昔作ったRails製のサービス「Mojicon」をSPA化してサーバー代0円で運用できるようにした
以下で作った「Mojicon」というサービス。
僕とボットしか使わないまま、ほぼ4年間運用していました。
その間ダウンロードされたアイコンは559件、その大半がボットによるもので、それ以外はほぼ僕という過疎っぷり。
※ ちなみに、一番のお気に入りは「ABFlow」というアプリのために作ったアイコンです。
この状況だとさすがにサーバー代がもったないので閉じようかと思ったのですが、僕自身がたまに使っているので、ちょっと困る……。
「自分が使いたいものを作ると、閉じたい時に閉じれない」ということを学びました。
そんな中、ふと「この程度の機能なら、サーバーサイドなしで動くように簡単に作り直せるのでは?(無料で運用できる!)」と思ったので、やってみました。
結果が、これです。
※ Chrome以外ではまともに動かないです。
技術的な話
フレームワークはNext.jsです。
実質1ページしかないのでNextである必要はないのですが、Lintやテスト等の設定がおまかせできて楽なので。
ホスティングはCloudflare Pagesです。
たまに「Failed: an internal error occurred」でデプロイがこけますが、タダ乗りしてるだけなので何の文句もありません。
(リトライすれば一瞬で通るし)
あとは有名所のnpmパッケージ達にお世話になりました。
bootstrap
copy-to-clipboard
file-saver
jsonschema
jszip
react-bootstrap-typeahead
reactstrap
削除・変更した機能
作り直すにあたって、無駄な機能を削除しました。
とにかく保守の楽さを重視。
ログイン
→Firebase面倒どうせ誰もログインしないので削除API
→ 僕すら使っていなかったので削除Font検索
→ Google Fontsで検索すればいいので削除文字間隔の調整
→ Canvasにないので削除(CSSにはletter-spacingあるのに!)
テキスト数を無制限にしたので、配置を調整すれば同じことはできるYAML
→ JSONに変更ダウンロード履歴
→ zip内にJSONを同梱することで代替
追加した機能
文字の代わりにアイコンフォントを使いたい、と思うことがたまにあったので、
Material Iconを使えるようにしました。
こんな感じで使えます。
(savingsとcircleを組み合わせて、Corner Radiusを最大にした例)
厳密にはドメイン代がかかってるので0円ではないのですが、
それは月額100円程度で、サーバー代に比べれば全然安価なのでこれでよしとします。
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