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初めてリリースしたiOSアプリ「JSAhywhere」が10周年を迎えました

僕が最初にリリースしたiPhoneアプリ JSAnywhere - JavaScript Anywhere が10周年を迎えました。

主なユーザー層が米国で、残念ながらあまり日本では人気がないのですが…。大きめのバグをやらかしたら、翌日に複数人に怒られるぐらいには使われているようです。ありがたいことです。

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国別ダウンロード数の割合(2020年2月26日 - 3月25日)

どんなアプリ?

簡単なJavaScriptプログラミングをできる開発環境を提供するアプリです。
機能は、ソースコードを書いて簡易ブラウザで実行する、というとてもシンプルなものです。

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GIFの通り、consoleや、jQueryやReact・p5・Phaserなどいくつかの有名なライブラリを使うことができます。
(リリース当時はiPhoneアプリでしたが、今はiPadにも対応しています)

なぜ作ったの?

10周年記念ということで、リリース当時のLPを復刻してみました。

宣伝文句を引用してみます。

JavaScriptを覚えたての頃、電車でもプログラミングがしたくて、
携帯電話のフルブラウザ(Locationバー)を使うという無茶をしていました。
この試みは、「about:blankを開いても広告の通信料がかかる」という、
a社の仕様(?)により続けられることはありませんでしたが、
今でも、ふと思いついたコードを試したいことはあります。
JavaScript Anywhereはそんな場面で使えるものを目指して開発しました。
高度な機能はないですが、JavaScript(+ HTML, CSS)をさっと書いて動かすことができます。
外でJSを書きたいと一度でも思ったことのある人は、是非使ってみて下さい。

昔の自分が欲しかったものを作った感じですね。

最初に作るアプリを何にするかと迷った覚えがあまりなく「携帯でフルブラウザが動く!じゃあJS開発できるのでは」という勢いで作った記憶があります。

当時HTML5ブームがだったので、その影響もあったかもしれません。

流されて始めたアプリ開発

アプリ開発をはじめたきっかけですが、残念ながら「これからはiPhone OSだ!」という先見の明があったわけではなく、以下のようなたまたまが繋がって始めただけでした。

- 2009年9月: 安売りしていた「MacBook(MC240J/A)」を購入。
- 2009年12月: 「iPhone for everybodyキャンペーン」開始。iPhone 3GSを実質無料で入手。
- 2010年1月: 日経ビジネスアソシエの「一攫千金も夢じゃない!-IPhoneアプリで起業する」という記事を読んで興味を持つ。
- 2010年3月: 当時の(エクセル方眼紙を作る)お仕事に完全に飽きて、とにかく新しいことを始めたくなった。

まさにConnecting the dotsですね。(?)

なんとなく始めたアプリ開発ですが、いろいろ得るものもあったので、流されてみるのもいいものだなぁと思いました。

これから

最近またやる気が湧いているので、しばらくはメンテを続けていく予定です。
SwiftUIかFlutterで全面書き直しをやってみたい気はしますが、時間が捻出できるかどうか。
とりあえず、p5が1.0になったのでそれは取り込みたいです。

※ iPhone 3Gの画像は https://commons.wikimedia.org/wiki/File:IPhone_PSD_White_3G.png からお借りしています。

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