主題文を的確に書くために

大学入試での所謂「自由英作文」のお題は、かなり「意見文」「論証文」に偏ったテクストタイプになっているのが現状。

本来、ナラティブや説明文が的確に書けることが、主張とその論証・例証には必要不可欠なスキルのはずなのですが、そこはすっ飛ばして、過去問演習で「意見を明確に」「具体例での理由付けを」などという作業があたかも「ロジカル」な物書きであるかのように蔓延している印象を持っています。

どのようなテクストタイプで書くにせよ、英文ライティングにおいては

・よりgeneral な情報・内容から、よりspecificな内容・情報へ

と進むのが定石。書き手と読み手の間にある了解事項、前提となる知識を確認しながら、主題に沿って、つながりとまとまりを書くための重要なデバイスが 一連の「主題化」、そしてそれと表裏一体の「焦点化」の表現形式です。

「情報構造」を衒学的に説くのではなく、英文の実例に語ってもらうことを目論んだA4で8ページ、短〜長47例文のハンドアウトです。私のnoteですから、用例の精選度合いには納得いただけるものと確信しています。

I. 「ことがら」 be 動詞 「ことがら」

II. 「ことがら」 means 「ことがら」

III. 「ことがら」 involve 「ことがら」

IV. 「ことがら」 depend on 「ことがら/人・もの」

V.名詞句による主題化と焦点化の名詞/名詞句/名詞節

VI. 所謂「疑似分裂文」とその類例

VII. その他、注意が必要な主題化表現

では、以下pdfを

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