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生まれ変わったら裁判官になりたいです

最近、別に現世で今から目指したいほどの情熱はないけどなってみたいな、「生まれ変わったらなりたい」くらいがちょうどいいなっていう職業を見つけました。裁判官です。
就職試験の関係で法律を5種類ほど勉強してるんですけど、特に民法と憲法を勉強していると、判例が時代を負って変遷していることが良くわかります。その時の法律と法学の発達具合によって司法としてどんな判断を出すのか(どのような人を法によって救済するのか)というのは、その時代の割と大きめの一部分を形成しているんじゃないかと思うのです。

時代が変化するとともに社会も法も変遷します。これまでの法律では守ることができなかった人達を守れるようになったり、今までの私法の考え方だと判決で使われなかった学説が使われるようになったりするのが、判例を勉強していると分かるのですが、大体が「法によって救済できる人が増える」方向に変化しています。司法にも限界はあって、日米安保条約の違憲判断とかはできないですし、不利益を被った人をみな救済することもできません。

法治国家であるからこそ、法をもってどのように国家を統制するのか、その判断をするのが裁判官なのではないかと思います。法律の規定やこれまでの判例の見解を踏まえながらその時点での司法としての判断を下すという裁判官は時代をある意味時代を創ってきたのかなぁと思います。

憧れるなあと思いつつも、法学の勉強の大変さを知ると「生まれ変わって法律に興味があったら」くらいがちょうどいい気がします。
生まれ変わるか~~



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