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《フューチャー・ハンド》を大脳学的見地から理解する為の量子力学入門シリーズ Level 33

その1

とうとう妹も知ってしまった。


俺がこよなく愛するこの「チャーハン」。


焦がしハンドのフューチャーに焦がしフューチャー・ハンド。


このハンド。


フューチャーの成せるハンド加減。


デーモン・ハンドでは決して出せないこのハンドのこのフューチャー。


「こりゃデモハンじゃあ無理だわ」


当たりメェだ。


ああ。



これが家で撃てたなら。


撃てます。
炙りフューチャー増量、ザ・「チャーハン」。


ここで2人してサムズアップ。

フレッシュ カードゲーム!

タカラトミー。





その2

(ミノ◯)「マル!やるマル!」

     「マルマル〜!」

(ナレーション)ミノ◯は仲間の力を引き出す戦略で、果敢に立ち向かう。


(中略)


ゼーロ「来い!!」

???「ウギャウギャラガルルウ!!」

ゼーロ「デ・ルパンサー」


(中略)

ゼーロ「黒い月は、出ているか。」

(中略)

???「ウギャウギャラガルルウウギャウギャラガルルウウギャウギャラガルルウウギャウギャラガルルウ!!!!」

(中略)

ミノ◯「これくらいで、へこたれな」

(中略)


ミノ◯「マルと友達になってほし」

(中略)

ゼーロ「壊す、壊す、壊すッ!!」

ガリュ「ウギャウギャラガルルウ!!」


ヒュインヒュインヒュインヒュイン


ミノ◯「マル!?」

ゼーロ「壊せ、ガリュザーク!!」

ガリュ「ウギャウギャラガルルウウギャウギャラガルルウ!!」

ミノ◯「!? 熱いま」

(後略)




その3

昔々、ある田舎のある家に、フューチャー・ハンド太郎という、それはそれは優しい男の娘がいました。



あっ、娘ですよ。子じゃないんです。


ハンド太郎は、お父さんの方のおばあさんと、お母さんの方のお爺さんと一緒に、静かに暮らしていましたが、実はハンド太郎にはすごい秘密があったのです。


なんと、手がメカっぽかったんです。


ハンド太郎は何故こんな手で産まれてしまったんだろうと、自問自答する日々が続きました。


見かねたおばあさんが、ハンド太郎に言いました。


「あんた呪文だろ。わしゃ歴戦のデュエリストなんじゃよ。だいたいのクリーチャーや呪文のことはわかるんじゃ。しかし、こんな手は見たことがないわい。ああ汚らわしい手だこと。こんな手ならザオヴァナイン・カイザーのほうがまだましじゃわい。ああ口が腐る。いやだいやだ」


次の瞬間、ハンド太郎の右手はおばあさんの首を、これでもかと締め付けました。



ハンド太郎には感情というものはない筈でした。


しかし、どうしたことでしょう。


湧き上がる感情を抑えられません。


なんだろう、このドキドキ。

この気持ち。


「ギギ、ギギギギギ……」


しばらくして、お爺さんが、何処に行ったという描写もなく帰ってきました。

「ハンド太郎や、これはお前がやったのかい?」

「ジジジジ、ジジジ、ジジジ」

「そうかそうか、お腹が空いたか。待ってなさい、いいデドダムがなってたからね。とってくるさ」

「ジジ!ジジジ!!ジジジジ!!!」

ハンド太郎は手にしたナイフでお爺さんをメッタ刺しにしました。

「ギギ、ギギ。」

ハンド太郎は笑いはじめました。

「ギギ、ギギギギ、ジジジジジジジジジ、ギ」

ハンド太郎は笑い続けました。その身が滅ぶまで、笑い、笑い、そして笑いました。


めでたし、めでたし。





これが、フューチャー・ハンドのテキストに「デュエリスト」という言葉が出てくる由来だと、北陸富山では言われているとかいないとか。




その4


???「ボクと契約してフューチャー・ハンドになってよ」






その5

質問来てた。

「フューチャー・ハンドで人を殺したら犯罪ですか?」


結論。




犯罪になる可能性がある。



だってちょっと考えてみて。


先2メンデルが犯罪なら「デュエリストを一つ破壊」が犯罪じゃない訳ないねん。


他にも質問あったら、

コメント欄で教えて。


ハンド法律事務所





その6

「警部!」

「おお、君か」

「ご無沙汰ですね」

「まあお互い忙しかったからな」

「で、今回はどんな事件なので?」

「うん、実は密室らしくてな」

「ほーっ、そりゃまた凝った手を使いますねマッタク」

「手掛かりが殆どないんだ」

「凶器もアガってきてないんで?」

「まあな」

「それは厳しいですね……」

「ああ、現場にカードが落ちていた。これが唯一の手掛かりかもしれんな」

「どんなカードなんです?」



「フューチャー・ハンドっていう」
「警部それです」






その7

フューチャー!(フューチャー!)
フューチャー!(フューチャー!)

ハンドハンドハンド!
ハンドハンドハンド!

うおーーーーー

わーーーーーー


ハーーーーーー!

ンーーーーーー!

ドーーーーーー!









原作 フューチャー・ハンド太郎

翻訳 つまさき


編集 月刊フューチャー編集部



フューチャー・ハンド出版 


20XX年2月2日 初版発行

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