センター試験 第6問「長文読解」素材文を読む#1

ブログ「英語教育の明日はどっちだ!」でも、過去10年以上「センター試験」の批評を書いてきました。「解法指南」ではなく、「英語の力を育てる」ためには、どのような「眼」を持って英文を読めばいいのか、「目」をつけるべき語句・表現、論理展開、構成はどこか、などが私の主たる関心事です。

高校で30年以上教えてきて、大学受験生となる高3生を担当するときでも、基本は同じです。「『英語』の授業」なのですから。

ただ、2012年くらいから、センター試験の英文そのものに「?」が浮かぶことが増えてきました。あくまでも私の印象ですが、「ここにこの英語って、どうなの?」と思うようなところは、やはり、より「つながり」「まとまり」が整備されるように、授業でも解説してきました。

ということで、多少の「?」はありますが、まだ比較的よく書かれている英文を読んで(その後で問題を解いて)、私の解説と手書きノートの写しを読んで、再度また英文を読んでいただく、という「これをやっていて何の力が付いているのかがよく分からない」と評判の、地味で退屈で、往々にして苦痛な読みの活動のための「素材」です。

問題は単一年度の一回分のみ収録。解答も全訳もありませんが、その分解説を詳しく書き、手書きノートの写しをつけています。問題文でA4で3ページ相当。解説に7ページ相当を当てています。

手書きノートの写しは、1段落に1ページを当てて手書きしているので、合計6ページ分あります。

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