「形容詞の型」: 不定詞との共起を中心に

所謂「学校文法」「受験英語」では、「文型」とは言いつつも、実のところ「動詞型」を類型化し、典型例を配し、似た例との識別を強化する、というような指導手順や学習の順序になっているように思います。

その一方で、「名詞の型」や「形容詞の型」は、一般的な中学高校用の教材で示されることは少なく、塾/予備校や、学習参考書で学ぶ事項とされているかのようです。

私自身が高校生の時には小学館から『プログレッシブ英和』の姉妹編のような性格の英和辞典で『新選英和辞典』というものがでたばかりでしたが、この辞書が簡便な「形容詞型」と「名詞型」を扱っていたのを覚えています。その『新選英和』の執筆者に、月刊誌『翻訳の世界』でよくお名前を目にした飛田茂男氏が名を連ねていたこともあり、購入し活用しました。既に、高2の段階でLDOCEの初版を買って使っていたので、動詞型には馴染みがありましたが、形容詞の類型は新鮮な印象で学べました。英作文などの運用では、個々の形容詞のエントリーでの注記を見る必要がありましたが基本的なことをこの時期に押さえられたのは、自分の学主歴を振り返っても良かったと思います。

ということで、学習者の頃の新鮮な気持ちを忘れずに、特に、不定詞との共起、形式主語などの観点で類型化してみました。

大きく7類型の分類と、やや特殊でその型に属する形容詞が限られているものを2類型の合わせて9類型。A4で7ページ。約40の精選用例に開明な解説をつけました。ご活用ください。

では、以下PDFを。

ここから先は

0字 / 1ファイル
この記事のみ ¥ 500

こちらは所謂「投げ銭」でのサポートができるエリアです。 個々の記事やマガジンがお気に召しましたら、任意の金額でのサポートをよろしくお願いします。 今後とも有料・無料に関わらず優良な記事の発信が続けられるよう支援していただけると幸せます!