自分用セイバーメトリクス指標の意味メモ⑤wSB、UBR、BsR
久しぶりにメモ。今回は盗塁・走塁について。足が速い選手、単純に好き。
①OPSとISO
②QSとWHIP
③DIPSいろいろ
④RCとXRとwOBA
そもそもセイバーメトリクスではあまり盗塁を推奨していない。セイバーメトリクスはあくまでどれくらい得点が入る確率が高まるかということが重要なため、失敗すると走者がいなくなりアウトカウントも増える盗塁はリスキーな作戦という位置づけになっている。
wSBについて
「weighted Stolen Base runs」のこと。盗塁の重みとかそういう意味。盗塁の得点価値は「0.17」なのに比べ、盗塁死の得点価値は「-0.4」もある。2回成功しても1回失敗したら即マイナス価値。成功率70%でもプラマイゼロくらいなので成功率80~90%ないといけない。
これも式は複雑なので省く。このメモは計算方法を覚えたいのではなく各指標がどういうものなのかってことを覚えるためのものなので。
wSBはまず盗塁の得点価値+盗塁死の得点価値で、その選手が盗塁によってどれだけの得点を挙げたかを求める。
そのあとリーグ全体の記録と調整し、平均的な走者が稼げる「盗塁による得点」を計算する。それと比べてその選手の盗塁がどれだけプラスマイナスになったかを求める。
平均的な選手の数値は「0」なので、0以上の数値の選手は間違いなく盗塁でチームに貢献しているということ。
今年はまだシーズン序盤なので盗塁についてはどうなっていくかわかりませんね。西川遥輝もすでに成功率7割り切ってるし。
UBRについて
「Ultimate Bass Running」のこと。カッコイイ!読みはユービーアール、そのまんま。
盗塁以外の走塁でどれだけ得点に貢献したのかという指標。総合的な走塁力。具体的な計算方法は公表されてないらしい。
・走者一塁の時の、二塁打での進塁
・走者一塁または二塁の時の、シングルヒットでの進塁
・タッチアップ(外野フライが上がった時の進塁)
・ゴロによる進塁
・併殺崩し
などの塁上の走者判断などで、どれだけ得点期待値を上げたか下げたかを算出する指標。どれくらいの数値が平均とかは見つけられなかった…。高ければ高いほどいいやつ。盗塁は少なくても、走塁の判断力が優れている選手がわかる。
BsRについて
DELTA社が算出している、盗塁・走塁で得点に貢献したかということを総合的に判断している指標。「Base Running」、単純な名付け。
BsR=wSB+UBR
今日はここまでです。
5/22 追記
UBRは3~4点のプラスで一流。
しかし走塁というものはそもそも野球における攻撃全体の1割程度しか重みがない。
だからといって疎かにしていいものというわけではなく、その程度しかないのはつまりプロはどのチームでもある程度の走塁を実施しているから。なので走塁による得点の上積みは少ない。プロ同士なので、差がつきにくいというだけのこと。
リスキーであってもリターンがないわけじゃない。走塁(盗塁)に求められることは、ハイレベルで的確な状況判断を行い、リターンを最大化すること。
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