うそつきのミッションバリューカルチャー

弊社アーリーリフレクションのようなLess is more!な会社では、めずらしく春から3人も人が入りました。その中の一人と話をしていて、うちのカルチャーコードの話になった。

僕は、多数のM&Aに関わってその後の経営を何社も経験したこともあり、一人でもいいから理想的な会社をやるぞ、その際に嫌なことおかしいとおもったことはやらないような指針を作ろうと思った。その時の一番の指針がこのカルチャーコード。理想への覚悟と、結果的に誰もこなくても良いというあきらめとのもとに作った会社で、一言で会社の雰囲気や方向性がわかるようなものになっています。

その人が言うには、「ミッションやバリューやカルチャーなどは、スタートアップ業界では、どこも当たり前にある。否定しようが無いような綺麗事が書いてある。実態は乖離していたりするから、ピンとこない」のだそうだ。

なるほどたしかになあ。他社のミッションとかバリューとか読むとなんかよくわからず、さらっと流れてしまうものも多いし、僕がいた過去の会社ではブランディング会社が作ったCREDOはピンとこないものが並んでいたり、社長は真逆のことをしていたりした。だからこういう意見があるのはよくわかる。

うちのカルチャーコードの場合は、カルチャーコードの表現と実態が乖離しているかどうかは他社の評価にあわせるとして(とはいっても前述のように自分は人が入らなかったとしてもこういうやり方にこだわろうと思っていたのだけれど、)当たり障りのないきれいごと並んでいるというのとは、少し違うかなとおもっている。

というのは、むしろ何をしないということわかるような文章が並んでいるからで、さらに十分嫌われそうな内容だから。一時は「魔除け」といわれていたくらいで、好きか嫌いかがはっきりする、つきつけてくるような内容だから。

「競争はやだからやらない」「全部をやることはできないから一部しかやらない」「睡眠と健康は大事」などなど。

というわけで、このカルチャーコード読んで共感もってうちに来てくれた人は、そのあともだいたいうまく行っている。少ないけれど実績も出つつある。このあと組織が大きくなって、いつの間にか嘘つきになってしまわないようにがんばらなければ。

ひさしぶりに読んだけど共感できるなあ!

OUR CULTURE CODE
アーリーリフレクションの行動指針
現在と未来の仲間に向けて
Code 1
欲しい未来に自らが向かう
・少し先の未来を大切にして物事に取り組む
・重要なことの「いくつかだけ」をやる。全てをやろうとしない
・星を見上げ大義と野心を忘れない。瑣末なことにはこだわらない

Code 2
競争しない
・それ自体に価値があり、ユニークなことに取り組む
・競争は不毛。他人のゲームなので参加しない
・楽しいこと、得意わざを伸ばそう

Code 3
役割を果たす、過ごしやすい関係を作る
・立場は役割。それ以上それ以下でも無い
・相手のポテンシャルを最大化する関係を作る。感じを良くするのは、最低限の礼儀の一つ

Code 4
事象の本質を捉え、双方の努力と善意でコミュニケーションを成立させる
・「形式」や「部分」ではなく、事柄の本質や全体を捉えて語ること
・コミュニケーションは双方の努力と善意で成り立つ。発信者が「相手が理解できるように発信」し、受け手が「発信者を理解しようとする」ことが必要。相手のせいにしない。

Code 5
正しさに従い、知識を信じる。
・正しい考えは、理解すれば自分のもの。「誰の」はどうでも良い。
・学習、知識を得ることは強力な力。未来へ行ける!

Code 6
時間大切。精神/身体は大切なインフラ
・自由時間を多くする。自己研鑽によって効率を上げる
・無駄はできるだけ減らす。ただし必要な労は厭わないこと
・よく眠る。体力の維持と健康管理はすべての前提

Code 7
一つでも多く「世界を変える」試みをする
・アイデアは無限、意思こそ推進力。野心的なプロジェクトを量産して、社会を変えていく。EARLY REFLECTIONSが関わった世界を一緒に作りましょう!



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