2022年最新版「助動詞の番付表」番外編:大関による時の遡上
これまでの記事を「統一した主題でまとめ」横断的に整理してみました。
中学校段階ではほとんど出会わないけれども、高校以上の「レベル」になると、次のような英文を見聞きすることが増えると思います。
a. That accident could have been worse.
あの事故は、もっと酷いものになっていたかもしれない。
b. I’m really sorry to have kept you so long.
大変お待たせしてどうも済みません。
c. He’s proud of having been a successful athlete when young.
彼は若い頃卓越した運動選手だったことを誇りにしている。
d. Having known her personally, I was very saddened to know she killed herself.
彼女とは個人的に知り合いだったので、自死したと知ってとても辛かった。
このような表現で、とても重要な働きをしているのが「大関の助動詞 have 」です。
a. では「横綱の助動詞」canの過去形、could の付き人として
b. では、不定詞の単純形のto原形ではなく、完了不定詞として
c. では、動名詞の単純形の -ingではなく、動名詞の完了形として
d. では、分詞構文の単純形ではなく、完了形の分詞構文として
使われています。
この記事では、まず「英語の過去形」というものをしっかりとつかまえ、それを踏まえた上で、英語ということばが時系列を表すために、どのように「大関の have」を使いこなしているかを実例を通して感じてもらいます。
A4版にして13ページ。例文は50を超えています。若干、これまでの記事と重複している用例もありますが、この記事で統一的に「大関のhave」が時を遡る手助けをする、その生息域を俯瞰し、その運動性能を実感してみて下さい。
では以下、pdfを。
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