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ニコニコ超会議2024反省会(後編)~ニコ超への依存からの脱却~

はじめに

 ニコニコ超会議2024反省会(前編)

https://note.com/tngamagama/n/n6572f2e507a4

にて、演奏してみた勢が冷遇され、クリエイタークロスもパフォーマンス系アマチュア出展者には不利であるということについて述べた。
 後編ではこの問題点を踏まえて今後どうするかについて述べる。


ニコ超運営に対する要望

 まずはニコ超運営に対する要望とその見解について述べる。

よく錬られていた「まるなげシステム」

 クリエイタークロス運営さんからアンケートが送られてきたので、来年の要望事項として以下4点を記載した。
①出展者数の削減
②まるなげストリート・まるなげステージの復活
③スペース数と出展者パス数の比例制の復活
④移動禁止時間帯におけるイベント出演者の確実な例外化
 それぞれについて説明する。
出展者数の削減
 今回は出展者数が約7.5倍に増加したため、演奏してみたはじめ各所の本丸ブースが削減され、クリエイタークロス自体も塩対応にならざるを得なかった感がある。そのため物販や体験型ゲームブースなどクリエイタークロスでしかできないものに出展を絞り、パフォーマンス系を出展禁止にしてほしいと考えている。
まるなげストリート・まるなげステージの復活
 とはいえパフォーマンス系を全くやらないでほしいとは思わない。パフォーマンス系出展がクリエイタークロスという枠に絶望的に合わないだけの話であり、過去に行われたストリートライブ形式のまるなげストリートステージ形式のまるなげステージの復活を希望する。
 まるなげステージやまるなげストリートはそれぞれ離れた拠点にてパフォーマー毎に時間を割り当ててパフォーマンスがなされるため、音被りもなければ音割りのための縄張り争いも発生しない。まるなげとは言いつつ放置しているように見えて、実は運営さんによりクリエイタークロスよりもはるかに緩けれどしっかり管理がなされているパフォーマンス向けシステムだという感触がある。現に当方は2019年にまるなげストリートに出演したが、何の苦労も(費用も無料だったため金銭的負担も)なくパフォーマンスを終えたという覚えがある。
 音被りや縄張り争いの発生しそうなパフォーマンス系をまるなげステージ・ストリートに割り当て、空間で閉じている物販・ゲーム系をまるなげひろばに割り当てているあたり、まるなげシステムはかなりよく錬られたシステムであると考えている。「練られた」ではなく「錬られた」である。
スペース数と出展者パス数の比例制の復活
 パフォーマンス系をクリエイタークロスというよりまるなげひろばで出展禁止にする以上、さほどスペースが広くなるとは考えづらいため、2023年度と同じように、スペース数に応じた数だけ出展者パスを割り当てていただきたいと考えている。
移動禁止時間帯におけるイベント出演者の確実な例外化
 具体的に言えばニコニコ大合奏や中曽根OFFなどオープニング時間帯におけるイベントでも出展者パスで確実に参加できるようにしていただきたいと考える。

昨年の要望が通らない状況

 しかし、要望というものは往々にして通らないものである。典型例がパーティション貸出の要望である。昨年のクリエイタークロスではパーティションを貸してほしいという要望が多かった感がある。しかし今年はパーティションの貸出がなされなかったのはもちろんのこと、十把一絡げのレギュレーション(飲み会で例えるなら最初の飲み物はビールかウーロン茶にしろという決まり)のために要望すら委縮して出せないという感触があった。
 またクリエイタークロスが昨年比で約7.5倍に増加していた弊害により、スペース数と出展者パス数が比例しないにも関わらず比例するものと思い込みスペースを購入した人が損をするという事故が発生していた。さらに将来的には全てクリエイタークロスで埋める予定とも発言されており、さらなる事故が多発するとともにまるなげストリート・まるなげステージの復活は絶望的であると考える。

ニコ超への依存からの脱却

 今までニコ超に対する問題点と要望を書いてきたわけであるが、自分自身
 ニコ超に対する期待と依存が大きすぎた
 と反省している。ニコニコ大合奏もあって当たり前と思っていた節があったし、クリエイタークロスもまるなげストリートに替わるものと思い込んでいた節があった。
 しかし、人間と同じようにニコ超も時間が経つにつれて変化していく。昔信じていた人が変貌するかのように、ニコ超も大人のための文化祭からインディーズやゲーマーのための利益追求型イベント集合体へと変貌しつつあるのかもしれないという感触である。
 そのため、ニコ超に期待していたものを抽出して別の何かで代替できないかどうか考えてみたところ、私がニコ超に期待していたものとしては
・コスプレで楽しめるアトラク
・コスプレで演奏できる機会
の2点だということがわかった。以下それぞれについて述べる。

コスプレで楽しめるアトラク作り

 思えばニコ超では初参加した2016年に「帰ってきた特撮博物館」があり、仮面ライダーのコスプレでウルトラマンの変身ポーズを撮影できていた。この「帰ってきた特撮博物館」を期待して翌年行こうとしたらその年限りだったので、別の企画を探したらニコニコ大合奏が見つかり、参加し続けて現在に至る。また2018年ではポプテピピックブースでコスプレした状態で竹書房やキングレコードを壊した写真を撮影いただき、大変楽しかった覚えがある。昨年は超サウナにてPヘッドを被った状態でサウナや水風呂に入った。なお、今年もネオゲッター1のコスプレで推しの子ARブースへ行こうとしたが、コスプレ製作が間に合わず断念した。
 このようにコスプレで楽しめるアトラクのためにニコ超に参加していた感がある。しかし、クリエイタークロスが拡大した影響により、企業ブースは縮小の方向にある。
 一方で、コスプレイヤーの白飯生活(@gohanrice_gohan)さんがネオジオングを作ってらして、コアユニット換装ということで頭を挿げ替えるギミックを披露なさっていた。私もグフR35の頭を載せて写真を撮影した。今年のニコ超で数少ない、一番楽しかった思い出である。

 思えばニコニコ町会議ではニコニコ大合奏どころか超演奏してみたすらなく、Pヘッドのコスプレで参加したが撮影希望のお客さんがほぼ皆無だった。しかしカナヘイさんのブースで着ぐるみと一緒に撮影していただき、非常に楽しかった思い出がある。

 来年のニコ超で演奏系は休むという衝撃的な話はさておき、ユーザー主導型でもコスプレで楽しめるアトラク作りはできるし、企業ブースがある限りコスプレで楽しめるアトラク探しもできるんじゃないかと考えている。
 ただ私にはコスプレで楽しめるアトラクを作れるほどの技量はまだないので、コスプレ製作技術を築き上げていきたいと考える。

コスプレで演奏できる機会作り

 一方、まるなげストリートやクリエイタークロス、ニコニコ大合奏に期待していたものは「コスプレで演奏できる機会」である。昨今の事案で公共の場所ではガワコスができなくなったため、ガワコスレイヤーがニコニコどりーまーずさんみたいに路上ライブをすることは不可能である。
 しかし、まるなげストリートの復活は絶望的、ニコニコ大合奏も縮退の方向を辿っており、クリエイタークロスでは絶望的にパフォーマンスできない。
 となると残るはそらみさんの大合奏企画であるが、こちらも次回開催の目処は立っていない上に、不定期であるため別の予定が入る恐れもある。
 したがって企画がない・・・なら自分で作ればいいと考えている。ただ私には大合奏を企画するだけのコミュ力は持ち合わせていないので、コスプレイヤーさんがカラオケに併せてメロディを演奏するという形式の発表会を開きたいと考えている。具体的には更衣室のある広い練習場所を借りて、そこで発表会を開くことを考えている。
 具体的なレギュレーションは以下である:
 ・着るだけコスOK
 ・被るだけコスOK
 ・重装備コスOK
 ・なりきりTシャツ・パーカーOK
 ・パジャマ系OK
 ・ノーメイクOK
 ・コスしないのはNG
 ・異性装・肌面積率については要相談
 ・以上に賛同できない人はNG
 とはいえいきなり開催するのも無理なので、まずは準備として私が定期的に実施している「カラオケボックスでカラオケに併せてメロディを演奏する」形式のカラオケをコスプレなしでコスプレイヤー複数人で実施しようと考えている。

終わりに

 以上、ニコ超において演奏してみたが冷遇されクリエイタークロスもパフォーマンス向けではないという状況下で、今後はコスプレで演奏できる機会を自分で設けていくことでニコ超への依存からの脱却を図ることを考えた。
 思えば4年前にスポーツジムで厄介とトラブルがあり集団筋トレが出来なくなった時にも自分で筋トレしたり別のスポーツジムへ移ったりすることで筋トレを再開できるようになったこともあった。このように自分自身で道を切り開くことも必要であると考える。
 以上、長文をお読みいただきありがとうございました。

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