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学校文法と日本語教育文法: 品詞

今日は、学校文法と日本語教育文法の品詞の分類方法について書いてみようと思います。まずは、学校文法の品詞の分類です。自立詞か付属辞か、活用があるか、などの特徴により、「動詞」、「形容詞」、「形容動詞」、「名詞」、「副詞」、「連体詞」、「接続詞」、「感動詞」、「助動詞」、「助詞」に分類されています。

おそらく、学校文法と日本語教育文法の品詞の分類方法の違いで、一番頻繁に例にだされるものは「形容動詞」の扱いだと思います。学校文法の「形容動詞」は、日本語教育文法では形容詞の一種として扱われ、「ナ形容詞」として紹介されることが通常です。また、「連体詞」は一つの品詞としては使われず、「指示詞」(こそあど)などのグループの一部などとして紹介されています。最後に、日本語教育文法では「助動詞」は品詞として扱われることは少なく、「テンス」や「ムード」など文型として紹介されます。益岡・田窪の「基礎日本語文法」では、連体形などの活用語尾と接続する「助動詞」と語幹に接続する「接辞」の区別をつけていますが、「接辞」も日本語教育文法では紹介されることはなく、それぞれが文型として紹介されます。

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