ドイツで一方の親が他方親と子どもとの面会交流を拒絶した場合の判決

ミュンヘン区裁判所2009 年11 月25 日決定は、父母別居後、子と同居していた母が別居中の父の面会交流を正当な理由なく拒絶し続けていた事案で、一方の親が「他方の親と子との面会交流を許容し促進しない場合には、それが
可能な他方の親への居所指定権委譲が子の福祉にかなう」と述べ、居所指定権及び争いのあった健康・学校教育に関する配慮権を父へ委譲している。