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王(ジェネレイド)で考えるランク9エクシーズモンスターまとめ

はじめに

私は遊戯王MDでジェネレイド(以下:王)テーマを使ったデッキを作って動画を投稿しています。

X(旧Twitter)アカウント:https://twitter.com/tniReRe

動画ごとにカードや構築を紹介しているのですが、古い動画で紹介したカード達の情報が埋もれてしまっている&古くなってしまっているので、検索性の高い文字媒体で改めて紹介することにしました。
というわけで王(ジェネレイド)目線で見た各ランク9エクシーズモンスター+α達の超個人的な評価や使い方をまとめてみました。
あくまで個人的な評価ですが、参考までにどうぞ。

Tier表と評価基準

個人的ランク9+αのTier表

評価基準

効果の質、役割の多さ(汎用性)、他との差別化要素、EX枠の圧迫、召喚コストを総合的かつ主観的に評価しています。
純ジェネレイド、もしくは混ぜもの控えめの構築での評価であり、他テーマと混成した場合は順位の変動があります。
各Tier毎の基準は以下です。

Tier1
主力級のカード。効果の質、役割の多さともに優れています。
2枚以上採用されることも多いです。

Tier2
採用圏のカード。効果の質はTier1にも劣りませんが、「Tier1と役割が被る。もしくは採用しなくともある程度Tierだけで1でカバー出来る」、「Tier1と役割が被り、使用頻度が低い」「EX枠の圧迫が大きい」等の理由で採用が見送られやすいです。
とはいえ好みの範疇であり、必須枠としているプレイヤーも多いかと思います。
私は基本的にTier1,Tire2のカードから採用するカードを選んでいます。

Tier3
ギリギリ採用圏のカード。
特定の役割を持ちますが、役割が狭く限られます。
Tier上位のカードには枠を大きく圧迫するカードや複数枚採用したいカードも、採用されることは多くないです。
採用する場合は、明確な役割や専用の構築が求められます。

Tier4
他のカードと差別化が可能だが、労力に釣り合わない。
もしくはジェネレイドにおいて他のカードと差別化することが出来ないか、召喚そのものが出来ないカード。
専用構築以外で採用することはないと思います。
通常のジェネレイドでは採用しないため、個別に解説することはしません。

Tier1

影の王 レイヴァーテイン

影の王 レイヴァーテイン

除去・妨害能力、実質的な打点、リーサル力、後続確保、全てを兼ね備えたジェネレイドにおける最強のランク9モンスターです。
強力であるが故に、このカードといかに差別化が出来るかがランク9の評価に大きく影響を与えています。
〇メリット
①強力な除去・妨害能力
「墓地も選べる」「対象を取らない」「フリーチェーンの」「エクシーズ素材化」で「カードの種類を問わず」「2枚以上を同時」処理することが可能です。
エクシーズ素材を経由して墓地に送られたカードは効果で墓地に送られた扱にも、フィールドから墓地に送られた扱いにも、フィールドから離れた扱いにもならないため、かなり安全に処理することが可能です。
②戦闘に強い
本体の攻撃力・守備力は2500ですが、効果により相手モンスターの攻守が1000下がるため、実質的に3500打点と戦闘にも強いです。
③リーサル力が高い
戦闘に強いことに加えて、効果使用で特殊召喚したオルムガンドでも追加で攻撃が可能なため、相手ライフに与えられるダメージがとても高いです。
※2素材レイヴァーテインなら最大2500+3000=5500ダメージ
④後続確保が可能
効果使用後はオルムガンドが場に残りますが、オルムガンドはジェネレイドにおいて展開補助の役割を持つため、後続確保にも役立ちます。
⑤盤面無効系、コントロール奪取系に強い
リリースして発動なのでスキルドレンの影響を受けずに妨害効果が使用可能で、効果処理時に場に居ないため後出しでの無限泡影なども通用しません。
またエクシーズモンスターは妨害使用後相手にコントロールを奪われてアーゼウスの素材にされるリスクがありますが、妨害使用後は守備表示のオルムガンドが場に残るだけなので、奪われてもアーゼウスに変換されにくいです。(場に出たターンには表示形式が変更できない)
⑥自分のカードを除去することが出来る
除去対象には自分のカードも含まれるため、自分のカードを墓穴などから守ったり、自分のロックカードをセルフ除去することが出来ます。
〇デメリット
①墓穴の指名者や特殊召喚封じに弱い
自身をリリースする性質上、墓穴の指名者によって効果を止められてしまうリスクがあります。また、妨害効果に特殊召喚が伴うため、特殊召喚を封じられると効果を使うことが出来ません。
②EXデッキを圧迫する
効果の性質上オルムガンドとセットでの採用が必須であり、1枚につきEXデッキを2枠使用してしまいます。

永の王 オルムガンド

永の王 オルムガンド

お互いに手札交換(相手にカードをドロー)させる効果を持ったカードです。
効果で出せる都合上レイヴァーテインと同数採用が基本です。
ただし枠の都合で採用枚数を抑えたいが先攻でオルムガンドを使いたい場合に、レイヴァーテインは1枚でオルムガンド2を枚とする構築用もよく見かけます。
○メリット
①レイヴァーテインから特殊召喚することが出来る
オルムガンド自身は除去・妨害能力を持ちませんが、レイヴァーテインの効果で特殊召喚可能なため、レイヴァーテインの持つメリットが丸々オルムガンドに乗っかります。
②(相手の手札を増やさずに)相手にドローさせることが出来る
ジェネレイドには相手がデッキからカードを手札に加えることに誘発する効果が存在します。
ドローを強制させてそれらの効果を能動的に起動されることが可能です。
また相手の場にカードがない状態でオルムガンドの効果を起動した場合、相手は手札からオルムガンドの素材を選ぶ必要があるため、相手の手札を増やさずに済みます。
③ジェネレイドのリリースコストに使用出来る
ジェネレイド名称なので、ジェネレイドモンスターの効果を使用するためのリリースコストとして使用することも可能です。
④エクシーズ素材を増やすことが出来る
オルムガンドは効果を使用するとエクシーズ素材が増えるため、4素材以上を持ったアーゼウスの召喚素材として活用できます。
⑤カードを引くことが出来る
手札交換効果でカードを引いて不要カードと入れ替えることが出来ます。
発動中の魔法罠を含めた場のカードを素材に選ぶことも可能なため、使い方次第では純粋なドローも出来ます。
○デメリット
①モンスター効果無効に弱い
攻撃力がエクシーズ素材の数によって決定するため、スキルドレンなどの影響で効果が無効になると攻撃力が0になってしまいます。
②相手にカードを引かせてしまう
効果で相手にカードを引かせてしまうため、相手に有効札を引かせてしまうリスクがあります。
エクシーズ素材に選択するカードも不要札や墓地効果持ちを選択されてアドバンテージを取られてしまうリスクも存在します。
③妨害効果を持たない
オルムガンド自身は妨害効果を持たないため、何らかの方法で変換しないと妨害に貢献することが出来ません。

幻子力空母エンタープラズニル

幻子力空母エンタープラズニル

場、手札、墓地、デッキトップのうち1つを指定し、対象を取らずに1枚を除外する効果が強力なカードです。
ジェネレイドは盤面をある程度空けておくのが好ましいため、複数体ランク9を並べられる出力をハンデスに変換しつつ、盤面を未来龍皇に圧縮できるプラズニルはとても強力であると言えます。
ただ、ランク9を複数体並べられる展開力があってのことなので、展開力を重視していない構築では優先度が下がります。
○メリット
①唯一の対象を取らない除外持ち
レイヴァーテインによる除去は墓地効果持ちに一定の耐性を持ちますが、最終的には墓地に送られてしまう場合が多く、完全に防ぐことは出来ません。
それに対してプラズニルは除外によって墓地効果の使用を完全に防ぐことが出来ます。
➁唯一のハンデス持ち
先攻時や、後攻で処理能力が余る場合などで、余った出力をハンデスに変換することが出来ます。
素直に考えれば運要素の強いハンデスよりも単純に妨害効果を持ったモンスターを展開した方が良いのですが、メリット③を考慮するとその価値がとても高まります。
③場に残す必要がない
プラズニルは基本的に効果を使った時点でその役割を終えているため、更なる妨害効果持ちモンスターの召喚素材として有用です。
妨害として見たとき、レイヴァーテインですら1体では1妨害分の役割しか持ちませんが、プラズニルはハンデス+1妨害の役割を持つことが可能です。
例:
プラズニルでハンデス後アーゼウスを重ねる
オルムガンドが場にいる時、プラズニルでハンデス後未来龍皇を重ねる
ランク9を2体出せる時、プラズニル2体で2ハンデス後未来龍皇を重ねる
④センサー万別に耐性がある
機械族であるため、レイヴァーテインと異なりセンサー万別発動中でも出しやすいです。
デメリット
①盤面の処理枚数が少ない
ランク9エクシーズにはレイヴァーテインを始めとしてカードを2枚以上処理出来るモンスターが多く、それらと比べて処理可能な枚数が少ない点が見劣りします。
②除去効果が起動効果
プラズニルの除去効果は起動効果なので、発動前に妨害されるリスクがあります。

特別枠:天霆號アーゼウス

天霆號アーゼウス

エクシーズモンスターが戦闘を行ったターンにエクシーズモンスターに重ねて召喚可能で、フリーチェーンでエクシーズ素材を2つ取り除くことで自身以外の場のカードを全て墓地に送ることが出来ます。
エクシーズモンスターで戦闘を行うだけで出せるため、エクシーズ主体のジェネレイドとは非常に相性が良いです。
メリット
①全体除去がシンプルに強い
フリーチェーンの盤面墓地送りとレイヴァーテインを超える非常に強力な除去・妨害能力がシンプルに強いです。
②役割を終えたモンスターを活用できる
プラズニルやオルムガンドなど、自分ターン中に役割を終えるモンスターを妨害に変換することが出来ます。
③状況次第で効果を2回以上使用可能
ランク9にはエクシーズ素材を増やす効果を持ったモンスターが複数存在するため、エクシーズ素材を4つ以上持たせて効果を複数回発動させることも可能です。
デメリット
①自分の場のカードも巻き込んでしまう
除去効果は自分の場のカードも含めて墓地に送ってしまうため、リソースを残しずらい点に注意が必要です。
ロプトル→アーゼウスの順にチェーンを組むことで、アーゼウスの除去後にジェネレイドを特殊召喚することが出来ます。

Tier2

無限起動アースシェイカー

無限起動アースシェイカー

盤面を2枚まで(厳密にはエクシーズ素材の数まで)破壊する効果とエクシーズ素材を増やす効果が強力なカードです。
効果自体は強力ですが、起動効果かつ破壊であり、破壊効果と4素材アーゼウスが併用不可などレイヴァーテインと役割が被りつつ劣っている点が多く、能力の高さに対して役割が限定されるためTier2としました。
逆に言うと劣化レイヴァーテイン的な役割をEX1枠でこなせるため、
2枚目、3枚目のレイヴァーテインの代用としての採用はありだと思います。
メリット
①盤面のカードを2枚以上破壊することが出来る
場のカードを種類を問わず2枚以上破壊することが可能です。
②打点が高い
打点が3100と高く、3000ラインを突破することが出来ます。
③エクシーズ素材を増やすことが出来る
戦闘破壊時にエクシーズ素材が増えるため、4素材以上を持ったアーゼウスの召喚素材として活用できます。
オルムガンドと異なり、相手にドローさせずに4素材アーゼウスに繋がりますが、除去効果と併用することは出来ません。
④センサー万別に耐性がある
機械族であるため、レイヴァーテインと異なりセンサー万別化でも出しやすいです。
⑤自分のカードを除去することが出来る
除去対象には自分のカードも含まれるため、自分のロックカードをセルフ除去することが出来ます。
デメリット
①レイヴァーテインと差別化が難しい
自分の場のカードを含めた2枚以上の処理、高打点による戦闘、4素材アーゼウスの召喚素材は全てレイヴァーテイン&オルムガンドでも可能なため、差別化出来る点が少ないです。

メレオロジック・アグリゲーター

メレオロジック・アグリゲーター

EXデッキから任意のモンスターを墓地に送る効果、墓地のモンスターをX素材と入れ替える効果、墓地に送られた場合に場のカードの効果を無効にする効果が強力なモンスターです。
役割が広く強力ですが、EX枠の消費が激しく採用しにくいためTier2としました。
メリット
①EXデッキから落とすカード次第で様々なことができる
1ドロー、1バウンス、1枚無効化、ターン1のない儀式カードのサーチ、シャドールカードのサーチ、ターン1の無い盤面破壊等、EXデッキから落とすカードによって様々な役割を持つことが出来ます。
②墓地効果を使い回すことが出来る
墓地のカードとエクシーズ素材を入れ替える効果によって、墓地のカードを回収して墓地に送りなおすことで使い回すことが出来ます。
③墓地効果は他のランク9でもでも活用できる
レイヴァーテインやハイペリュトンの効果で墓地のモンスターをエクシーズ素材に取り込むことが出来るため、アグリゲーターで墓地に送ったカードの墓地効果を使い回すことが出来ます。
④No.84 ペイン・ゲイナー、No.77 ザ・セブン・シンズのエクシーズ素材にすることが出来る
闇属性のランク9であるため、ペインゲイナーを重ねてエクシーズ召喚することが可能です。
ペインゲイナーはEX素材を消費して守備2200以下の相手モンスターを全て破壊可能、セブンシンズは4000打点の擬似破壊耐性持ちと強力で、エクシーズ素材に取り込んだ墓地効果持ちと合わせて持てる役割がとても多いです。
⑤墓地効果で盤面のカードの効果を無効に出来る
墓地効果で場のカード1枚の効果を無効に出来るため、妨害に強いです。
例として、レイヴァーテインですら神の宣告とは1:1交換ですが、アグリゲーターは神の宣告を受けても墓地効果で更に1枚分の妨害に干渉することが出来ます。
⑥セブンシンズを重ねることでエクシーズ素材を増やせる
ペインゲイナーとセブンシンズを重ねることで、4素材以上のアーゼウスの召喚素材として活用できます。
またレイヴァーテイン&オルムガンドとの差別点として、アーゼウスのエクシーズ素材にアグリゲーターを含めた墓地効果持ちのモンスターを仕込むことが出来ます。
一見すると盤面のカードを全て除去するアーゼウスのエクシーズ素材に無効、破壊系の墓地効果持ちを仕込んでも無意味に見えますが、無限泡影などでアーゼウスの効果が無効化された場合や、俱利伽羅天童や超融合などで効果を起動する間もなく除去されてしまった場合のカウンターとして役に立ちます。
⑦センサー万別に耐性がある
サイバース族であるため、レイヴァーテインと異なりセンサー万別化でも出しやすいです。
デメリット
①EX枠の圧迫が激しい
アグリゲーター自身に加えペインゲイナー、セブンシンズ、落とす用の墓地効果持ちモンスターと最低でも4枠、墓地効果に選択肢を持たせると5枠以上を必要とするため、EX枠を非常に圧迫します。
②墓地メタに弱い
墓地効果の活用がメインであるため、墓地メタに弱いです。

神樹獣ハイペリュトン

神樹獣ハイペリュトン

自分ターンに発動したカードと同じ種類のカードを墓地からX素材にする効果と、相手ターンに発動したカードと同じ種類のカードをX素材から取り除いて発動と効果を無効にする効果を持っています。
ランク9唯一の魔法、罠の発動を無効化できるカードであり、妨害として強力な選択肢となります。
効果自体はTier1と遜色ないほど強力ですが、「先攻でランク9を1体出せるシチュエーション」ではレイヴァーテインが優先され、「先攻でランク9を複数枚出せるシチュエーション」ではEX枠が許すならばエンタープラズニルやオルムガンド(ハールによるハンデスや舞台による更なる展開)を並べて未来龍皇に繋げるという強力な選択肢があるためTier2としました。
ランク9が2体並ぶことはあるが未来龍皇やリンクに繋げることは考慮しない場合は、エンタープラズニルよりも優先するのも良いと思います。
メリット
①魔法、罠、モンスター効果の発動を無効化出来る
ランク9には発動を無効化出来るカードは他に存在しません。
特に相手の魔法効果に干渉出来るのが強力で、三戦の才やサンダーボルトなどの厄介な捲り札を妨害可能な貴重な手段です。
②エクシーズ素材を増やすことが出来る
ハイペリュトンは自分のターンに効果を使用するとエクシーズ素材が増えるため、4素材以上を持ったアーゼウスの召喚素材として活用できます。
デメリット
①自分のターンは無防備
自分ターンに無効効果を使えないため無効効果持ちでありながら展開保護に使えず、返しのターンの詰めにも使えないです。
②魔法罠を無効にするには事前準備が必要
召喚時点ではモンスターしか素材に持たないため魔法、罠を無効にするためにはX素材に魔法、罠を取り込ませる必要があります。
また取り込む効果は1ターンに1度しか使えず、墓地に魔法罠がある状態で魔法罠を使用する必要があるため、十全に効果が使えないシチュエーションが多いです。

九魂猫

九魂猫

自分の墓地の星9モンスター、もしくは相手の墓地の任意のモンスターを蘇生させる効果を持っています。
一部の状況で展開を伸ばすことが出来ますが、展開補助系の効果であるが故にリンク召喚など別軸の展開方法が競争相手になるため優先されにくい印象です。
メリット
①相手の墓地のモンスターを完全蘇生することが出来る
バロネスなどの強力なモンスターを完全蘇生で奪うことが出来ます。
②マルデルやヴァラの効果を起動することが出来る
マルデルやヴァラを蘇生させることで、レベル9モンスター×2の状態から更に展開を伸ばすことが出来ます。
例:マルデル+ハール(相手の墓地にモンスターあり)から
2体で九魂猫を出して効果でマルデルを蘇生→マルデルでロプトルをサーチ後召喚→ロプトルでヴァラを特殊召喚→ヴァラでロプトルを蘇生→ヴァラとマルデルで任意のランク9をエクシーズ召喚=レベル9×2から九魂猫、任意のランク9、ロプトルの盤面が作れる
③場に残す必要がない
九魂猫は基本的に効果を使用した時点で役割を終えているため、更なる妨害効果持ちモンスターの召喚素材として有用です。
プラズニルと同様に、蘇生したモンスターで1妨害を構えながらアーゼウスや未来龍皇の素材とすることで、ランク9から2妨害以上を抽出することが出来ます。
例:
九魂猫で相手のバロネスを蘇生後、アーゼウスの召喚素材にする
九魂猫で墓地のヴァラを蘇生、ヴァラ+ヴァラで蘇生したモンスターでプラズニルを出して1ハンデス後、未来龍皇の召喚素材にする
④対象を取らない
対象を取らない効果なため、蘇生の選択肢が複数あるシチュエーションであれば墓穴の指名者やビーステッドをすり抜けて蘇生させることが出来ます。
また、効果の発動さえ出来ればエクシーズ素材にしているモンスターをそのまま蘇生させることも可能です。
デメリット
①妨害に弱い
起動効果、かつステータスも低いため、単純に無限泡影などを使われるだけでも厳しく妨害に弱いです。
②効果を使えるシチュエーションが限られる
相手の墓地にモンスターが存在するか、自分の墓地にレベル9モンスターが存在しない場合、効果の発動そのものが出来ません。
そのため、特に先攻では効果を起動できないことも多いです。

特別枠:FNo.0 未来皇ホープ&未来龍皇ホープ

FNo.0 未来皇ホープ
FNo.未来龍皇ホープ

No.以外の同じランクのモンスター2体を素材に出せるのが未来皇ホープで、更に未来皇ホープに重ねて出せるのが未来龍皇ホープです。
役割を終えたモンスターから出せて効果も非常に強力なモンスターですが、枠を圧迫する上に構築を選ぶためTier2としました。
メリット
①役割を終えたランク9×2を妨害に変換することが出来る
プラズニルなどの役割を終えたランク9妨害に変換することが出来ます。リンク召喚と比べて召喚条件は厳しいものの、2体から出せる妨害として質が非常に高いです。
デメリット
①EX枠を圧迫する
2枠も圧迫してしまいます。
②要求値が高い
召喚にはランク9を2体も要求するため、それ相応の展開力や採用エクシーズモンスターが求められます。

Tier3

No.92 偽骸神龍 ハートアースドラゴン

No.92 偽骸神龍 ハートアースドラゴン

戦闘、及び効果破壊に対する耐性と、戦闘ダメージを自分の代わりに相手が受ける反射効果を持っています。
メリット
サイコエンドパニッシャーのような耐性、高打点持ちモンスターへのピンポイント回答になります。
また同様に守備表示で遅延に徹するカオスアンヘルや完全耐性バックザコックに対する回答にもなります。
デメリット
3素材であり召喚コストが重く、回答とはいえライフを削り切るのに時間がかかる場合は逆転を許してしまう可能性があります。

No.9 天蓋星ダイソン・スフィア

No.9 天蓋星ダイソン・スフィア

自身より攻撃力が高いモンスターが相手の場に存在する場合、相手プレイヤーに直接攻撃することが出来ます。
メリット
残りライフ2800以下の状況でのフィニッシャーとして使用することが出来ます。
デメリット
ハートアースドラゴンと比べ2素材で出せる点が優れていますが、その分回答となるシチュエーションも少ないです。

電脳堺虎-虎々

電脳堺虎-虎々

フリーチェーンで自分フィールドのモンスター1体と、そのモンスターと属性と種族の異なるモンスター1体の効果をターン終了時まで無効にすることが出来ます。
メリット
①破壊をともなわない無効持ち
フリーチェーンで破壊を伴わないモンスター効果無効が可能で、他の妨害と比較して自分のモンスターの効果も無効に出来る点で差別化出来ます。
②電脳堺名称持ち
電脳堺名称であるため、電脳堺と混合した場合ジェネレイドによるランク9+電脳堺モンスターが電脳側の初動として活用できます。
デメリット
ランク9の条件付き無限泡影であり、バリューが低いです。

CNo.107 超銀河眼の時空龍

CNo.107 超銀河眼の時空龍

エクシーズ素材を取り除くことで発動ターン相手はフィールドで効果を発動することが出来ず、発動時点で場に存在するカードの効果を無効にすることが出来ます。
メリット
①ランク9で最大の攻撃力と、フィールドのカードの効果全無効と派手で強力な効果です。
②CX 冀望皇バリアンのエクシーズ素材になれる
CNo.101~107に含まれるため、CX 冀望皇バリアンのエクシーズ素材になることが出来ます。
デメリット
3素材と重く、起動効果なのでフリーチェーンの除去カードに簡単に処理されてしまうのが厳しいです。

おわりに

王(ジェネレイド)目線で見た各ランク9エクシーズモンスター+α達の超個人的な評価&使い方まとめでした。
あくまで個人的な評価なので一概には言えませんが、EX枠に何を採用したら良いか分からなくて悩んでいる方がいましたら鵜呑みにしない程度に参考にして下さい。