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全てのおっさんは心の中に5人女子高生を飼っている

僕の座右の銘である。
気が触れたのかと思われるかも知れない。まぁだいたい合ってる。

僕のオリジナルの言葉ではない。
西原理恵子氏がエッセイマンガのどこかでおっしゃっていた言葉だ。
あの作風なので、意味がある言葉として発言してはいないかもしれないが、僕の中で妙に座りが良く留まり続けている。

この女子高生がフとした瞬間に心の外に顔を出すのだ。全てのおっさんの中から。

女子高生が表に出てくるとどうなるのか。
おっさんたちが様々な表情を見せてくるのだ。

ちょっとおしゃれなレストランにわざわざランチに行き、写真を撮ってFacebookにせっせと上げる。
最近やっとインスタも使えるようになってきたようだ。

iPhoneを毎年最新機種に変えるのも、間違いなく女子高生の仕業だ。
女子高生だから、何故かファンシーなグッズを一つ持っていたりする。

「映えーーーー」
とかいきなり言い出した上司はいないだろうか?
これももちろん女子高生の成せる業である。

おっさんたちの心の中の女子高生はなかなかアップデートされない上にデフラグもされない。
ルーズソックスにミニスカ、背中に学校指定のスポーツバッグを背負ってタピオカを飲んでいるようなものだ。仕様なので大目に見てほしい。

いきなりキレ散らかし、今日と明日では意見が分かれるおっさん。
自分の求める言葉が出ないと納得しないおっさん。
責任が降りかかると「知らない。わかんない」で逃げ続けるおっさん。
全て女子高生の成せる業なのである。

そう思うと、ほんの少しだけ、ほんのちょっとだけ身近でうざいおっさんへの気持ちを和らげることができる気がしないでもない。

そう言い聞かせ、おっさんの僕は、日々イヤなおっさんとのお付き合いをこなしていくのである。
宇垣氏のマイメロ論に少しだけ似ているかもしれない。

まぁ、実際の女子高生は清楚で可憐で聡明で胸襟秀麗なのであろうが、接点がないので残念ながら実態はわからぬ。

もし、おっさんたちの奇行に巻き込まれたら、
「心の中の女子高生が出てきちゃったんだな」
と、許容できる範囲であれば、生暖かく見守っていただけるとありがたい。

文章にまとまりがないのも、「聞いて欲しがりの女子高生が出てきたんだな」と、寛大な心で「スキ」を押してスルーして頂きたいものである。

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