単独親権制度下で直ちに必要な法改正
単独親権制度下で速やかに立法府にして頂きたいことは、①国内法のハーグ条約との整合化、②刑法の未成年者略取誘拐に実子誘拐を規定、③刑法の未成年者略取誘拐に適正な避難を規定。④婚姻中別居時の適正・迅速な手続方法の制定(子どもの同居者、面会交流、共同養育等の決定)、⑤虚偽DVの刑罰化。①国内法とハーグ条約の整合化について、ご存知の通り国連から国内法をハーグ条約と整合させるよう勧告が出ています。ハーグ条約を締結した諸外国は国内法とハーグ条約の整合化しております。②刑法の未成年者略取誘拐に実子誘拐を規定について、警察の恣意的な運用により同居時からの連れ去りは放置、別居時からの連れ去りは検挙・逮捕と矛盾した運用です。このような矛盾した運用をなくすために実子誘拐罪を規定して、一般人に実子誘拐が明確に犯罪だと認識してもらう必要があります。③刑法の未成年者略取誘拐に適正な避難を規定について、生命身体に危険であり子どもの安全性も確保できないほどのDVであれば未成年者略取誘拐の構成要件に該当しないよう法改正する。④婚姻中別居時の適正・迅速な手続方法の制定(子どもの同居者、面会交流、共同養育等の決定)について、現在は立法の不作為により共同親権行使の際に意見相違があった場合の解決方法(手続き規定含む)が規定されておりません。更に面会交流合意・審判判決になるまで時間がかかり過ぎです。⑤虚偽DVの刑罰化について、連れ去った親による虚偽DVがあまりにも多過ぎます。裁判所は証拠もなく虚偽DVを本当にDVあったと認定し、虚偽DVを主張された親は不利な立場に陥ります。虚偽DVを防止するためにも刑罰化が必要です。