あきらめてちゃんと考える

「あきらめてちゃんと考える」というのが、最近の自分の中で流行っています。考えない方向でジタバタするな、このまま行ってもだめだ、「あきらめてきちんと考えよう」と自分にいいきかせてます。

なにか忙しくばたばたしていると、きちんと考えるのが大変で、なんとなく作業をしたり、それでもうまくいくのではないかと思いがちなのですが、だいたいあとになってきちんと考えないといけないところが出てきてます。まあいいかと流したところが不適であったり、よくよくちゃんと考えてみると整合性がとれずに問題が生じることに気づいたり。その結果、関係者含めて再度つめる作業になってやりなおしになってしまったりとか。

契約書だったり、知財だったり、資料だったり、社内制度だったりすべてにおいてそうなんですが、そこそこでOKというものの数が、昔に比べて減っているように思います。昔がいつなのか正確にはわからないのですが、ビジネス環境がITによって大きく変わっていくなかで、処理したり考えなければいけないことの種類も増えている結果そうなってきたのかなと思っています。

フォーマットやテンプレもすごく増えていく。その膨大な情報や選択肢の中で、積極的に「選ぶ」必要があり、情報を取捨選択しなければいけない。AIやITがそれを解消してくれるーにしても、その手法やどこまでAIやITに委ねられるのかは、見極めなきゃいけないしちゃんと考える必要がある。有名だから、大手だから、アクセス数が多いからというだけでは、情報は信用できなくなったと思います。ノイズも、フェイクも、質の低い情報も溢れている。

この情報の洪水の中では、本当に面倒くさいし、時間もかかるし、調べることも増えるし、大変なんですが、「あきらめてちゃんと考える」ことをしたほうが結果早くて、ヘルシーだと思います。

それで今日も「あきらめてちゃんと考える」ことを少しでもやろうと思うのでした。



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