タルパクの闇が深すぎる

今回は、パクラレ被害者の味方という立場をとる私たちから見えているものと、加害者から見えているものは、もしかしたら全く違うのかもしれない……と考えたらゾッとしたという話です

しかしまず大前提として、タルパクを肯定する意図は一切ありません
むしろ非常に悪質な行為といえます
私には一切擁護することは出来ません

自身はタルパクに、当事者として関わった経験はありません
これまで見聞きしたことからの推測ですので、この限りではありません
脳科学派寄りの私見であることをご承知おき下さい

タルパク被害に遭われた方は、被害当時を思い出させてしまうでしょうから、無理してお読みにならないで下さいね


タルパ誘拐は可能なのか?


昔から多くの保持者は、思念体を他者に奪われてしまうことを危惧していますが、そんなことが本当に出来るのか?
私には疑問です
タルパの誘拐?

まず知覚することの困難さがあります
他人の思念体を感じることも、他人に自分の思念体を見せることも、ほとんどの人は出来ないんじゃないでしょうか
何かしらの能力を持つオカルト派の方には可能なのかもしれませんが、科学派寄り一般人の自分にはかなり難しいことのように思えます

それを更に、リアルではどこの誰とも分からない保持者から引き剥がして、自分のもとへ連れ去る
もしくは、思念体から自発的に自分のもとへやってくる、なんてことあるんでしょうか?
神社でお願いごとをするのにだって、名前と住所を述べろと言われるのに?
神様にも不可能なことを、ただの人間や一般的な思念体が行えるのでしょうか?
まず無理だと思いませんか?


タルパ誘拐=タルパク ではない


ではどうしてタルパクが発生するのか?
みなさん概ね同じ考えだとは思いますが、それこそ「パクリ」でしかないのでしょう

パクる側が、パクラレた子とそっくりの思念体を無意識に創造、発生させているだけです
「あなたのことが好きだから一緒にいたい、家に帰りたくない」
「保持者に虐められているから匿って欲しい」
等とパク側から主張されることが多いようですが、それは保持者の虚言か、そのストーリーごとでっちあげられた、別の思念体が生まれているだけです
これはただのパクリで、乗っ取りや、誘拐ではありません

もしもこの時ラレ保持者が洗脳されたような状態、もしくは運悪く思念体を感じ取れない状態であれば、「思念体を盗まれた!」と本気で思うかもしれません
しかしパク側の主張に飲み込まれなければ、ラレ側の「本物の」思念体が本当に盗まれることはないでしょう

ですが事実としてそうであっても、感情の上では絶対に納得のいくことではありませんよね

そしてたとえラレ側であっても、どちらの主張が正しいのかという証拠を提出することは、まず出来ません
というか何も証拠になりません
思念体の証明は、恐らく誰にもできません
非常に悔しいことですが、本人たち以外には誰にも事実は分かりません
そこでパクとラレの間に発生するのは、水掛け論や、揚げ足の取り合いにしかならないことでしょう

「うちの子はここにいる」
「いやこっちにいる」
「そんなことうちの子は言わない」
「いや確かにそう言っている」

こういう時の為にと真名の設定や合言葉、過去の思い出のすり合わせをする約束があったとしても、まずパク側が応じないので話になりません

「真名があるから、うちの子は他人には操れないはず」
「あなたの決めた名前はもう名乗りたくないようですから、私が新しく考えてあげますね」

胸糞悪いですねぇ!!
本当は他の粘着や荒らしと同様に、どんなに頭にきても、相手をするべきでは無いのかもしれません
でもそうすると、パク側はラレ側の沈黙を以て勝利とする可能性があるので、黙ってやり過ごすのも得策とは言えないのかもしれません

出来ることがあるとするなら、被害後にラレが周囲に説明、味方をつけてパク側にいる思念体をラレ本人として容認させないことくらいでしょうか
それでもパク側を擁護する人は現れますが
ぶっちゃけ意味不明


タルパク被害に遭いたくない


誘拐はありえない、だとしても不快なことに変わりはありません
できることなら関わりたくない

しかし、SNS上で活動する以上、被害を防ぐことはまず無理だと思います
被害者を生まない防護策を練ることは、非常に難しいどころか、もはや無意味なのかもしれません
よく見る、情報にフェイクを入れる等の手は、パク側がいくらでもねじ曲げることができます
唯一可能なのは、守りたい思念体の存在を一切明かさずにおくことくらいでしょうか

あとタルパク騒動をおさえこむ為に出来ることといえば、加害者を生まないことくらいしかないのかもしれません
まずは自分がパク側に回らないことです

自分がタルパクをするなんて、絶対に有り得ない!と思いますよね
私もそう思っていました
タルパクとは上記のような、胸糞の悪い嘘つき野郎でしかないと思っていました
それなら、欲や悪意を持ちさえしなければ、自身の強い意志で防げるはずですそもそも普通は、自分の思念体を愛していれば、そんなこと考えつきませんしね

しかし無意識にタルパクを行っているとしたら

思念体保持者や、見えないものを見たり肯定する人は、誰でもタルパク加害者になり得ると、今の私は思います


無意識のタルパク


例えばの話です
よそ様の思念体が、ある日突然目の前に現れて
「助けて!」
「保持者に虐待されている」
「あなたにしか頼れない」
と涙ながらに訴えてきたとしたら、どうしますか
もしくはあなたを愛しているので、とか

どんなに正常な判断が出来る人でも、ここで
「あーあ、やっちまったな、そっくりな子を発生させちゃうほど、自分はあの子が気に入っていたんだ、こんなこと言わせて恥ずかしい、この発生型、この先どうしよう」
なんて、すぐに達観できるでしょうか
自分の非は認め難い上に、日頃からそのラレ思念体との信頼関係があれば尚更、その子の言葉を信じてしまうのではないでしょうか
むしろ頼られたことに、嬉しさをも感じるかもしれません
他者の思念体を知覚できたことに対する喜びもあるでしょう
そして匿っていることが明るみに出れば、無意識でのタルパクとなります

もしもこういうことが起きたら、保持者に連絡を取り、話し合いの場を設けてあげるのが普通なのでは?
しかしパク犯はそうはしません
科学派の考えにはなりますが、その時点で既に潜在的に「この子が欲しい、うちの子になればいいのに」という気持ちが少なからずあるはずです
でなければそもそも現れないともいえます
更に元から居た自分の思念体も、保持者の潜在意識に従って、その子を匿うことを後押ししてくれるでしょう

そしてラレ保持者に連絡はしますが、返さない宣言や、自分の正当性をアピールします
この子がそう言っているから、私が守らなくてはと
ただ匿ってあげたいだけならば、黙っていれば済む話なのに
恐らくその後、うちの子になった!と公言するためなのではないでしょうか

これらを盲信している以上、何を言っても話にはなりません
発生したラレのそっくりさんは、パク側に都合の良いことしか話さないでしょう
パク側からしてみれば、それが真実なのです
パク側の中では正義となってしまいます
こうなっては話し合いで解決できるとは思えません
ラレの立場ではパクリでしかないのに、パク側からは善意の保護にすりかわっているのです

重ねてお伝えしますが、無意識だからとか、パク本人に悪意がなかったとしても、タルパクを擁護できることではありません
しかし誰でも加害者になり得る恐ろしいことです
私たち保持者は、思念体を知覚するのは難しいことだと思う一方で、自分にはそれが出来るとも思っていますから

病的な幻覚である可能性


病気とそれ以外の違いは何でしょうか
自分のタルパが狂人の産物だなんて思われると腹が立ちますよね

それでもあまりにはっきり見えたり聞こえたりなど、五感で感じた時
憑依後の離人感に不安を覚えたことはありませんか?
もしかして、自分は病気だからこうなるのか?と
正直微妙なところではありますが

これは専門的でもなんでもない、いち個人としての意見ですが、一般的な思念体と病的な幻覚の差は「保持者や他者の、身体もしくは精神的に害を成すか」だと思っています

とすると、ラレ保持者が振り回され、自分の言い分がおかしな点に全く気づけないパク側は、果たして正常と言えるでしょうか
ラレ保持者に与える精神的な苦痛は、他害と呼べるのではないでしょうか

それなら大丈夫、自分は病気では無いから、という話ではありません
誰でもそうなる可能性はあります
これも詐欺に引っかかる人の話と同じですよね
心や頭は簡単に壊れますし、現時点でそうでないと言い切れるかどうかも分かりません
自分の思念体は自分を傷つけてこないから、病気では無い、とも結局のところは言えません
それは悪魔の証明です
しかし知っておくことで、タルパク加害を踏みとどまれる可能性はあります

私は日常的に幻覚に悩まされる人たちの、生活のお手伝いをする仕事に就いていました
彼らは本気で幻覚に怯える日々を過ごしていました
しかし、自分が幻覚を見ることを知っている方も中にはいて
「あら、また変なもの見えてたみたい」
と、笑ってやり過ごしていました

これは極端な例かもしれません
それでも知っているというだけで、少しでも対抗する力になり得るのではないでしょうか
病的にしても、そうでないにしても、何かがおかしいと一度ブレーキを踏み、冷静に考えてみることができるかもしれません


予防として


パク騒動を避けるためには、まずは自分が加害者になる可能性がある事を知り、そうならないように努めることも、ひとつの対抗策なのかもしれません
思念体を肯定する者である限り、避けて通れる道ではないと思います

もし被害に遭ってしまった場合
心配しなくとも、みんなラレ側を信じています、大丈夫です
あなたの思念体は、絶対的にあなたのものでしかありません
パク側の言い分にはなんの根拠もありません
全く受け入れる必要はありません
思念体が盗まれるなんてこと100%ありえない
タルパクはただのパクリでしかなく、タルパ誘拐という事象自体を否定することが、一番強い対抗力になるかもしれません

あとは手っ取り早く法の力もあります
オリジナルの子の外見をパク側がそのまま扱っていると、著作権の侵害となる場合があり、ラレ保持者は訴えることが出来ます
それを避けるためには、狂っちゃうほど惚れ込んだその子をついに手に入れたとして、容姿を全く別のものに変えるか、一生表へ出さないか、という選択に迫られます
それでもパクラーは人の子が欲しいのでしょうから、理解に苦しみます

他者と自分の思念体を単独で行き来させる方がいますが、タルパクに片足突っ込んでると私は思います
どんなに信頼している相手でも、被害者にも加害者にも(第二次戦争にも?)なり得る危険な行為です
もしもそういう事に誘われたら、なるべく断ることをおすすめします
大切な友人をタルパク犯にしないために、とも言えますね
そもそもその遊びは何のためにするんでしょうか?
成立すると思っている時点で、ちょっと危うさを感じます

思念体を知覚し合うことを否定ばかりしていても、夢が無いかもしれません
タルパーは少なからず、ロマンを求める厨二病の心を持っているはずです
もちろん私もそうですから
昔タルパスレのテンプレにも「メッセージが送れるようになる」とか書いてあった気がします
そこを最終目標として頑張ってる方もいるかもしれません
でも私にはDMで大丈夫です


以上です
長文にお付き合い頂き、ありがとうございました!


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