盤面:レイヴァーテイン、ロプトル※ルーン制約あり]

基本的に舞台サーチが優先されますが、ドロバを撃たれているなどやむを得ない場合はこちらの展開を使用します。

舞台+ロプトル初動 ルート

1枚で1妨害になるカード2枚の組み合わせでシンプルに2妨害です。
一見選択肢がないように見えますが、少しの展開でケアできる誘発が変わってくるので、ある程度パターンを覚えておくのが良いです。

舞台+ロプトルルート
1.ロプトルを通常召喚
2.舞台を発動
[最終盤面:ロプトル、舞台]

最も基本の展開です。
自分のターンに動かないことでヴェーラーをケア出来ます。
ロプトルを相手ターンに残すことで自分ターン→相手ターンと連続でうららを撃たれる可能性をケア出来ます。
蘇生を絡めないことで屋敷わらしとDDクロウをケア出来ます。
相手ターンにGを撃たれた場合相手にカードを3枚引かせてしまう他、速攻魔法などで舞台を除去された場合ニードヘッグを採用していない限り0妨害になるデメリットがあります。

舞台+ロプトル+ヴァラルート
1.ロプトルを通常召喚
2.舞台を発動
3.ロプトルの効果で自身をリリースしてヴァラを特殊召喚
4.ヴァラの効果でロプトルを蘇生
[最終盤面:ヴァラ、ロプトル、舞台]

ヴァラを出せるので次のターンにヴァラの墓地効果が使えます。また盤面にロプトル+ヴァラを構えることで、相手ターンの舞台除去をケア出来ます。
盤面にモンスターを並べておくことで相手ターンのニビルをケア出来ます。
増Gを、見てから後述する舞台+ハールルートに切り替えることでケア出来ます。
うららを2枚持たれていた場合0妨害になるほか、墓地メタの影響を受けるリスクがあります。

舞台+ハールルート
1.ロプトルを通常召喚
2.舞台を発動
3.ロプトルの効果で自身をリリース
4.相手が増殖するGを発動
5.ロプトルの効果でハールを特殊召喚
6.相手が増殖するGの効果でドローしたことで、ハールの効果が起動して相手の手札のモンスター1枚をセルフハンデス
[最終盤面:ハール、舞台、1ハンデス]

舞台+ロプトル+ヴァラルートの増Gケアパターンです。
増Gの効果で1枚ドローされてしまいますが、セルフハンデス効果が起動するため差し引きで相手の手札が1枚減ります。
相手に追加でドローされてしまいますが、舞台の効果を起動して王を1体追加することも可能です。(ハールとウートガルザしか妨害持ちジェネレイドを採用していない場合は妨害が増えないので非推奨)
相手ターンに舞台を除去、妨害された場合妨害が残せないデメリットがあります。

ハンデス絡みルート

ジェネレイドにおいて貴重な初動枚数<妨害数となる展開ルートです。
1ハンデスを1妨害とした時に3妨害ですが、オルムガンドのドロー効果が絡むため相手に手札交換を許している点には注意が必要です。

(ロプトルorロンファ)+ルーン魔法初動
1.ロプトルorロンファを召喚
2.ロプトルorロンファの効果で自身をリリースしてマルデルを特殊召喚
3.マルデルの効果で舞台をサーチして発動
4.ルーン魔法を発動してスレイプニルを特殊召喚
5.マルデルとスレイプニルでオルムガンドを特殊召喚
6.マルデルをコストにオルムガンドの効果を発動して、お互いに1枚ドローして1枚をオルムガンドの素材にする
7.舞台の効果が起動してデッキからヴァラを特殊召喚
8.ヴァラの効果で墓地のマルデルを特殊召喚
9.マルデルとヴァラでプラズニルをエクシーズ召喚
10.プラズニルの効果で1枚ハンデス
11.プラズニルとオルムガンドで未来皇をエクシーズ召喚
12.未来皇に重ねて未来龍皇をエクシーズ召喚
[最終盤面:未来龍皇、舞台、1ハンデス※ルーン魔法制約あり]

レイヴァーテイン ルート

2枚初動で1妨害にしかならない下振れルートです。

ヴァラ+王(マルデル、ロプトル以外)初動
1.ヴァラの効果で手札の王を捨てて自身を特殊召喚
2.ヴァラの効果で墓地の王を蘇生
3.ヴァラと蘇生した王でレイヴァーテインをエクシーズ召喚
[最終盤面:レイヴァーテイン]

④3枚初動ルート

舞台 + レイヴァーテイン +王ルート(汎用)

基本の3枚初動3妨害です。

(ロプトルorロンファ)+(王モンスター、舞台、ヴァラの内2種類)初動
1.(ロプトルorロンファ)を召喚して効果でマルデルを特殊召喚
2.マルデルの効果で(妨害持ち王、舞台、ヴァラの内手札にないカード)をサーチ
3.王の舞台を発動
4.ヴァラの効果で王モンスターを捨てて自身を特殊召喚
5.ヴァラの効果で墓地から王モンスター(もしくはロプトル)を蘇生
6.ヴァラとマルデルでレイヴァーテインをエクシーズ召喚。
[最終盤面:レイヴァーテイン、王、舞台]

基本の展開です。
王の舞台をマルデルのサーチ後使っていますが、最初から持っているなら先に発動してよいです。

ヴァラ + マルデル + 舞台初動
1.舞台を発動
2.ヴァラの効果でマルデルを捨てて自身を特殊召喚
3.ヴァラの効果でマルデルを蘇生
4.マルデルの効果でロプトルをサーチ
5.ロプトルを通常召喚
6.マルデルとヴァラでレイヴァーテインをエクシーズ召喚
[最終盤面:レイヴァーテイン、ロプトル(効果未使用)、舞台]

これも基本の展開です。
先に書いた展開では特定カード3種類のうち2種類+下級初動が条件でしたが、特定カード3種類が3種類揃っても3妨害展開になれます。

ロプトル + 舞台 + ルーン魔法初動
1.ロプトルを召喚して効果でヴァラを特殊召喚
2.ヴァラの効果でロプトルを蘇生
3.舞台を発動
4.ルーン魔法を発動してスレイプニルを特殊召喚
5.スレイプニルとヴァラでレイヴァーテインをエクシーズ召喚
[最終盤面:レイヴァーテイン、ロプトル、舞台※ルーン制約あり]

ルーンが絡んだ場合の基本の展開です。
ルーン魔法の妨害と余ったヴァラをレイヴァーテインに変換する形になります。
あとからルーン魔法を発動していく展開ルートは相手のGを見てから止まれる(温存したルーン魔法がそのまま妨害になる)ため誘発受けが良いです。
ロプトル+舞台初動(誘発考慮)ルートから動いて妨害を見てからこちらに切り替えられるのも長所です。

舞台 + レイヴァーテイン + 王ルート(誘発考慮)

ロプトル + ヴァラ + マルデル初動(無限泡影ケア)
1.ロプトルを召喚
2.ヴァラの効果でマルデルを捨てて自身を特殊召喚
3.ヴァラの効果で墓地からマルデルを蘇生
4.マルデルの効果で舞台をサーチして発動
5.ヴァラとマルデルでレイヴァーテインをエクシーズ召喚。
[最終盤面:レイヴァーテイン、ロプトル(効果未使用)、舞台]

ヴァラやマルデルに無限泡影などを使われた場合、ロプトルの効果でリリースして別の王に変換することで回避出来ます。増Gを撃たれた場合でも、チェーンしてハールを特殊召喚することで3枚ドロー1ハンデスになるので、相手の手札枚数増加を1枚に抑えることが出来ます。
マルデルの代わりにハール等妨害持ちジェネレイドを持っていた場合はロプトルからマルデルを出す必要があるため無限泡影を受ける可能性があります。
同様にロプトル+ヴァラ+ヘルの場合もマルデルのサーチ効果発動までロプトルを温存できませんが、マルデルへの無限泡影をヘルの効果で回避することが出来ます。
基本的にロプトル+ヴァラ+王の場合はロプトルを先出ししてロプトル効果を温存することを意識すれば問題ありません。

ハンデス絡みルート

ジェネレイドにおいて貴重な初動枚数<妨害数となる展開ルートです。
ハンデスを1妨害と換算した時に、3枚初動から4妨害が成立します。
舞台 + レイヴァーテイン + 王ルートにおける王がハールの場合に成立します。

2ハンデス2妨害ルート
1.レイヴァーテインの効果でオルムガンドを特殊召喚(最初からオルムガンドを出している場合は省略)
2.オルムガンドの効果を発動して、お互いに1枚ドローして1枚をオルムガンドの素材にする
3.相手がドローしたことで、舞台→ハールのチェーン順で効果を誘発
4.ハールの効果処理で相手のモンスターを1枚墓地送り(1ハンデス目)
5.舞台の効果処理でデッキから任意の星9ジェネレイドを特殊召喚
6.任意の王とハールでプラズニルをエクシーズ召喚。
7.プラズニルの効果で相手の手札を1枚除外(2ハンデス目)
8.オルムガンドとプラズニルで未来皇をエクシーズ召喚
9.未来皇に重ねて未来龍皇をエクシーズ召喚
[最終盤面:未来龍皇、舞台、2ハンデス]

盤面上の妨害数は減っていることに注意しましょう。

1ハンデス3妨害ルート(ヘル採用あり)
1.レイヴァーテインの効果でオルムガンドを特殊召喚(最初からオルムガンドを出している場合は省略)
2.オルムガンドの効果を発動して、お互いに1枚ドローして1枚をオルムガンドの素材にする
3.相手がドローしたことで、舞台→ハールのチェーン順で効果を誘発
4.ハールの効果処理で相手のモンスターを1枚墓地送り(1ハンデス目)
5.舞台の効果処理でデッキからヘルを特殊召喚
6.ヘルの効果でオルムガンドをリリースしてマルデルを蘇生
7.ヘルとマルデルでレイヴァーテインをエクシーズ召喚。
[最終盤面:レイヴァーテイン、ハール、舞台、1ハンデス]

盤上の妨害を減らさずに1ハンデスが可能です。オルムガンドの効果を使う展開全般に言えることですが、相手の手札枚数は減っているもののオルムガンドで1ドローさせている=解決札を引く確率そのものは上がっている点には注意しましょう。

マルデルを全て引いてしまったルート

デッキからマルデルを出したいのに素引きしてしまって出せないケースです。妥協展開になります。オルムガンドの効果で相手に1度カードを引かせてしまう欠点があるため、それが嫌な場合は2枚初動と同じ展開を選ぶ必要があります。

ロプトル + マルデル + 王カード初動①
1.ロプトルを召喚して効果でヴァラを特殊召喚
2.ヴァラの効果で手札からマルデルを特殊召喚
3.マルデルの効果で王の舞台をサーチして発動
4.マルデルとヴァラでオルムガンドをエクシーズ召喚
5.オルムガンドの効果を発動して、お互いに1枚ドローして1枚をオルムガンドの素材にする
6.王の舞台の効果が起動して、デッキからレベル9王を特殊召喚
7.ヴァラの効果で手札の王カードをコストに自己蘇生
8.ヴァラとレベル9王でプラズニルをエクシーズ召喚。
9.プラズニルの効果で相手の手札を1枚除外
10.オルムガンドとプラズニルで未来皇をエクシーズ召喚
11.未来皇に重ねて未来龍皇をエクシーズ召喚
[最終盤面:未来龍皇、舞台、1ハンデス]

ハンデス込みでギリギリ3妨害の展開です。ハンデスは1枚だけだと効果が薄く、この段階だとオルムガンドで相手に手札交換を許すのが厳しいため、どちらかと言えば非推奨です。ただし、レイヴァーテインによる盤面除去が可能な場合は1ハンデスと未来龍皇がオマケで付くことになるため優先度が高いと思います。

ロプトル + マルデル + 王カード初動②
1.ロプトルを召喚して効果でヴァラを特殊召喚
2.ヴァラの効果で手札からマルデルを特殊召喚
3.マルデルの効果で王の舞台をサーチして発動
4.マルデルとヴァラでオルムガンドをエクシーズ召喚
5.オルムガンドの効果を発動して、お互いに1枚ドローして1枚をオルムガンドの素材にする
6.王の舞台の効果が起動して、デッキからヘルを特殊召喚
7.ヘルの効果でオルムガンドをリリースしてマルデルを蘇生
8.ヴァラの効果で手札の王カードをコストに自己蘇生
9.ヴァラとマルデルでレイヴァーテインをエクシーズ召喚。
[最終盤面:レイヴァーテイン、ヘル、舞台]

ヘルの効果で墓地のロプトルを蘇生すれば任意の妨害持ち王に繋げられるため、これも3妨害です。
手札5枚に対する1ハンデスは期待値が低いので、こちらを選択するのも良いと思います。

⑤胎導展開ルート

星遺物の胎導が絡む展開ルート。
ヴァラの効果すら用いずにレベル9モンスター3体が盤面に並ぶため、他の展開ルートとは隔絶した制圧力を誇ります。
胎導で任意のレベル9を2体持ってくる都合上自由度が高いため、ここからは胎導を発動後の盤面をスタートとして記載します。

舞台 +ハール + マルデル + ヴァラ(効果未使用)初動

(ロンファ or ロプトル)+ 胎導で成立する基本の二枚初動です。
アドバンテージにはならないですが、ヴァラ+任意の王カード+胎導の3枚初動でも同じ展開になります。

3ハンデス未来龍皇舞台ルート
1.マルデルとヴァラでオルムガンドをエクシーズ召喚
2.オルムガンドの効果で素材からヴァラを取り除いてお互いに1枚ドローし、その後オルムガンドの素材に1枚セット
3.相手が1枚ドローしたことで舞台とハールの効果が誘発(舞台→ハールの順にチェーンを組む)
4.ハールの効果処理で相手は手札からモンスターを1枚墓地に送らなければならない(1ハンデス目)
5.舞台の効果でデッキからヘルを特殊召喚
6.ヘルの効果でオルムガンドをリリースして墓地のヴァラを蘇生
7.ヴァラの効果でマルデルを特殊召喚
8.ヴァラとマルデルでプラズニルをエクシーズ召喚
9.プラズニルの効果で相手の手札を1枚除外(2ハンデス目)
10.ハールとヘルで2体目のプラズニルをエクシーズ召喚
11.2体目のプラズニルの効果で相手の手札を1枚除外(3ハンデス目)
12.2体のプラズニルで未来皇をエクシーズ召喚
13.未来皇ホープに重ねて未来龍皇をエクシーズ召喚
[最終盤面:未来龍皇、舞台、3ハンデス(墓地にヴァラ、ヘル、ハール)]

2枚初動で3ハンデス、1モンスター効果無効、1万能無効を構える展開です。特に理由がなければこの展開で良いと思います。
ハールのセルフハンデス効果はモンスター限定なので稀に不発するリスクがあります。
手札に王カードかルーン魔法が余っている場合、ヴァラを蘇生させてヘルの代わりにエクシーズ素材にすることで、ヘルを場に残して6妨害に増やしつつ王への墓穴をケアすることが出来ます。
特にルーン魔法の場合、オルムガンドの効果にチェーンすることで、発動したルーン魔法をそのままオルムガンドのエクシーズ素材にすることが出来るため手札1枚分得になります。

2ハンデス未来龍皇ロプトル舞台ルート
1.マルデルとヴァラでオルムガンドをエクシーズ召喚
2.オルムガンドの効果で素材からマルデルを取り除いてお互いに1枚ドローし、その後オルムガンドの素材に1枚セット
3.相手が1枚ドローしたことで舞台とハールの効果が誘発(舞台→ハールの順にチェーンを組む)
4.ハールの効果処理で相手は手札からモンスターを1枚墓地に送らなければならない(1ハンデス目)
5.舞台の効果でデッキからロプトルを特殊召喚
6.ロプトルの効果でハールをリリースしてヴァラを特殊召喚
7.ヴァラの効果でマルデルを特殊召喚
8.ヴァラとマルデルでプラズニルをエクシーズ召喚
9.プラズニルの効果で相手の手札を1枚除外(2ハンデス目)
10.オルムガンドとプラズニルで未来皇をエクシーズ召喚
11.未来皇ホープに重ねて未来龍皇をエクシーズ召喚
[最終盤面:未来龍皇、ロプトル、舞台、2ハンデス(墓地にヴァラ、ハール)]

ヘル不採用の場合は3ハンデスルートが使えないのでこちらを使うことになります。初動にロプトルを使っている場合は最初にヴァラの効果でロプトルを蘇生し、舞台から適当な星9ジェネレイドを出してハールと合わせてエクシーズしましょう。先に紹介した展開と比較して、1ハンデスの代わりにロプトルの1妨害が増えているので妨害数そのものは変わりません
これによりウートガルザによるフリーチェーン除外やニードヘッグによる特殊召喚無効が可能になりますが、ハールとウートガルザの効果を両方使用すると場にジェネレイドが1体しか残らないことに注意が必要です。

後手展開例(ヘル採用あり)
1.マルデルとヴァラでレイヴァーテインをエクシーズ召喚
2.レイヴァーテインの効果でオルムガンドを特殊召喚して相手の盤面を2枚吸収
3.オルムガンドの効果で素材を取り除いてお互いに1枚ドローし、その後オルムガンドの素材に1枚セット
4.相手が1枚ドローしたことで舞台とハールの効果が誘発(舞台→ハールの順にチェーンを組む)
5.ハールの効果処理で相手は手札か場からモンスターを1枚墓地に送らなければならない
6.舞台の効果でデッキからヘルを特殊召喚
7.ヘルの効果でハールをリリースしてヴァラを蘇生
8.ヴァラの効果でハールを攻撃表示で蘇生
9.ヘル、ヴァラでプラズニルをエクシーズ召喚
10.プラズニルの効果で盤面を1枚除外
11.3素材オルムガンドとハールとプラズニルで3000+3000+2900 = 8900
[最終盤面:3素材オルムガンド、ハール、プラズニル、舞台]

後手のワンキル展開例です。相手の盤面を3枚除去したうえでライフを削り切ることが出来ます。手札誘発等で倒しきれなかった場合でもハール、舞台、未来龍皇orアーゼウスが残るため手堅いです。
もちろんEXデッキの構成次第で違う展開ルートを選ぶことも出来ます。

後手展開例(ヘル採用なし)
1.マルデルとヴァラでレイヴァーテインをエクシーズ召喚
2.レイヴァーテインの効果でオルムガンドを特殊召喚して相手の盤面を2枚吸収
3.オルムガンドの効果で素材を取り除いてお互いに1枚ドローし、その後オルムガンドの素材に1枚セット
4.相手が1枚ドローしたことで舞台とハールの効果が誘発(舞台→ハールの順にチェーンを組む)
5.ハールの効果処理で相手は手札か場からモンスターを1枚墓地に送らなければならない
6.舞台の効果でデッキからヴァラを特殊召喚
8.ヴァラの効果でマルデルを攻撃表示で蘇生
9.ハール、ヴァラでプラズニルをエクシーズ召喚
10.プラズニルの効果で盤面を1枚除外
11.3素材オルムガンドとマルデルとプラズニルで3000+2400+2900 = 8300
[最終盤面:3素材オルムガンド、マルデル、プラズニル、舞台]

基本的にヘル採用ありの劣化版です。

任意のレベル9 + ヘル + ヴァラ(効果未使用)初動

金満で謙虚な壺の制約やドロール&ロックバードの影響でドローが出来ないパターン、相手にドローをさせたくないパターンに使用します。
また、光属性レベル9(スレイプニルなど)+胎導初動など、マルデルを場に出せない=舞台を置けない場合もオルムガンドのドロー効果を使いたくないため、こちらを使います。
また後攻で相手の盤面に大量にカードがある場合オルムガンドやハールのセルフハンデス効果が有効に働かないため捲りとしてこちらを使用するケースがあります。
もちろんですが、可能ならば任意のレベル9としてマルデルを出して舞台を構えるのが好ましいです。

2ハンデス未来龍皇ルート
1.任意のレベル9とヴァラでプラズニルをエクシーズ召喚
2.プラズニルの効果でエクシーズ素材からヴァラを取り除き相手の手札を1枚除外(1ハンデス目)
3.ヘルの効果で自身をリリースして墓地からヴァラを蘇生
4.ヴァラの効果で墓地からヘルを蘇生
5.ヴァラとヘルで2体目のプラズニルをエクシーズ召喚
6.2体目のプラズニルの効果で相手の手札を1枚除外(2ハンデス目)
12.2体のプラズニルで未来皇をエクシーズ召喚
13.未来皇ホープに重ねて未来龍皇をエクシーズ召喚
[最終盤面:未来龍皇、2ハンデス(マルデルを使用している場合は舞台)]

2枚初動で3妨害展開です。
ルーン魔法+胎導初動の主力展開です。
金満で謙虚な壺などでドローが出来ないだけなら、なるべくマルデルを足して4妨害にするのが基本です。
妨害数も少なく基本的に妥協展開になります。

後手展開例
1.任意のレベル9(王限定)とヴァラでレイヴァーテインをエクシーズ召喚
2.レイヴァーテインの効果でオルムガンドを特殊召喚して相手の盤面を2枚吸収
3.ヘルの効果でオルムガンドをリリースしてヴァラを特殊召喚
4.ヴァラの効果で墓地から任意のレベル9(王)を蘇生
5.ヘル、ヴァラ、任意のレベル9(王)でレイヴァーテインをエクシーズ召喚
6.レイヴァーテインで攻撃
7.レイヴァーテインの効果でオルムガンドを特殊召喚して相手の盤面と墓地を3枚吸収
8.オルムガンドで攻撃
9.オルムガンドに重ねて4素材アーゼウスをエクシーズ召喚
[最終盤面:4素材アーゼウス]

後手用の展開です。ドローやサーチに制限が合っても使えるのが便利です。2回のレイヴァーテインはオルムガンド+プラズニルやプラズニル×2にも変更可能で、その場合はプラズニル1体につき1枚手札や盤面、墓地を除外できます。またプラズニルで動く場合でも、未来龍皇から重ねれば4素材アーゼウスを作ることが出来ます。
ルーン魔法の制約がある場合はバトルフェイズそのものが行えないことに注意しましょう。

舞台 + ハール + マルデル + ヴァラ (効果未使用) +任意の王カード初動

基本の胎導展開に加えて、手札コストとなる任意の王カードが手札にある場合の展開です。
3枚初動ではありますが、手札に王が余ることは珍しくないため使用頻度はそこそこ高いです。

3ハンデス未来龍皇ヘルルート
1.マルデルとヴァラでオルムガンドをエクシーズ召喚
2.オルムガンドの効果で素材からヴァラを取り除いてお互いに1枚ドローし、その後オルムガンドの素材に1枚セット
3.相手が1枚ドローしたことで舞台とハールの効果が誘発(舞台→ハールの順にチェーンを組む)
4.ハールの効果処理で相手は手札からモンスターを1枚墓地に送らなければならない(1ハンデス目)
5.舞台の効果でデッキからヘルを特殊召喚
6.ヘルの効果でオルムガンドをリリースして墓地のヴァラを蘇生
7.ヴァラの効果でマルデルを特殊召喚
8.ヴァラとマルデルでプラズニルをエクシーズ召喚
9.プラズニルの効果でヴァラをコストに相手の手札を1枚除外(2ハンデス目)
10.手札の任意王カードをコストに墓地のヴァラを自己蘇生
11.ハールとヴァラで2体目のプラズニルをエクシーズ召喚
12.2体目のプラズニルの効果で相手の手札を1枚除外(3ハンデス目)
13.2体のプラズニルで未来皇をエクシーズ召喚
14.未来皇ホープに重ねて未来龍皇をエクシーズ召喚[最終盤面:未来龍皇、ヘル、舞台、3ハンデス(墓地にヴァラ、ハール)]

通常の胎導展開にヘルを追加して6妨害です。ヘルからはロプトルを蘇生して、ウートガルザ等をリクルートすることで妨害とします。
ヘルがいることで相手ターンの墓穴の指名者をある程度ケアすることが出来ます。

2ハンデス未来龍皇レイヴァーテイン舞台ルート
1.マルデルとヴァラでオルムガンドをエクシーズ召喚
2.オルムガンドの効果で素材からマルデルを取り除いてお互いに1枚ドローし、その後オルムガンドの素材に1枚セット
3.相手が1枚ドローしたことで舞台とハールの効果が誘発(舞台→ハールの順にチェーンを組む)
4.ハールの効果処理で相手は手札からモンスターを1枚墓地に送らなければならない(1ハンデス目)
5.舞台の効果でデッキからヴァラを特殊召喚
6.ヴァラの効果でマルデルを特殊召喚
7.ヴァラとマルデルでプラズニルをエクシーズ召喚
8.プラズニルの効果でヴァラをコストに相手の手札を1枚除外(2ハンデス目)
9.オルムガンドとプラズニルで未来皇をエクシーズ召喚
10.未来皇ホープに重ねて未来龍皇をエクシーズ召喚
11.手札の王カードをコストに墓地のヴァラを自己蘇生
12.ヴァラとハールでレイヴァーテインをエクシーズ召喚
[最終盤面:未来龍皇、レイヴァーテイン、舞台、2ハンデス(墓地にヴァラ、ハール)]

通常の胎導展開(ヘルなし)に手札の王カードを追加してロプトルをレイヴァーテインに変更する展開です。
妨害数は5から増えていませんが妨害の質が上がり、妨害コストが減ることで返しのターンの盤面量が増えています。
ただし手札に余った王カードは不要札ではなく、次のターンの展開リソースとして使えることには注意が必要です。

3ハンデス未来龍皇ロプトルルート(ヘル不使用)
1.マルデルとヴァラでオルムガンドをエクシーズ召喚
2.オルムガンドの効果で素材からヴァラを取り除いてお互いに1枚ドローし、その後オルムガンドの素材に1枚セット
3.相手が1枚ドローしたことで舞台とハールの効果が誘発(舞台→ハールの順にチェーンを組む)
4.ハールの効果処理で相手は手札からモンスターを1枚墓地に送らなければならない(1ハンデス目)
5.舞台の効果でデッキからロプトルを特殊召喚
6.ロプトルの効果でオルムガンドをリリースしてヴァラを特殊召喚
7.ヴァラの効果でマルデルを特殊召喚
8.ヴァラとマルデルでプラズニルをエクシーズ召喚
9.プラズニルの効果でヴァラをコストに相手の手札を1枚除外(2ハンデス目)
10.手札の任意王カードをコストに墓地のヴァラを自己蘇生
11.ハールとヴァラで2体目のプラズニルをエクシーズ召喚
12.2体目のプラズニルの効果で相手の手札を1枚除外(3ハンデス目)
13.2体のプラズニルで未来皇をエクシーズ召喚
14.未来皇ホープに重ねて未来龍皇をエクシーズ召喚[最終盤面:未来龍皇、ロプトル、舞台、3ハンデス(墓地にヴァラ、ハール)]

ヘル不採用、かつロプトルの効果未使用の場合の展開です。
へルを使用した場合と同様に6妨害展開ですが、胎導を使うためにロプトルの効果を使えないため条件が厳しいです。

2ハンデス未来龍皇ハイペリュトンルート
1.マルデルとヴァラでレイヴァーテインをエクシーズ召喚
2.レイヴァーテインの効果でオルムガンドを特殊召喚
3.手札の王カードをコストに墓地のヴァラを自己蘇生
4.ヴァラの効果でマルデルを特殊召喚
5.マルデルとヴァラでハイペリュトンをエクシーズ召喚
6.王の舞台を発動
7.ハイペリュトンの効果で墓地の胎導をエクシーズ素材にセット
8.オルムガンドの効果でお互いに1枚ドローし、その後オルムガンドの素材に1枚セット
9.相手が1枚ドローしたことで舞台とハールの効果が誘発(舞台→ハールの順にチェーンを組む)
10.ハールの効果処理で相手は手札からモンスターを1枚墓地に送らなければならない(1ハンデス目)
11.舞台の効果でデッキから任意の星9王を特殊召喚
12.ハールと任意の星9王でプラズニルをエクシーズ召喚
14.プラズニルの効果で相手の手札を1枚除外(2ハンデス目)
15.オルムガンドとプラズニルで未来皇をエクシーズ召喚
16.未来皇に重ねて未来龍皇をエクシーズ召喚
[最終盤面:未来龍皇、ハイペリュトン(素材にモンスター2枚、魔法1枚)、舞台、2ハンデス(墓地にヴァラ、ハール、任意の星9王)]

ハイペリュトンを絡める展開です。
5妨害ですが、ハール以外に魔法を防ぐ手段が用意出来るため三戦などの捲り札に強くなります。

舞台 + ハール + マルデル + ヴァラ (効果未使用) +ルーン魔法初動

基本の胎導展開に加えて、手札にルーン魔法カードがある場合の展開です。

3ハンデス未来龍皇ヘルルート
1.マルデルとヴァラでオルムガンドをエクシーズ召喚
2.オルムガンドの効果とルーン魔法をチェーンして発動
3.ルーン魔法の効果でスレイプニルを特殊召喚
4.オルムガンドの効果で素材からヴァラを取り除いてお互いに1枚ドローし、その後オルムガンドの素材に1枚セット(この時、発動したルーン魔法を素材にセットする)
5.相手が1枚ドローしたことで舞台とハールの効果が誘発(舞台→ハールの順にチェーンを組む)
6.ハールの効果処理で相手は手札からモンスターを1枚墓地に送らなければならない(1ハンデス目)
7.舞台の効果でデッキからヘルを特殊召喚
8.ヘルの効果でオルムガンドをリリースして墓地のヴァラを蘇生
9.ヴァラの効果でマルデルを特殊召喚
10.ヴァラとスレイプニルでプラズニルをエクシーズ召喚
11.プラズニルの効果で相手の手札を1枚除外(2ハンデス目)
12.ハールとマルデルで2体目のプラズニルをエクシーズ召喚
13.2体目のプラズニルの効果で相手の手札を1枚除外(3ハンデス目)
14.2体のプラズニルで未来皇をエクシーズ召喚14.未来皇ホープに重ねて未来龍皇をエクシーズ召喚[最終盤面:未来龍皇、ヘル、舞台、3ハンデス、1ドロー(墓地にヴァラ、ハール)※ルーン魔法の制約あり]

通常の胎導展開にヘルを追加して6妨害です。
ルーン魔法の制約がかかりますが、オルムガンドの素材にセットするカードを発動したルーン魔法で賄えるため通常の5妨害展開と比較して消費は増えません。

おわりに

長くなりましたが、最後までお読みいただき、ありがとうございます。
流石に全てを網羅は出来ませんが、主なパターンは大体紹介できたかと思います。ジェネレイドは基礎的な展開ルートについての文献が殆どなかったので、この機会にまとめられて良かったです。
書き忘れや新たな気づきがあれば追記したいと思うので、何か気付いた方がいらっしゃれば動画やSNSにて教えて頂けると嬉しいです。

更新履歴

・2024/03/01
 公開
・2024/04/28
 ルーン魔法を絡めた展開ルートを追加
 胎導展開にて、手札コスト用の王カードを持っている場合のルートを追加