「倒置」或いは「文頭と文末」の意味(2023年3月改訂版)

改訂版のお知らせ:旧版でも十分に吟味精選した用例を配置していましたが、今回大幅な用例の追加と記述の見直しをした改訂版を公開します。既にお買い求めいただいていた方は、再ダウンロードをお願いします。

「進学校」と呼ばれるような中学校・高等学校出身の人は、中高時代の英語の授業や教材で「倒置」という表現形式を学んだことがあるのではないでしょうか?

幅広い世代で、日本の中での地域差もそれほどなく、同じような経験を共有できているのではないかと思います。

英文法の参考書や入試対策の教材などでは、全体構成ではかなり後ろの方の章立て、項目立てで「倒置・省略・強調」などという十把一絡げが多いでしょうが、それでも「高校を卒業して上級学校に進むならここまではやっておいてくれ!」というような位置づけをされていることが多いように感じます。

私自身、高校生の頃の教材に不満を持ち、英字新聞などで実際に使われている「英文」をあれこれ読み比べて、上級学校への進学に際しては事無きを得ましたが、自分が教壇に立つようになって、「教科書」「教材」を精査する中で、未だに隔靴掻痒感は否めません。

今回は、「倒置」って簡単に言うけれど…、という私の備忘録に実際の入試問題や、ニュース英語、WEBの記事も含めた用例を配置したものです。巷の学参よりは英語ということばの実態が透けて見えるのではないかと思います。

精選された約60を超える用例に和訳と解説をつけています。オンラインコーパスの知見から「生息域」にも光を当てています。記述量としてはA4で18ページとほぼ倍増。
学習に、指導に是非ともご活用下さい。


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